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こんにちは!
いくまが編集部の桐崎セラです!

突然ですが、あなたは今後の育児方針について頭を悩ませていませんか?
子供が成長するにつれて、「どういう育て方をすれば自立した大人になるんだろう・・・?」と感じていると思います。

「子どもの生活と学びに関する親子調査」では、約5割の保護者が「子どもが大人になったとき自立できるか不安である」と回答しています。

参考:「子どもの生活と学びに関する親子調査2015」

情報が多すぎる現代では、様々な育児方針があり、何を参考にすればいいのか混乱しちゃいますよね・・・。

そんな中、最近では子どもの自由を尊重するために「放任主義」に目を向けている親が多くなってきています。

放任主義とは、「子供の意見を尊重し、決断を任せて見守る」という育児方針のこと。
子どもに自由を与えることによって、自分で考え決断する力がつくため、自立した大人に成長させることができるのです。

ただし、放任主義は間違った知識をもっていると、子どもの将来をダメにしてしまう恐れもあります。
子どもを自立させるためには、放任の正しい知識と、気を付けるべき育て方の知識が必要になってきます。

そこで、今回は放任主義で育てるための正しい知識と、気を付けてほしい子どもへのかかわり方をお伝えしていきます。
正しい知識を身につけて、今後の育児に自信をつけましょう・・・!

それではまいります!

放任主義は「放置すること」ではない

ところで、あなたは「放任」「放置」の違いを説明できますか?

放任とは、子どものすることに対して口出しをしないこと。
放置とは、子どもに関心を持たず放ったらかしにすることです。

例えば、放任と放置は、それぞれ次のような状態です。

 


●放任

宿題がすすまない子どもに対し、自分から聞いてくるまで見守る
朝の準備が遅く、このままでは遅刻しそうだなと思っても口を出さない

●放置

門限がなく何時に帰ってきても無関心
お菓子ばかり食べて、ごはんを食べなくても無関心


このように、放置は子どもの生活に無関心なため、些細な子どもの変化に気づくことができません。
それに対し、放任は、いつでも子どものことを見守っている状態なので、子どもがピンチのときはすぐに手を貸してあげることができます。

また、放置されて育った子どもは「自分は愛されていなんだ・・・。」と感じるようになります。
その結果、自己肯定感が低くなってしまい、人間関係をうまく築くことができなくなってしまうのです・・・。

実は、子育て中の方のなかには、放任しているつもりでも、気づけば放置になってしまっている場合があるので注意が必要です。

放任主義を成功させるための親の役割2つ

いざ、放任主義で子育てしようと思うと、どこまでの判断を子どもに任せ、親はどこまで口を出したらいいのか、迷ってしまうでしょう。
そこで、放任主義で育てるうえでの、保護者の役割をつぎの2つに分けてお伝えしていきます。

 


1.社会のマナーを守れるように躾(しつけ)をする
2.家庭内でのルールをつくる


それでは、順番に説明していきます。

1.社会のマナーを守れるように躾(しつけ)をする

「放任主義は躾をしない育て方」と勘違いしやすいですが、放任主義で育てていくうえでも、社会のルールを教えることは必要です。
例えば、「電車の中で騒がない」「挨拶やお礼を言う」などの社会のマナーを教えることは、保護者が最低限するべき躾ですよね。

もちろん、躾をするときは、頭ごなしに叱るのではなく、どんな時でも子どもの意見を尊重する姿勢が大切です。
子どもが悪いことをしたときも、感情的に叱るのではなく、起こした問題の理由を聞いてあげるように心がけましょう!

2.家庭内でのルールをつくる

放任で育てていくうえでも、家庭内である程度のルールを決めることも必要です。
ベネッセ教育情報サイトに寄せられた、「子どもの要求にどこまで対応するか」という悩みに対し、専門家は以下のように答えています。

 

・ルールや約束など基準になるものを何一つきめていない
・すべて行き当たりばったり。子どもは何でもやりたい放題
・子どもの言うことはすべて丸呑みで、なんでも聞いてやる
・欲しがる物は何でも買ってやる

これだと、子どもは自分の気持ちや欲望をコントロールする経験ができません。
当然、生活習慣、お金、持ち物の管理など、何ごとにおいてもいい加減になってしまいます。

参考:ベネッセ教育情報サイト

つまり、いくら放任主義で子育てをするとは言え、必ずルールは必要だということです。
ちなみに、ルールを決めるときのポイントは、ガチガチに固めたルールよりも、交渉の余地があるルールにすることです。
子どもにとって、交渉するという経験の大切さを、専門家は以下のように話しています。

子どもは、一生懸命交渉すれば望みが叶うこともあるということを学びます。
説得するためには熱意が必要であり、同時に理由や根拠を挙げて理論的に話すのも必要だということも学びます。

参考:ベネッセ教育情報サイト

このように、放任の正しい知識をもって育てられた子どもは、自主性があり自立した大人に成長する傾向にあるのです。

放任主義で育った子どもは自主性が育つ

先ほどお話ししたように、放任で育てられると、自主性があり自立している大人に成長する可能性が高いです。
実際に、東大・京大生保護者100名に子育て調査をおこなったところ、全体の70%以上の保護者が、子どもの気持ちを尊重しながら子育てしていたことがわかりました。

また、子どもの勉強への関わりかたについては、以下の回答が上位を占めています。

 


・ゲームや遊びを取り上げて勉強させるなどの無理強いはしなかった
・勉強について口うるさく言わないようにしていた
・テストの点数にはこだわりすぎないようにしていた


 

このように、子どもは、「自分の気持ちを尊重し、任せてくれているんだ・・・!」と感じることで、自主的にモノゴトをすすめる意欲が湧いてきます。
その力が自主性を育て、自立した大人へと成長することができるんでしょうね。

 


 

ここまでのお話で、放任主義で子どもを育てていくための重要なポイントがお分かりいただけたと思います。
しかし、放任主義で育てるためには「信じて待つ」という忍耐力が必要なため挫折してしまう保護者も多いです。
また、本当は放任主義でいたいのに、子どもの将来を思うあまり、つい「過干渉」になってしまうケースもあります。

そこで次からは、子どものかかわり方で注意が必要な過干渉についてお伝えしていきます。

気をつけたい子どもへのかかわり方「過干渉」

「過干渉」とは、子どもが望んでいないことを親がやってしまう行為のことです。
例えば、つぎのような行為が過干渉にあたります。

 


・遅刻しそうだからと、身支度に手を出す
・子どもが望んでいないのに宿題を手伝う
・遊ぶ友達を親が決める


 

子どもの気持ちよりも、親の気持ちが優先してしまっていることが過干渉の特徴です。

過干渉は、子どもの将来を思う親であれば、だれでもやってしまう可能性のある行為です。
しかし、自分の気持ちを尊重されずに育った子どもは、自主性がないまま大人になるためいつまでたっても自立することができません。
もし、「過干渉になっているかも・・・?」と感じたら、子どものことを親が決定してしまっていないか、行為を見なおしてみましょう!

 


 

いかがでしたか?

子どもを自立させるためには、「子どもの気持ちを尊重し、信じて待つ」というかかわり方が、いかに重要かお分かりいただけたかと思います。
口や手をだしたくなるのをグッとこらえて、子どもの成長する力を信じてあげてみてくださいね!

セラセラ

放任主義を成功させるためには、子どもの気持ちを尊重し「待つ」ことが大切なんですね・・・!

トモ子トモ子

そうよ!  「女はだまって・・・待つの。」

セラセラ

ブルゾントモ子・・・!

テル先生テル先生

with B!

セラセラ

先生まで・・・。

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