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こんにちは!
いくまが編集部の桐崎セラです!
突然ですが、「吃音(きつおん)」という言葉を聞いたことがありますか?
吃音は、どもりとも言われていて、言葉の流暢さに困難がある・特定の言葉に詰まってしまうなど様々な症状がある言語障害のひとつです。
2~7歳くらいの幼児期や年少期に発症することが多く、ある日とつぜん始まるのが特徴なんです!
「聞いたことはあるけど、どんな症状が吃音なの・・・?」
「もし子どもに吃音の症状が出てきたら、どうすればいいの・・・?」
このように感じるお母さんも多いと思います。
吃音のお子さんに対して、適切な対処をすることができれば、成長とともに症状が和らぎ、通常通りに喋れるようになります。
ですが、もしあなたが“間違った対処”をしてしまえば、お子さんは自分に対する自信をなくし、吃音の症状はどんどん深刻になってしまいます・・・。
そこで、今回の記事では吃音とはそもそもどんなものか、その症状や原因、接するときに心がけることなどを紹介していきます。
それではまいります!
吃音症とはスムーズに発音ができないこと
言葉を発するときに、滑らかさ・リズミカルな流れに困難がある話し方を“吃音症”といいます。
発症率(吃音になる確率)は全人口の5%ていどと言われていて、幼児期(2~5歳)に発症する場合がほとんどです。
とくに、言葉の構成要素がふたつの単語以上になる発話 (「お茶 とって」というような文) を開始する時期に起きやすいといわれています。
また、男女比は4:1と言われていますが、幼少期はほとんど男女差がありません。
吃音症は体質や環境などが、影響しあって発症する!
吃音になる詳しい原因はまだ分かっていませんが、以下のような要因がお互いに影響し合って発症すると言われています。
・体質的要因
子ども自身が持つ吃音になりやすい何らかの特徴
・発達的要因
身体・認知・言語・情緒が爆発的に発達する時期の影響
・環境要因
周囲の人との関係や生活上の出来事
吃音になる原因は、保護者の接し方だと思われがちですが、 決して、保護者の方の接し方だけが吃音になる原因ではないんです!
吃音症の代表的な症状
吃音の症状がある人の話し方には、おもに次の3つの種類があります。
・音の繰り返し(連発)
「こ、こ、こ、こん、こんにちは」
・音の引き延ばし(伸発)
「こーーーーーんにちは」
・音が出ない(難発、ブロック)
「こ・・・(無音)」
吃音の多くは、軽い言葉の繰り返しから始まり、症状が出てくるのに、波があるのが特徴です。
4歳頃までは、吃音の子どもは自身の吃音に気づいていないことが多く、心理的な問題はあまりみられません。
しかしそれが成長とともに、うまく話せないことが多くなってきたり、周囲の人から指摘される場面も多くなったりすることで、子どもは自分のことばの出づらさをはっきりと意識するようになります。
その結果、以下のような心理的な問題が出てくることもあります。
・思い通りに話せないことに、焦ったり、イライラしたりする
・吃音の話し方を「おかしい」「いけない」「恥ずかしい」などと思う
・「うまくしゃべられない」「どもってしまう」と心配する
・言いにくい言葉を言いやすい別の言葉に言い替える
・発話する場面を避ける
・うまく話すことの出来ない自分を否定的に捉える
参考元:吃音とは│吃音ポータルサイト
“話す”という行為と“嫌悪”や“恐怖”という感情が結びついて、よりことばが出にくくなってしまうこともあります。
吃音症の治療には安心できる環境がいちばん!
「吃音の症状や進展はわかったけど、どのように接したらいいんだろう?何か気を付けることはあるの?」このように思うかもしれません。
そこでこの章では吃音への治療方法や対応で心がけたいことを、次のふたつに分けて説明します。
1.環境療法(安心できる環境を作る)
2.言語療法(専門家の力を借りる)
環境療法(安心できる環境を作る)
吃音症の子どもでも、安心できるような相手と話すときは、普通に喋れることが多いです。
そのため、吃音の子どもと接するときは、なるべく相手に緊張やストレスを与えないことが重要になります。
接するときに心がけておきたいことをいくつか挙げておきます!
・子どもと話をする時に、大人の側がゆっくり、ゆったりとした話し方で話す
・子どもが話し終わってから、一呼吸置いてから話しかけるようにする
・子どもが話をしている時は、うなづきなどをしながら最後まで話を聞く
・子どもが話をし終えるまで、大人の側から、別の話題などを話さないようにする
・子どもに対して「ゆっくり」、「落ち着いて」などの声かけは極力控える
・生活全般をゆったりと落ち着いたものにする
・毎日の生活にゆとりをもたせるために、規則正しい生活習慣の確立、朝や夕方などの忙しくなりがちな時間帯の過ごし方に気をつける
・休日や放課後などに、予定を入れすぎないようにする
・短い時間で良いので、毎日の生活の中に子どもと一対一でじっくりとかかわる時間を設ける
ひとつ注意しておきたいのは、吃音を咎(とが)めることには効果はなく、精神的な負担が大きくなるだけで治らないということです。
吃音であっても、「何かを伝えたい」から、話そうとしています。
一生懸命話そうとしている努力を褒め、話の内容に共感し、会話することに自信を持たせることが最も必要なんです!
また、吃音のことをタブーにしないことも大切です。
「吃音の話し方」は「クセ」のようなものであり、悪いことやいけないことではないことを伝えましょう。
また、普段からちょっとした悩みの相談などにもよく応じるようにし、子どもが吃音のことで悩んだときに、相談することを躊躇(ちゅうちょ)しないような関係を作っておくことも大切です!
言語療法(専門家の力を借りる)
言葉の発達が気になる場合は言語療法を受けるのがよいといわれています。
言語療法とは、話す・聞くなどの機能に障害がある子どもや成人に対して行なわれる、治療やリハビリテーションのことです。
言語療法を受けるには、近くの病院などに勤務している言語聴覚士に相談する必要があります。
発声や発音の問題、子どもの言葉の遅れには、つぎのふたつのパターンがあります。
・年月を経るごとに自然と言葉が追いついてくる
・発達障害や聴覚障害の兆しとして言葉が遅れている
幼い段階ではその違いに判別がつきにくいことが多いです。
しかし、言語療法のトレーニングを受けていると、あとから何らかの障害があるとわかった場合、専門家を通して適切なサポートを受けることができるんです。
また、子どもの言語療法では、言葉に対してだけではなく、運動やコミュニケーションなど、その子どもの発達全体に働きかけるようなトレーニングが行われます。
全国の言語聴覚士がいる施設を検索するには、下記サイトを参考にしてください。
いかがでしたか?
吃音は幼児期や年少期に発症することが多い言語障害ではありますが、正しい知識を持って子どもと接することができれば、成長とともに治ったり、症状をやわらげたりすることができます。
もっとも大切なことは、吃音もひとつの個性であるということです。
「吃音は悪いものだ、治さなきゃダメだ・・・!」このような価値観を押し付け、吃音をタブーのように扱ってはいけません!
丁寧に言葉ひとつひとつを聞いてあげることで、安心できる環境をつくってあげてくださいね。
お母さんたちが“吃音”と聞いたときに、「なんだか不安・・・」と思うことが、少しでも軽減していることを願います・・・!
そういえば、吃音を克服した有名人の話も聞いたことがあるわ。
アナウンサーの小倉智昭さんは、吃音を克服するためにあえて喋ることを仕事にしたそうよ。
すごい精神力よね・・・! 見習いたいわ。
ぼくも、精神力を鍛えるために、わざと面白くないギャグをつかうことがありますね。
つまり、面白いギャグも言おうと思えば言えるということですよね?
聞いてみたいです!! 言ってみてくださいよー!
断る!!!
・・・。
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