追い出す対策は逆効果になります

引きこもりが続いている子供のを追い出すのは得策ではありません。
子供のメンタルは大人が想像している以上にデリケートで、些細な大人の言葉によって傷つくことは多いのです。
引きこもってしまう原因は必ずありますので、原因を見つけつつ気長にケアしてあげることが大切です。
社会復帰するために親がしたいことは、子供を否定しないことにあります。
否定するほど子供は反抗したくなる性質がありますので、話はしっかりと聞いてあげることが大事です。
なんでも否定するのではなく、よいと思ったことは素直に褒めてあげることが大切になります。
引きこもりの状態にある子供は、自己肯定感が低くなっていることが多いです。
自分に自信がない状態にありますから、親から肯定していくことが大切になります。

常に否定されて育った子供は、将来的に性格が歪んでしまうことが多いです。
性格は家庭環境によって左右されますから、子供の性格形成には大人の影響力が非常に大きいです。
子供の引きこもりが長期的に続いていると追い出すしかないと考えるケースもあるでしょうが、ここはぐっと我慢してください。
一時の感情に任せて行動してしまうと、思わぬ失敗を招くことになります。
なぜ引きこもりになってしまったのか、親が冷静に考えてみることもひとつの方法です。
もちろん学校に原因があるケースもありますが、それ以上に親に原因があることも少なくありません。
引きこもってしまう子供の特徴として、性格が消極的なことがあります。
周囲との円滑なコミュニケーションを図れないと、次第に自信を失ってしまうのです。
自己肯定感を向上させるためには、親が子供を肯定してあげることが何より重要となります。

引きこもりになる原因は必ずある

引きこもりの子供を追い出してしまうと、不良の道に進んでしまうケースは少なくありません。
そうなれば親として自責の念に駆られるでしょうから、追い出すという選択肢は選ばないようにしてください。
子供の社会復帰には時間がかかるかもしれませんが、決して急かせたり焦らせたりしないようにしましょう。
子供が引きこもりになる場合、必ず何らかの原因があります。
不登校になる場合は友達とうまくやっていけない、勉強に価値観を見いだせない、周りと比べて劣等感を抱いている、などがあります。
ほとんどは心の問題ですから、解消するためには時間がかかるわけです。
心の問題は怪我などの肉体的な問題よりも、解消に時間がかかると考えてください。
学校生活は協調性を磨く上で役立ちますが、同時に他人と比較する癖がついてしまうお子さんもいます。

劣等感は周囲との比較によって生まれるものであり、比較なしに生まれることはありません。
今まで明るくて元気だった子供が、学校に通うようになって大人しい性格に変わってしまうケースはよくあります。
また何事にも完璧を目指す傾向のあるお子さんも、メンタルを病みやすいです。
人間に完璧はありえないですが、その完璧を追い求めようとする人はいます。
こうした人は自分自身に無理をかけてしまうので、メンタルを壊してしまうことが多いのです。
完璧主義のお子さんは、実は臆病だというケースは少なくありません。
自分に自信を持てないから、他人に対して攻撃的になってしまう場合もあります。
引きこもりは時間をかかえて改善していく必要があるので、焦らずにお子さんと寄り添っていきましょう。

引きこもりは焦らずに対処することが大事

子供が引きこもって学校に行きたがらないという話は決してめずらしくありません。
引きこもりは悪いことだと認識している親御さんは、子供を無理やり登校させるケースがあります。
しかし人間は無理ができるときもあれば、できないときもあるのです。
引きこもっている状況は後者に該当しますから、無理やり登校させるために追い出す行為は得策ではありません。
引きこもりの原因には精神病が潜んでいることが多く、この場合は医療機関での治療が必要になってきます。
なぜ登校したくないのか原因を突き止めることが治療の第一歩になるわけです。
原因を特定できない場合は医療機関のカウンセリングを受けたり、引きこもり解消のプロに相談したりする方法がおすすめです。
何もしなくても子供が引きこもりから脱却してくれるケースもありますが、そうでないケースもあるので見極めが大切となります。

単に学校に行くのが面倒という理由ならば、長期の引きこもりによって怠け癖がついてしまいます。
若いときに楽な方向に逃げる癖がついてしまうと、頑張れない大人になってしまう可能性大です。
子供にとって勉強をするよりも家庭でテレビゲームをしていたほうが楽しいでしょう。
しかし楽をした分のツケは後から回ってきますので、苦労の先延ばしをしているにすぎません。
子供の社会復帰のためには、言葉のかけ方にも工夫する必要があります。
思春期のお子さんは非常にデリケートですから、大人の言葉のかけ方や態度には十分に注意する必要があります。
引きこもりになる原因は学校にあると決めつけず、まずは家庭で実践できる対策から始めてみましょう。
まずは不安定になった子供のメンタルを安定させていくことが先決になります。

引きこもりの原因はさまざま

いじめによるトラウマが原因で、引きこもりになるお子さんは少なくありません。
自分ではなく周囲に問題があって引きこもりになるケースは多いですから、決してお子さんを追い出さないようにしましょう。
トラウマが引き金で社会復帰が困難になっている場合は、トラウマを消していくことが先決となります。
これにはある程度時間がかかりますが、時間をかけた分だけ心は楽になっていくでしょう。
引きこもりになっているときは、お子さんの心がマイナスに傾いています。
物事を悪い方向に考える癖がついていることが多いので、プラスの言葉を投げかけてあげるように工夫してください。
人間はマイナスなことばかり考えていると、本当に不幸な出来事が生じてしまうのです。
例えば友達と会話するとき、話しかけられた言葉に対してネガティブ言葉ばかりを返していれば、距離を置かれることになりかねません。

勉強への遅れが原因で引きこもりになるケースは、勉強の自信をつけていくことが解決策です。
勉強の遅れを挽回するためには、家庭教師をつけるなどの対策が効果的です。
子供がゲームばかりするようになった場合は、勉強が嫌いになっている可能性があります。
勉強嫌いになる原因には無気力・無目的なども関係しており、勉強するメリットを子供自身が見い出せないこともあります。
このように引きこもりになる原因は多岐にわたっていますから、迷ったときはプロに相談するのが得策です。
原因がわかれば家庭でどのような対策をするべきかわかってきます。
投げやりになって追い出してしまうことは、後悔しか産まないで注意してください。
急ぐことなく気長に対策をしていくことが、結果的に引きこもりの期間を短くするのです。

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お子さんが引きこもりの状態にあるときは、冷静な対処が必要になります。
思わず追い出すという対策をとられる人がいますが、結果的に社会復帰を遅らせることになります。
引きこもりの多くは心のトラブルによって発生しますので、心の傷を癒していくことが先決です。
引きこもりには原因が存在しますので、まずは原因を考えてみることが大切です。
精神病が関係していると思われる場合は、医療機関で治療を受けるのが得策でしょう。
引きこもりにも多くの原因がありますから、子供がメンタルを病んでいるのか、単にサボりたいだけなのか見極めていく必要があります。
メンタルが関係してくる問題は焦って対処すると逆効果になりますから、気長に対策していくことが重要です。

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