新井てるかずです。
今日カウンセリングさせていただいた方は、
こつこつ記憶除去を続けられ、
「人ごみがかなり平気になってきた」
とのことです。
うれしいですね。
では、今週の愛着ワンポイントアドバイスをお送りします。
今回は、
【その注意。本当にお子様の為にしていますか?】
というテーマでお送りします。
程度の差はあれ、
親御様とお子様の会話の中で、
脅し(おどし)に類する話がでてくることがあります。
例えば、「○○しないと、××になるよ!」
いわゆる、親御様が、お子様に注意をする時によく見受けられる言葉です。
この言葉、全部が全部、悪いとは言えません。
歯を磨かないと虫歯になるよ。この程度なら、私も言います。
ですが、不登校の親御様を観ていると、
この注意の仕方を使っているケースが非常に多いのです。
例を挙げますと、
「朝早く起きれないと、社会に出られないよ!」
「あなたがちゃんとしてくれないと、お母さん病気になっちゃうよ!」
「○○しないと、お母さん出て行って貰うからね!」
「お前がちゃんとしないと、お父さん(お母さん)いなくなっちゃうからね!」
あなたもお心当たりがあるかもしれませんね。
ではなぜ、お子様を注意してはいけないのでしょうか?
それは、お子様の心に強い不安を与えるからです。
指摘されたことが出来ない場合、お子さんは強い自己否定をします。
「親の言う通りに出来ないと、ダメな人間なんだ」
「なんて自分はダメな人間なんだろう」
このように、お子様は自分を卑下するか、親御様に対して、攻撃的になります。
こうなってしまうと、親子の愛着関係を断ち切ってしまいますし、
子供の自己肯定感を損ねてしまいます。
ですので、こう言った言葉づかいをされていらっしゃる場合は気を付けて下さい。
ではもっとよい、注意の仕方は無いのか?
という質問が聞こえてくる気がしますので、それにお応えしますと、
私は、そもそもお子様を1日に何度も注意する必要はないと考えています。
私が子供を注意する時は、
・礼儀作法がなっていない時
・人に迷惑をかけた時
これだけです。
私が言えるのはタダひとつです。
それは、「本当にお子様のために注意されているのですか?」
「あなたが言わないと気が済まないから、注意しているだけではないですか?」
是非、一度あなたに、考えて欲しいのです。
あなたのお子さんは、
いちいち注意されないと何もできないほどのダメ人間なのか?
一度、じっくり考えてみて下さい。