前回のメルマガで佐藤次郎選手の
自殺をするに至った“ある考え”について
私の推論を発表しました。

年代も状況も違いますが、
この、マイナスの考え方…

つまり、常にマイナスの状況、
結果、事態を想定してしまう
考え方や生き方は、不登校でも実は同じなのです。

例えば、
「勉強して良い点が取れなかったら
人から●●●と思われてしまう」

「人に話しかけられた時に
上手く返事が出来なかったら
×××だと思われてしまう」

こういったマイナス思考によって、
不登校のお子さんは学校に行けず、
勉強も手に付かない・・・

時には外出も難しい・・・

という状態になっているのです。

佐藤次郎選手のお話でも
お伝えしたことがあります。

全てのマイナスのシミュレーションは
人との関係悪化に結びつきます。

これは私がお子さまに直接カウンセリングして
心理分析を行ってきた結果、
間違いないと断言できます。

全てのマイナスの
シミュレーションは
根底で、人間関係に辿り着きます。

だから人を恐れたり、
集団に交われなくなったり、
外出できなくなる。

ということが起きるのです。

例えば、具体例を一つ挙げましょう。

あるお子さまは

英語の授業に出て、先生に指されて
答えられなかったら、

先生や生徒から、

「何でこんな問題もわからないんだ」

と思われるのが不安で
怖くて学校に行けないのです。

では、このマイナスのシミュレーションを
どうやってとめれば良いのか?

それについてお話したいと思います。

それはお子さんに質問することです。

では、どんな質問をすれば良いのでしょうか?

まず、学校のことで一番嫌なことは
何か?をたずねることです。

具体的には、
「もしそれが上手く行かないなら、
どんなことが起きるのか?」

と聴いてみてください。

そうすると、例えば
「先生に質問されて、
答えられないのがイヤだ」

という回答が返ってきたとします。

この回答に対し、親御様は
お子様にこう質問してください。

「質問されて、答えられないと
どんな悪いことが起こりそうなの?」

すると、お子様の回答のほぼ全てが
人絡みであるはずです。

質問は粘り強くしてください。

次にこう質問してください。

「その時、その人(先生やクラスメイト)は
何て言うと思う?」

この質問に対して回答が
返ってきたとします。

次に、こう質問してください。

「先生やクラスメイトは
口ではそう言っていて、
腹の中ではどう思っていると思う?」

そすると、例えばこんな答えが返ってきます。

『何でこんな簡単な問題も
分からないの?とバカにしていると思う』

『クラスメイトが(僕・私)に
喋るのはやめようと思っていると思う』

『コイツ(僕・私)は勉強さぼってるな
と、思われていると思う』

ここでの返答を親御様は、
よく吟味する必要があります。

なぜなら、これは実際に、
お子様が今までに“誰か”から言われたこと。

あるいは、誰かが上記のようなことを
暗示するようなメッセージを実際に発し、
お子様が受け取ってしまった結果の反映なのです。

重要なのはここからです。

親御様は、一体、誰がいつどこで、
そんなメッセージを発したのかを特定し、
それを打ち消す手段を施して行きます。

打ち消す手段とは何かというと

一つは言葉がけ。

もう一つは記憶除去です。

記憶除去については
実際に私のホームページで
全て公開していますで
そちらをご覧下さい。

あるいは、皆さんからの
ご要望が多ければ、
近い将来、講習セミナーなど
開催しようかと考えています。

もう一つの言葉がけですが、

お子様の悪い方向に
考えるパターンを
“打ち消す”ことができる
言葉と言うものがあります。

それは今まで私がアメブロなどで
隠さずお伝えしてきた言葉なのです。

改めて、この言葉について
構造を解説します。

先ほどお話しした

・実際にお子様が今までに“誰か”から言われたこと
・誰かが上記のようなことを暗示するようなメッセージ

に対して、個別に

まず、お子さまが感じる感情に対して
共感、あるいは代弁の言葉を述べます。

次に、「気にしなくていいんだよ」
という解放の言葉を述べます。

次に無条件の愛、
無条件の幸福の言葉を述べます。

これが、“打ち消す言葉”の
基本フォーマットとなります。

具体例はアメブロをご覧下さい。

これが7/18のメルマガで
お伝えした回避性の問題を解決する
方法になります。

回避性とは、
人から拒否拒絶される
ことを恐れるたり、
勉強や宿題に取り組めない。

つまり、マイナスの事態が起こることを
予見して回避してしまうことです。

こういった具体的な解決策になります。

なのでぜひ、あなたのお子様が
負の感情のスパイラルに
陥ってしまっているのなら、
是非、言葉がけをして上げて下さい。

ですが、もしも

・具体的にどんな表情、
どんなタイミングで
言葉掛けをしてあげれば良いか
分からない。

・ウチの子にとって、
一番良い言葉掛けが何かしりたい。

ということでしたら、
次回のメールマガジンを
見逃さないようにしてください。

ありがとうございました。