2016年1月27日に、対人恐怖と自己信頼のセミナーを行いました。

自己信頼のセミナーの最後に、女子中学生のKちゃんの実例をご紹介しました。

これはお父様の特別なご好意によって許可を得たものです。

Kちゃんの不登校の苦しみについてはいずれ公開するであろうセミナーの映像を見ていただくとして、その後の進展と、気づいたことがあったのでぜひ皆さんにお知らせしたいと思い、今回お伝えします。

Kちゃんの苦しみで学校に直接つながるものは、

・勉強できないと友達ができない(相手にされない)
・友達ができても勉強ができないと見下される

この2つでした。

この2つの非常に強い対人不安を生み出したのは、この子の母のイライラと怒りの顔でした。

この2つの不安を解除するところまでセミナーでお伝えしました。

さらにその後出てきた不安は、

・新しく入る高校で、授業で当てられたらどうしよう

でした。

この不安を生み出した原因は、母の

・人に迷惑をかけてはいけない
・人の時間を削ってはいけない

という「禁止令」でした。

この禁止令を生み出したのは、この子の母の、将来への根拠のない強い不安でした。

さらにこの禁止令を解除したところ、次に出てきたのは

・人が黙って真顔でじーっと自分を見ると「嫌われてる」「見下されてる」と感じる

という不安でした。

小中学校で自分のことをじっと真顔で見ていた生徒たちの顔がどうしても忘れられず、それがやはり怖いそうです。

しかもこの時点で、母の怒り顔の記憶はほぼ完全に消えていたのに、です。

この不安を生み出した原因は、母の真顔でした。Kちゃんにとって母の真顔=不機嫌を表すそうです。

お父上によると、
「別に怒ってなくても、真顔=不機嫌でした。真顔で子供たちに出て行けなどともよく言っていました」
とのことです。

Kちゃんにとって母の顔の記憶はほぼ消えかけ、声の記憶もほぼ消え、なのに怒っていた不機嫌だった真顔だったという事実の記憶だけが残っています。

これがいまだに「学校でクラスメートが真顔になったら怖い」という不安を生み出しているのです。

この不安、きっちり消そう。
ラクにしてあげるからね。
全力尽くすよ。待っててね。

ここで、あなたに質問です。

このKちゃんの不安と、Kちゃんの母上の話から、親として何を学びますか?

あなた自身が感じ、考え、答えを導いてみてください。

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