こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。
もうすぐ年末年始ですね。
あなたはどんな帰省の予定を立てていますか?
なぜ、不登校のお子さんは帰省を嫌がるのか?
不登校のお子さんは、帰省を嫌がります。
そんなお子さんが変わったという嬉しい報告をあるお父さんからいただきました。
お父さん
「年末年始の移動や帰省の予定を息子と話し合いました。
いつもは私の実家に行くのを息子はとても嫌がっていました。
それを今年は息子は「行ってもいいよ。」とあっさり言ってくれました。
こんなふうに息子が変わってくれたことが、すごく嬉しいです。
いろんな物事を受け入れる幅がどんどん出てきたなあと思います。」
このお子さんの再登校はまだですが、内面の自信をじっくり育てていくことで、いろんな行動ができるようになってきています。
このお父さんと私で話し合って、どのように自信を育てていくことができたのか?
そして、再登校という結果に到達するために、何が必要なのか?
自信を育てていくことができた理由は、お父さんと私が、いつもじっくり話し合って、考えた打ち手を着実にお父さんが打ち続けたからです。
もし、あなたのお子さんが不登校で、調子が悪い状態であれば、おそらく年末年始は両親の実家に帰省したがらないのではないでしょうか?
もしくは、初詣すら行かないということも多くあります。
だから、年末年始の予定を立てられず、今、困っていませんか?
もしくは、年末年始の予定は立てたのはいいけれど、当日の朝になって、「やっぱり行かない。」と言いださないかを不安に思っていませんか?
なぜ、お子さんは帰省を嫌がるのか?
この嫌がる理由は実はいくつもあることにあなたは気づいていますか?
お子さんが帰省を嫌がる理由にはこんなものがあります。
- 帰省して、祖父母から何かを言われるのが嫌
- 帰省して、叔父、叔母から何かを言われるのが嫌
- 帰省して、従兄弟・従姉妹と比べられるのが嫌
- 移動そのものが嫌
- 移動にいい思い出がない
- 移動で急かされたり、怒られたりする思い出が多い
- 少しでも予定外のことが起きるのが嫌
- 乗り物酔いしやすい
私が思いつくものをあげただけでも、これだけあります。
これらの理由を1つ1つ潰していくことは、現実には不可能です。
そもそも、この問題の本当の原因が他にあるからです。
お子さんが帰省を嫌がる本当の原因は何なのか?
この本当の原因は、お子さんが親からホンモノ共感されたことがないために、様々な物事を受け入れる器が育っていないからです。
なぜ、お子さんの人間の器を育てることができなかったのか?
器の小さな人間を育てたくて、お子さんを産んだわけではないですよね。
お子さんを器の大きな人間に育てたいですよね。
しかし現実には、器の小さな人間になってしまっているので、予定外のハプニングや両親の実家の人間から何かを言われるということは、子供達にとって、かなりのSOSなのです。
どんなSOSかというと、「自分と周りの世界は違う、自分は異物である。」ということなのです。
なぜ、お子さんはこんな認識を持ってしまうのか?
それは親からホンモノ共感をされなかったために、合わせてもらえていないからです。
親にちゃんと気持ちを合わせてもらえないと、子供の人間の器は育ちません。
そして、どんどん自分とぴったりくるもの以外は、受け入れられなくなります。
先ほどのお子さんの事例は、私とお父さんが綿密に考えて、1年以上、人間の器を育ててきました。
1年前の彼は、学校も他人も外の世界も、ほぼ完全拒否で、手がつけられない状態でした。
それを焦らず、慌てず、じっくりと、どのように共感していくのかをお父さんと私で綿密に考えてきました。
そのことによって、現在、様々な行動ができるようになってきたのです。
今、残り2・3個の問題を見つけて、どのように解決していくかをお父さんと私で考えています。
それができれば、お子さんの再登校は間近でしょう。
今、もう年末ですが、今日からでも遅くはありません。
帰省のことでお困りであれば、ホンモノ共感を毎日、コツコツ続けてください。
必ず来年の正月には、家族みんなで楽しくドライブできているはずです。
日々コツコツと共感を続けることこそが、解決の王道です。
特殊な何かの言葉がけをすれば、子供が動くという幻想は捨てましょう。
日々コツコツとホンモノ共感を続けるためには、重要なポイントがあります。
そのポイントを知りたいために、特別な動画教材を作成しました。
この動画教材の内容をすべてマスターすれば、6ヶ月で不登校が解決できます。
不登校解決率100%の魔法ことばベーシック講座のエッセンスを凝縮した動画教材です。
<動画教材で手にはいる内容>
・不登校解決に必要な絶対法則
・【最重要】不登校の本質的な要因
・不登校を解決する5つのテクニック
- 心の手抜きをしない
- 子供は親が気持ちを分かってくれたら前に進める
- 価値観“わがままはダメである”を変える
- 子供に何を与えたらいいのかを理解する
- 親のイライラの感情コントロールの方法
この内容をきちんと理解して、実践していただくと、6ヶ月後のお子さんの再登校も可能となります。
これは他のどこでも教えてくれない、一番、正しい基礎です。
心理学的にも、一番正しい不登校解決のテクニックです。
お待たせしていますが、来年1月1日(水)に販売を開始しますので、来週のメルマガを楽しみに待っていてください。
情緒と機能クイズ「クリスマスパーティ」
前回のクイズには4名の方の回答をいただきました。
ドングリさんは、テンションに着目していますね。
ここはいい視点を持っています。
みーやママさんや大島仁さんは、ちゃんとホンモノ共感と質問がうまく組み合わさっているのでいいですね。お子さんなら、具体的にどう答えるのかも考えてみてください。
マサルさんの、ワイワイ、ガヤガヤは集団と同じことをしているから嫌だというのもいい視点です。
周りがうるさいことが嫌だという不登校のお子さんはかなりいます。
まずはこの感覚を知って、あなたも騒がしさの何が嫌なのかをさらに深く理解できるようになりましょう。
もう1つ、クリスマスプレゼントが嫌なのは、簡単に言うと、自分の選択や判断に自信がないからです。
こんなふうに自信がないので思ってしまうのです。
「自分が選んだものがおかしいんじゃないか、変だと思われないのか。」
「相手を満足させることができるのか。」
「相手がつまらないと思わないか。」
こういったことが気になってしまうのです。
自分が選ぶことに自信がない。
これは不登校のお子さんにも、親御さんにも、かなり共通に見られる問題です。
これが自己肯定感の低さの表れでもあります。
ここは不登校の親であればきっちり理解して、深く触れられるようにしなければいけないことです。
そんなものなのという軽い理解であれば、あなたのホンモノ共感になかなかお子さんに届きません。
もし、「ワイワイ、ガヤガヤが苦手だ。」と言われたら、こんなふうに私ならソフトに聞いていきます。
「ああ、そうか、そうだよね。そういうのは苦手そうに見えるね。
どういう風に苦手なのかな?馴染みにくいとか感じるのかな?」
ある程度のこんなふうなあたりをつけて聞いていきます。
「この子は、自分の発言で、楽しい雰囲気を壊すのではないかなあと思っているんじゃないか。」
「この子は、自分が何かを言ったら、つまらないと言われるのではないか。」
「この子は、そもそも集団に対して、壁を感じているんじゃないか。」
あなたもぜひお子さんがどう思っているのかのあたりをつけておいて、聞いてみてください。
情緒と機能クイズ「ベッドから出ない」
年末年始に、気分一新して、様々な意味で良い年を迎えたい。
そう思っていたのに、お子さんは相変わらず、ベットから出てきません。
初詣に誘っても、「めんどくさい」の一言で、ベットの上で、ダラダラとスマホをいじっています。
あるいは、「紅白を観よう。」と誘っても、相変わらずベットの上で、スイッチを手にゲームをして、ごろごろしています。
こんな時に、いつもなら、不安や怒りを感じるかもしれませんが、ホンモノ共感なら、お子さんにどんな言葉をかければいいでしょうか?
お子さんの情緒面からも考えて、あなたの答えを12/30(月) 17:00までにブログにコメントしてください。
来週1/1(水)の元旦のメルマガで私が考えるホンモノ共感をお伝えします。
ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。