魔法ことばベーシック講座の第10期がスタート!?

先日、魔法ことばベーシック講座の第10期が始まりました。

第10期は、以下の3つの点で大幅に内容をパワーアップしています。

 

1.共感練習の個人指導を大幅に増加しました。

2.人間不信を改善する内容を強化しました。

3.親子の自己肯定感をウェブ上でチェックし、改善状況を把握できるシステムを導入しました。

 

これらは3つとも、講座参加者さんが受け取ることができるメリットがとても大きいものです。

1つ目の参加者の共感練習で個人指導を大幅に増加しました点ですが、実は第9期から少しずつ始めました。

実際に先日、第9期の参加者と質問の練習での個人指導を行いました。

この質問の練習は、参加者さんが、相手の話のポイントを見抜いて、そのポイントを深掘りしていく質問力を身につけるものです。

これによって、不登校のお子さんとの会話や対話をより深めることができます。

お子さんと心の深い交流を起こすことができるので、不登校の改善に役立つのです。

 

この原稿を書いている前日に行いましたが、最初はもちろんみなさん、失礼ながら、ボロボロの状態でした。

全く違うポイントをつつきまわしていたり、いつの間にか解決の方向に持って行こうとしたりしていました。

私が個人指導で、それらを1つ1つ丁寧に指摘、修正しました。

 

実際の質問の練習は、笑いの絶えない楽しいものでした。

その中で、参加者の皆さんは、自分の会話のポイントのずれに徐々に気づいていきました。

あとはそれをなおすことで、相手が伝えたい話の核心にピシッとフォーカスを当てるこれができれば、共感するのも、質問するのも、広げるのも、掘り下げるのも、自在になっていきます。

ですので、不登校の解決に大変有利な技術なのです。

 

2つ目の人間不信の改善というのは、私自身、理論的にまだ完璧に組み立てることができていません。

その中で、人間不信の改善に大変な効果が期待できるのが、先ほどの質問なのです。

親が子供の話を聞いて、薄ぺらい所をウロウロしていると、子供は無意識のうちにこんな認識してしまいます。

 

「ああ、結局、深く踏み込んでこないんだな。その程度の興味、関心しかないんだな。つまり俺ってその程度の価値だと思われているんだな。」

これが人間不信の原因になるのです

 

だからこそ、この逆をやることが、人間不信の解決に大変有効であることを個人カウンセリングで実証してきました。

その成果を早くみなさんにもお届けしたいと思い、即、魔法ことばベーシック講座にて導入しています。

質問だけではなく、当然、共感で子供との愛着関係を作ることが人間不信の解決に不可欠な土台になります。

これをますます講座の中で強化していきます。

 

3つ目は、ウェブ上の自己肯定感のチェックシステムです。

以前は魔法ことばベーシック講座の時に紙でチェックシートをお配りしていましたが、コロナによって、それが不可能になりました。

親御様の自己肯定感と共感力は、ほぼ比例します。

親御様の自己肯定感が高ければ、自分を肯定できるので、他者も肯定できます。

 

しかし自己肯定感が低いと、自分を否定するので、他人も否定しますよね。

不安が強かったり、常識の枠にとらわれすぎているので、その枠から飛び出ようとする子供に共感することができなくなるのです。

だから不登校の改善には不利になります。

また子供のあれやこれやに自分軸がぶれるので、腰を据えて共感できなくなります。

 

共感するためには、親御様は自分の自己肯定感の弱い部分を把握しておく必要があります。

・子供に何を言われたら、共感できなくなるのか。

・どういった場面で共感しにくくなるのか。

・親自身が嫌われ不安がどれくらいあるのか。

・劣等感がどれくらいあるのか。

・完璧主義がどの程度なのか。

 

これらをきちんと把握しておくことが大変重要なのです。

ちなみにこれは心理学によくある性格診断とは全く性質が違います。

不登校の改善に直結にするものが、ダイレクトにあぶりだせる自己肯定感のチェックシートなのです。

 

これをスマホからでも、パソコンからでも、すぐに入力できるようになるシステムを作りました。

そして一定期間の経過や、どの程度改善したのか、変化したのか、これもウェブ上で簡単に確認できるシステムです。

これも紙にはないメリットだと考えています。

 

こうやって、自分自身の内面的な問題を把握し、継続的に改善に取り組んでいくことは、不登校の解決に重要です。

これを親御様がコツコツ積み重ねているご家庭のお子さんは、不登校の改善がとても早いです。

実際に何が問題点かもわからず、闇雲に取り組むと、うまくいきにくいですし、一貫性や継続性にかけます。

だからこそ、そうならないように、このシステムも継続的に改善、改良に取り組み、より使いやすく効果のあるものにしていきます。

 

そしてこれをすべて内容に盛り込んだ第10期が始まっています。

みなさんとても意気込みが高く、共感に取り組む姿勢も、熱いものがあると感じています。

数ヶ月後の親子の幸せな姿をお聞きできることが今から楽しみです。

 

他人軸とホンモノ共感クイズ「ADHD」

前回のクイズに5名の方から回答をいただきました。ありがとうございました。

みなさんいい視点で、正解です。いずれも甲乙つけがたいすばらしい回答です。

私自身の考えを申し上げますと、ADHD的な傾向が見られる場合、そちらにばかり親御様の目が行きがちです。

「ADHDをなんとか直さないといけない。」という思考にとりつかれる親御様が多いように感じます。

 

まあ、平たくすると、ADHDのせいにしているという感じが強いです。

ここで親御様の自分軸がしっかりしていると、子供の問題に対して、内因的な要因と外因的な要因をフラットな目で見ることができます。

もう少し言い換えるならば、子供の生まれ持った気質的な問題と、親との関わりや生育環境の要因、さらには勉強そのものや学校という要因、これらをフラットな目で見ることができるという意味です。

 

自分軸が揺らいでいるとこれらをどうしてもフラットな目で見ることができません。

フラットに見れないと、解決策として、遠回りの選択をする方が多いということを現場でよく感じます。

これがもちろん私自身の自戒も込めての話ですが、フラットな目を失うと誰が一番、被害を被るかというとお子さんです。

この視点を失って、自分の見たいものだけを見ると、当然うまく行きません。

フラットな目をできる限り意識して、もう1度、現状を見直してください。

 

ホンモノ共感クイズ「鉛筆で刺したい」

あなたのお子さんが不登校で、かつて自分をいじめたクラスメートに恨みを抱いています。

そして時々、こんなことをいいます。

「あいつ、鉛筆で刺してやりたい。」

 

さて、あなたは何と言ったら、ホンモノ共感になるでしょうか?

お子さんの気持ちを考えて、それに寄り添うホンモノ共感の言葉を11/2(月)15:00までにブログコメントください。

 

来週11/4(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお答えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。