不登校・引きこもりが改善した2つの要因とは?
こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。
先日、魔法ことばベーシック講座のアドバンスコースを開催いたしました。
その中で顕著な変化をお子さんが示した2つの事例があったので、どのようにその変化が起きたのかについてお話ししたいと思います。
あるお子さんは長い間、引きこもっていましたが、「大学に行きたい。」と言って自ら家で勉強を始めました。
また別のお子さんは普通の子と同じように安定な登校を始めました。
お話を聞くと、この2人の変化には共通した要因がありました。その共通した要因とはこの2つでした。
・親御様がホンモノ共感をコツコツと続けたこと
・子供が求めるものを満たしたこと
親御様がホンモノ共感をコツコツと続けていると、多くのお子さんが自分の内面の気持ちを親御様に伝えてくるようになります。
その中で引きこもりが長かったお子さんは「犬を飼いたい。」と言って、親御様はさっそく犬を飼い始めました。
もう1人のお子さんは「お母さんと一緒に2回、旅行に行きたい。」と言って、2回ともお子さんの望みどおりに旅行に行きました。
この希望を伝えてくるまでは長くかかったのですが、これを伝えてからの変化はかなり早く現れました。
2人とも以前のような情緒不安定さは、ほぼみられなくなったそうです。
もちろんこれですべて解決したわけではなく、引き続き注意して関わっていく必要があります。
ここでお子さんが求めるものを満たす重要性について、少し詳しくお話ししたいと思います。
不登校や引きこもりのお子さんが求めるものというのは、私の知る限り、あまりものを買ってほしいという要望ではなく、「親にこうしてほしい。ああしてほしい。」という要望が多いようです。
さきほどの引きこもりが長かったお子さんの「犬を飼ってほしい。」というのは、ひょっとしたら、アニマルセラピーのような効果があったのかもしれません。
しかし、お子さんが「犬を飼ってほしい。」と言い出したのは、親御様の長い間のホンモノ共感の積み重ねによって、長年の願いが叶ったというところが大きいと思います。
「お母さんと一緒に旅行に行きたい。」というケースは、もともとその子がお母さんにそこまでべったりという感じではありませんでした。
兄弟との兼ね合いで「お母さんを兄弟に取られたくない。お母さんと2人だけの時間を十分楽しみたい。」という気持ちがあったようです。
そしてこの2つの事例のように、お子さんが求めるものを満してあげると、私の知る限り、多くの子が再登校、もしくはそれに準ずるような変化を短期間に起こしています。
ただお子さんが求めるものを満たすというのは、1度だけ満たせばいいというものではなく、何回かの積み重ねが必要なケースもあります。
例えば、こんなふうにお子さんが求めるものはさまざまです。
・親にもっと積極的に自分に関わってほしい。
・もっとお父さんに優しい声を出してほしい。
・家庭内の空気をもっと穏やかにしてほしい。
・弁当の手抜きをしないでほしい。
これらのお子さんの求めるものを満たすための行動を親御様が迅速にすることで、おそらく親子の情緒の交流が起きるのでしょう。そのことが子供が学校にむかって1歩踏み出す、内面的な力に変わっていきます。
もしお子さんに聞けるのであれば、「何を求めているのか?何をすれば安心するのか?」をお子さんに聞いてみるといいでしょう。
ここを聞くということは、親御様がお子さんの内面に深く関心をもっているということが伝わります。
そしてお子さんが求めるものを満たすことで、親御様が「自分が思っていること、不満、不安をわかってくれ、解決しようとしてくれている。」ということがお子さんに伝わるのです。
だから、お子さんが求めるものを満たすことは、どんなことでも構いません。
例えば、「あれを買ってほしい。これを買ってほしい。」ということでもいいでしょう。
「親にこうしてほしい。ああしてほしい。」という求めるものが引き出すことができれば、すぐに実行、実践してみてください。
これが親子の愛着関係となって、お子さんを外に向かって動かす原動力となります。
我が子の場合はどのように要望を引き出せばいいのか?
こんなふうに悩んだり、お子さんに聞いても何も言わないという場合もあるかもしれません。
その場合は、個別の対応が必要になるので、一度、私の無料相談を利用してみてください。
無料電話相談では1回30分の時間をかけて、お子さんの状況を把握し、お子さんが求めるものが何かを私が一緒に考えさせていただきます。
またお子さんの内面的な苦しみ、心の奥底にある悩み、不安なども、私が深く洞察していきます。
無料相談だけでも、3割程度の方が不登校を解決していますので、ぜひ以下のホームページから申し込みの上、ご活用ください。
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ホンモノ共感クイズ「Vtuberのオーディション」
前回のホンモノ共感クイズに2名の方からご回答いただきました。ありがとうございます。
みーやママさん
実によく子供の不安によりそっていると思います。みーやママさんのユーモアもあり、こういうふうに寄り添ってもらっていると子供としては、一歩踏み出すことができるのではないかと思いますよね。
夏目さん
子供の背中をよく押していると思います。実際にこの子の場合、背中を押してほしいという思いがあったので、これは大事だろうなあと思います。
可能であれば、子供の背中を押す前に、この子が不安に感じている点、自信のなさの部分を聞いて、共感してあげられるといいですね。
ごくまれに自信のない自分の背中を押してほしいという子は、不登校の子の中にいます。
では、子供の背中を押すと、実際動くのかというと、そうではないかもしれません。
しかし、子供の背中を押すことも、子供の求めるものなのかもしれませんので、もし子供が望むなら、背中を押してあげてください。
ホンモノ共感クイズ「犬がほしい」
あなたのお子さんは不登校で、引きこもってはいますが、徐々に親子の会話が復活してきました。またあなたの家はマンションですが、ペットは飼えるものとします。
そんな中でお子さんが「犬を飼いたい」といってきました。
あなたは犬を飼ったことはなく、世話をちゃんとできるか自信もありません。
お子さんが「自分で世話をする。」と言うものの、それもやってみなければわかりません。
あなたなら、どんなホンモノ共感の言葉をかけますか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを7/11(月)14:00までにブログのコメント欄にご記入ください。
来週7/13(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。