こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

現在、私が開催している魔法ことばベーシック講座の第12期のミドルコースもいよいよ終盤になりました。

ミドルコースでは、ホンモノ共感を身につけるために親御様の自己肯定感を高めることに取り組んでいます。

親御様の役立たず不安や劣等感、嫌われ不安、人間不信など、自分に対して自信がない原因や価値観の枠組み、感情のスイッチなどの問題を効率よく解除していくことに注力しています。

これらを解除することで、親御様とお子さんのコミュニケーションが共感的になるので、お子さんの安心感が増していきます。

これが親子の愛着関係のベースとなり、不登校の解決へとつながるのです。

実際に魔法ことばベーシック講座のミドルコースに参加されている、あるお母さんから、こんな嬉しい声をいただきました。

「中1の息子がオンラインのプログラミングの講義を受け始めました。

普段はゲームをやっていますが、声をかけるとゲームを中断して、問題なく講義を受けることができています。本人もこの講義は楽しいと言っています。

 

また週1回、家庭訪問してくる先生とも会えるようになりました。先生から宿題のプリントを渡され、宿題についても話すようになってきています。

先日は三者面談にも参加して、担任の先生と話して、本人は「英語はちゃんと勉強したい。」とはっきりと言いました。

それを聞いて、先生から「数学と英語を週1回、学校にきて、やってみない?」とお誘いがあり、それに対して息子が了承しました。

息子の学校に対する恐怖心が薄れてきているのがわかります。

以前ならこういったことは拒否していましたので、学校に対して今までもっていたような感覚はだいぶ変わってきたのかなと思います。

それに親子関係がかなりよくなったと感じます。

会話も以前に比べて、はるかに弾むようになりました。

「食器を洗っておいて欲しい。」と頼むと、きちんと全部洗っておいてくれたりします。

まだまだ問題はありますが、急激に前進したように感じますし、問題点についても、少しずつ息子と話し合うということができ始めています。

ここまでこれたのは、ホンモノ共感に注力し続けたおかげだと認識しています。

共感で話を聞くようになってから、劇的に親子の会話は改善されました。

もしホンモノ共感をやっていなかったら、ここまでになっていたかどうかわかりません。

私自身はまだ枠やスイッチが残っているので、これを解除することに懸命に取り組みたいと思っています。

この点についても、これからも講座で学び、取り組み続けたいと思っています。」

このお母さんの良かった点は素直にホンモノ共感に取り組み続けたことです。

自分の話をせず、子供の話を聞くということができるようになってきたこと、特に共感で大事な自分の話をせず、子供の話を聞くという点が徐々に理解できはじめて、実践できるようになりました。

どんな人でも、ホンモノ共感を身につけることができます。

そしてホンモノ共感にコツコツと取り組み続ければ、不登校は改善ができるといういい事例だと私は思っています。

 

もし、あなたが今のお子さんとのコミュニケーションを変えていきたい、少しでいいから我が子の変化を実感したいと思われるのであれば、今すぐホンモノ共感に取り組むことをおすすめします。

効果が現れるには多少の個人差はありますが、一旦、現れた効果は半永久的に子供にいい影響を与え続けます。

他の方法だと、褒めている間はいいけれども、褒めなくなったら、ぴたりと動かなくなったという話もよく聞きます。

こういったどっちに転ぶかわからないような方法ではなく、効果を発揮し続ける方法を私はおすすめします。

 

ホンモノ共感とは子供の感じたことや感情、考え、価値観などをすべて肯定的に受け入れ、それを正解としてあげることです。

これによって、子供は自分の情緒に対して、自信をもち、自分という存在を人前から隠さなくなります。

これが子供の自己肯定感の向上につながり、不登校の解決につながるのです。

 

大切なことは子供を取り巻くすべてのことについて、親御様が共感的、肯定的な目で意識を向け、それらに対して、オッケーを出していくことです。

子供のゲームに対しても、スマホに対しても、将来に対する考え方にしても、すべて正解という気持ちで接してあげることです。

これがホンモノ共感の極意です。

 

ここでもう1つ重要なことがあります。

それは親御様が自分の情緒をゆらさないということです。

子供が何をしているかによって、親御様の情緒がぶれぶれになってしまう。これでは子供は安心できませんよね。

親御様の情緒が常にフラットで安定していること、「今、この子はこのままでいい。これでいい。」と思えるようになること、これらが子供に自信を与え、自己肯定感を育むので、子供が自分を隠さなくなり、不登校の解決へと導くシンプルな流れになります。

 

不登校の解決には、かなり個人差があります。

親御様が共感を初めてから、数ヶ月で学校へ行き始める子と1年以上かかる子の大きく2つに分かれます。

たとえ変化が地味にじわりじわりと現れたとしても、親御様は焦らず、自分を責めず、迷わず、ホンモノ共感を実践し続けてください。

私の講座のテキストや電子書籍などは、ホンモノ共感を中心として、さまざまな接し方のポイント、重要な点をお伝えしています。難しいことは特にはなく、いずれも考え方がシンプルで整理されています。

もし今後、子供にどのような対応をすれば、どんな手を打てばいいのかと迷われるのであれば、私の講座のテキストや電子書籍をもう一度、見直してみてください。必ず次の一手のヒントが見つかるでしょう。

実際、私の講座や個人カウンセリングでは、少し時間がかかったけれど、ゆっくりと変化が現れ始めた子が最近多くいます。

これについても何が解決のポイントだったのか、また皆さんにまとめてご報告しますので、ぜひご活用いだければと思います。

 

ホンモノ共感クイズ「鰯いらない。」

先週のホンモノ共感クイズに6名の方から回答がありました。ありがとうございます。

どの方も一度、共感で受けて、その後で質問を展開されていて、よい回答だと思います。

 

はなさんのお子さんは結構、気難しそうですね。

「うるさい。」と言われて深掘りできない。その状況よくわかります。「嬉しい。」というのはプラス変換にはならないと思いますよ。

 

この場合、鰯そのものが嫌なのか、たまたまその時に鰯が食べたいという気分ではなかったのか、そこは皆さん聞かないといけません。

小骨が多い魚などは不登校の子はなんとなく嫌がりそうなのは目に浮かびます。健康的な和食というのもあまり好みではないです。

今、栄養のバランスが崩れたからといって、将来、体に不利なことが生じたり、健康が維持できなくなるなどの不安は一度、捨ててください。

 

この場合、親御様がフォーカスすべきは今の子供の気持ちです。

鰯を食べなくても、体は大きくなります。カルシウムが気になるなら、他にもカルシウムを多く含む食品で補えばいいでしょう。

一つの栄養素がかけたからといって、直ちに甚大な被害があらわれるということはありません。

将来に対する不安や親としての過剰な責任を外して、子供の気持ちに共感してあげてください。

 

ホンモノ共感クイズ「ゲーム専用のマウスパッドを買ってほしい。」

あなたのお子さんは不登校で最近、改善気味ではありますが、まだまだゲームはたくさんやっています。

ある時、お子さんが「ゲーム専用のマウスパッドを買って欲しい。」と言ってきました。こういった細かい装備品で、ゲームの成績に影響が現れるらしいです。

それを聞いて親御様は「ゲームにあんまりお金をかけるのはなあ。」という気持ちがでてきました。

さて、こんな場合、どのようにホンモノ共感をすればいいでしょうか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを12/26(月)13:00までにブログにコメントしてください。

来週12/28(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。