先日魔法ことば講座のライトコースの6回目の講義を行いました。

今回のテーマは「劣等感」でした。

「劣等感」を手放すことの重要性は、ブログやメルマガでも何度かお伝えしてきました。

実際、子供の不登校は直接的には子供の「劣等感」が引き起こしています。

 

ではなぜ、不登校の子は「劣等感」をもっているのか?

不登校の子が本当に劣等な存在だから「劣等感」をもっているのでしょうか?

違いますよね。

あなたのお子さんは劣等な存在なんかじゃないですよね。

 

なぜ、お子さんは「劣等感」をもって、劣等な自分を隠すようになったのでしょうか?

その理由を率直にいうと、親御様から「自分の状態に〇をつけてもらえなかった」からです。

つまり無意識のうちにお子さんに「×をたくさんつけてしまった」からです。

 

なぜ、親御様はそんなに×をいっぱい子供につけてしまったのでしょうか?子供に劣等感を植え付けたかったからでしょうか?

もちろん違いますよね。

実は親御様ご自身が無意識のうちに自分の親から「×のつけ方」を教わってきたからです。

私の魔法ことば講座でこのことに気づいた受講生の声をいくつかご紹介します。これが自分の「劣等感」に初めて向き合ったお母さんたちの正直なお声です。

「劣等に感じていることは、本当は違う。劣等でも何でもなくて、ただ自分が悪い方に思い込んで、自分を苦しめているだけでした。

その劣等感を手放していくことが、ホンモノ共感につながり、親が劣等感を感じているうちは、共感を濁らせて、ホンモノ共感にはならないということ、やはり自分がたくさん抱えてる心の鎧をはずしていくことが重要なんだなと思いました。

子どもにとっては母の困った顔、真顔が、ダメのレッテルにつながってしまうということを改めて心に留めて、自分にしっかり向き合いたいと思いました。

 

先生に話を聞いてもらって、たくさん涙が溢れてしまいましたが、最後、『おねえちゃんと違うからいいんだよ。』と言っていただけて…心に響きました。

『わたしはわたしでいいんだ。』と…少し心が軽くなりました。ありがとうございました。

 

最後、先生が、オリジナルの自分の良さはなんだろう、考えてみて、と問いかけてくださり、ダメダメなところはいっぱい出てくるのに、いいところって…考え慣れてなかった自分がいました。

でも、思いついたことは、青い空を見て、きれいだなぁ~とか、オレンジ色の夕日が眩しい夕方も、おぉ~いいなぁ~力が湧いてくるわ~とか、ささいな幸せを見つけて、感動できるところ、そんなところが私にはあるかなって思いました。

そんなふうに、これからも、自分の心を感じながら、今日みたいにセルフ共感して、いろいろ抱えている劣等感を解除できるようにしたいです。

「劣等感解除・セルフ共感を一通り、手順を追ってやれて良かったです。なかなか1人では難しいなと感じました。

本来の自分を変えてまで頑張り続けなくても良い。そう思えたら少し楽になれました。

 

母の都合の良い子しか認められないのはおかしいです。母の価値観に見合わないからダメな人間ではない。そう思います。

でも、母から自分を否定された言葉があって、それがまだ自分の中で消化できません。

自分でセルフ共感をやってみようと思いますが、またカウンセリングの時でもお話し聞いていただきたいです。」

劣等感は、誰もが抱えているものと思っていましたが、親の劣等感が、子どもの不登校を引き起こすという言葉にハッとしました。

私は、やはり周りと比べて劣等感を感じることが多かったと思います。

容姿や頭脳は含まずともとおっしゃっていましたが、若い頃は容姿や運動が苦手なことなどのコンプレックスで、私は他人を不快にさせてしまうことがあると感じていたことがあったと思います。

 

「子どもは劣等感があると行動が止まる」という話も、正に私が子どもに植え付けた、協調性がない、自分勝手、ひねくれている、約束を守れない・・・などなど、自分はさておき、自分の劣等感を子どもに投影させダメだしばかりしていたと思います。

シンプル解除ができたら、前に進めるという講話が印象的でした。

劣等感を自己分析し、×と思っていたことに○をつける。自分自身に○をつけられるように、気持ちを分析し、私が植え付けた子どもの劣等感も解除してあげたいと思います。

母が意識していなかっただけで、母から×のつけ方を教わっていたんだと恐ろしくなりました。

深刻に悩む娘をみていると胸がくるしくなりますが、娘に長い期間かけてつけつづけてしまった×を〇にひとつひとつかえていきます。

私は彼女の1年後も5年後も10年後も見守り、あんなこともあったねと言えるような温かい結びつきの親子になっていきます。

 

親の劣等感を取るのが子供の問題の解決の近道という言葉を伺い、親が自身のことを深く理解すること、自分の問題から逃げないで覚悟をもって取り組み続けることを再認識しました。

引き続き、母自身の理解やセルフ共感とともに、子供の気持ちに焦点をあてて取り組んでいきたいと思います。

まだ補講ありますが、先生がたご指導と伴走いただきありがとうございます。」

あなたは自分の親から、「自分に〇をつける」方法を教わりましたか?

残念ながら、ほとんどの方は教わっていないですよね。

では自分の親から何を教わってきてしまっていると思いますか?

ある参加者の声のとおり、残念ながら無意識のうちに「自分に×をつける」方法を教わってきてしまっています。

 

人は育てられたようにしか、子供を育てられません。

だからあなたも自分の親から教わったとおり、無意識のうちに子供に「×のつけ方」を実践してしまっているのかもしれません。

 

私、新井てるかずの基本理念にはこういうものがあります。

「子供はみんな光り輝く宝石のようなものをもって生まれてきている。子供それぞれの宝石は違うものの、どれも光輝いている。」

私は子供がもっている宝石を見つけて、さらに輝かせるかどうかは親次第だと思っています。

 

しかし、多くの親御様は子供にこんなふうなことを言っています。

「あなたは何でダイヤじゃないの。ルビーなんか宝石とは認めないよ。」

そして悲しいことに親御様ご自身も同じような言葉を自分の親からかけられてきましたよね。だから、一度、立ち止まって、ルビーの輝きを考えて感じてみてほしいのです。

ルビーも必ずルビーらしく輝いているはずです。

お子さんにその輝きをもう一度見つけ出し、「〇をつけていただきたい」のです。

 

しかし残念ながら、「子供に〇をつける」言葉のテクニックを教えても、自分がルビーで宝石じゃないと思い込んでいるお母さんは、子供のルビーの輝きを見つけることができません。

私の魔法ことば講座の講義で、自分のいいとこ探しをやってもらいましたが、ほとんどの人が言葉に詰まっていましたし、自分のいいところが全く見つからなかった人も多くいました。

自分で自分のいいところがわからないのであれば、我が子のいいところも分からないと思います。

いいところはあるのに、見て聞いて感じるのを無意識に心が避けているのでしょう。だから、お子さんは「劣等感」をもってしまい、不登校になってしまっているのです。

 

もし、親御様が「劣等感」から解放されたら、その途端に子供はいきなり再登校に向けて動き出します。

実際に行動が劇的に変わる子を、今まで何人も見てきました。

私にはお子さんが元々もっていた宝石が強く輝き始めたように私は思えました。

 

では、お子さんのその輝きを取り戻すために具体的に何をどうすればいいのか?

そのために必要なものは、あなたが自分の親から教わった「×のつけ方」ではなく、私が不登校の解決の実体験から導いた「〇のつけ方」です。それは魔法ことば講座で集中して、お教えしています。

そして不登校を解決する魔法の言葉がけ「ホンモノ共感」は「あなたの気持ち〇だよ。」という「子供に○をつける」言葉がけでもあるのです。

もし今日の内容に思い当たることがあれば、「子供に〇をつける」言葉がけを学べる魔法の言葉がけセミナーにご参加くださいね。

セミナーは各回20名限定で募集していますので、以下で詳細をご確認の上、申し込みくださいね。
↓↓↓
https://jisinkodomo.com/

<開催日程>

自宅から受講できるウェブ会議 ズーム(ZOOM)で開催

  • 2025/4/12(土)13:00-17:30
  • 2025/4/23(水)13:00-17:30
  • 2025/5/6(火祝)10:00-12:00

 

ホンモノ共感クイズ「入学式」

前回のホンモノ共感クイズには、2名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。

あいさんとべさん、はるかさん、それぞれとても良い〇な回答ですね。

あいさん

そうですね。ご自身の想いを緩めるのはセルフ共感がいいと思います。

べさん

共感もシンプルですが、とても的をえていますね。

はるかさん

いじめられる・孤立するなど、子供が抱えている不安を聞き出して、共感しているのはとてもいいです。

 

ここで大事なことは知らない人との関係構築の不安をお子さんが抱えているという点です。

多くの不登校のお子さんは、初めての人、知らない人と話すことはとても緊張します。

これは不登校の親御様も同じかもしれませんね。

何に緊張するのかというと、まず話題探し、その会話を長続させて、相手を楽しませられるかどうか、相手が興味をもってくれるかどうかという点です。

 

これはこんな「劣等感」を持ってしまっていることを表しています。

「自分のもっている知識や話題などでは、相手を楽しませられない。楽しい話をする話術を自分はもっていない。」

さらにこの不安を深堀するとこんな「劣等感」がでてきます。

「自分が備えたもの、生まれ持ったものは人を満足させるものではない。相手の興味・関心をひくようなものではないし、相手から『なるほど』と言ってもらえるものではない。」

 

では、この「劣等感」はどこからきたのか?

この答は私が本日お伝えした内容そのものです。ぜひ皆さんも、一度考えてみてくださいね。

 

ホンモノ共感クイズ「子供に〇をつける言葉がけ」

あなたはお子さんをこんなふうにダメだししていました。

「協調性がないし、自分勝手で、ひねくれている。約束も守れない、ダメな子。」

つまり子供の在り方そのものに大きな「×をつけてきて」しまっていました。

 

私のブログをみて、「子供に〇をつけなきゃ。」ということを学び、そういうふうに意識を変えようと思った矢先にまた我が子が自分勝手でひねくれたことを言い出しました。

かっと怒ったあなたは、「子供に×をつけそう」になりましたが、それだけは何とか避けることができました。

子供の自分勝手でひねくれたことは、どのように想定していただいても結構です。

子供のひねくれた言葉に「〇をつける」ホンモノ共感の言葉を考えて、4/14(月)10:00までにブログにコメントしてください。

 

来週4/16(水)のブログで私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。