再登校事例

精神不安定による不登校 女子高校生SKさん Vol.4

第三因子の記憶除去

ホテルから登校できていたので、このままの状態では家内も娘も悪い方向に向かうと思い、学校の近くに娘と二人で住もうと決断し、二人で学校近くに住み始めました。
 
しかし、不登校は多少改善されましたが、不登校は完全にはおさまらず、精神的に不安定な状態が続きました。
 
地方に在住のため新井先生の一日集中講座を考えていましたが、やっと東京まで行く機会ができ1日集中講座を受けました。
 
その中で、娘には根本的には第三因子があり、それは愛着障害ではないか、それにプラス第二因子、第一因子があるのではとご指摘いただきました。
 
まずは第三因子に関する記憶の除去をするようにとアドバイスを受けました。
 
記憶の除去方法は著書から非常に簡単な方法へ変わっていましたが、記憶の拾いだしや除去の順番は先生の経験でより進化しており、1日集中講座での習得は難しく、その後も何度もメールで指導を仰ぎました。
 
1日集中講座から帰ると、さっそくカウンセリングを始めました。

解説

このときの様子はもう私にもあまり記憶にないのですが、お母さんの精神不安定が引き起こした愛着障害だと思われ、それの改善が必要だろうと思われました。

第二因子、第一因子は大したことはありませんでした。

しかしお母さんは娘に包丁を持ち出す方なので、このタイプの精神不安定を持っている方が愛着関係の再構築、というのは難しい。別居はやむを得ない正解です。

まずは記憶除去から始めていただくことにしました。

最初の狙いは、お母さんを精神不安定な方に育てたであろう、母方の実家の記憶です。