再登校事例

いじめによる不登校 女子高校生SAさん Vol.3

記憶除去は、本当に簡単で誰でもできる

是非、娘に不登校セラピーを受けさせてやりたい!!私は強く願った。
しかし、次に出てきた疑問が、
“記憶を消すことが果たして本当にできるのだろうか…??
ということだった。
 
その疑問を払拭したい一心で、私はすぐさま新井先生に直接電話で相談させていただいた。
 
電話口の新井先生は、大変、紳士的で知的で穏やかで、すごく詳しいところまで優しく丁寧にかつ熱心に長時間にわたって話を聞いてくださった。信頼できそうな先生だなと思った。
 
そして、初めて新井先生に出会った印象も、電話でお話させていただいた、そのままの印象だった。初対面の先生に少し緊張していた娘も、穏やかで話しやすい新井先生に、何となく安心したような様子だった。
 
果たして本当に記憶を除去することができるのか…??という疑問を抱えたまま、半信半疑で新井先生にお会いしたが、そこで教えていただいた記憶除去の方法は、大変簡単でわかりやすい方法だった。
 
えっ?本当にこれだけで記憶が除去できるの??
 
そう思ってしまうほど、それは、本に記載されていたTFT療法とは違い、五感変容メソッドという、本当にごくごく簡単な誰でもできる方法だった。
 
カウンセリング終了後、家へ帰る途中、本当に記憶が消えたかどうか、娘に恐る恐る尋ねてみると、「本当に消えた」と言うので、驚きと喜びで何とも言えず、不登校解決に向けての希望に心がワクワクと浮き立つのを感じた。
 
娘は、今まで通った様々な心療内科もカウンセリングも専門機関も「通っても効果があまりない、こんなのでは治らない」と言って嫌がって、全く自分から辞めてしまっていた。
 
だが、新井先生の不登校セラピーのカウンセリングは、今まで通った中で一番遠方で、1回5~6時間という長時間(実際にはそんなに長時間の様には全く感じなかったが…)にもかかわらず、決して嫌がることなく通っていた。

解説

お母さんからお電話相談をいただいたときのことはよく覚えています。
 
2日間、2回にわたって非常に長時間、おそらく計4時間ぐらい電話で相談を受けました。
そのときもかなり微に入り細に入り電話口で質問なさっていました。
 
受けた方が良いなどとは一切申し上げませんでしたが、お母さんはご自身で決めました。
 
そして現れたお母さんとSAさん。
お母さんも緊張の面持ちでしたが、驚いたのはSAさんの顔。
 
目の周りからほほにかけて赤らんでおり(どちらかというと赤黒い)、眼も輝きがなく、うつ病患者のようでした。
この赤黒い顔色は、記憶除去を重ねるうちに徐々に取れてくるのですが。。。
 
これまでSAさんは、ありとあらゆる専門機関に通いましたが、どれも効果なし。
 
全国展開のある大手不登校支援団体に通ったときは、wiiで遊ぶだけだったとのこと。
「ラポールを築くため」らしいです。中学生相手に。
(ラポールとは、心の架け橋という意味です)
また、ある催眠系の心理療法指導室に通ったときは、少しラクになったらしいです。しかしなぜそこもやめたのかは、理由は聞いたような気がしますが忘れてしまいました。
 
結局どれもこれも長続きせず。
 
 
ところがSAさん親子は、私のところには、最初の頃は月に1~2回、新幹線で長時間をかけて(3~4時間ぐらい?)、東京日本橋の私のオフィスまで通って下さっていました。
 
遅刻早退キャンセルは一度もナシ。
その真剣さがすばらしい。
 
これは、SAさんにとって東京が魅力ある街だからということもあり、私のカウンセリングも確かな手応えを感じられたのか、きちんと続けて下さっていました。
 
SAさんはもしいじめがなければ、どれほど明るく輝く人生を送っていただろう。
もしあいつと出会わなければ、人生は今頃どれほど変わっていただろう。
ならば、あいつの記憶が脳から取り除かれれば…?