いじめによる不登校 女子高校生SAさん Vol.4
家でどんどん記憶除去できる
いつも、これでもか、これでもかという程出てくる大量の悪い記憶に、新井先生はたじろぐ事もなく、次々に除去して下さり、帰る頃には娘はいつもスッキリした気分で元気になっていった。
嫌がるどころか、行くのを心待ちにするように感じられる時もあった。辛かった気持ちに共感していただけるものうれしかった様だ。
また、新井先生は、家庭でも記憶除去が進められるようにやり方を教えて下さったので、カウンセリングとカウンセリングの間にも、家でどんどん除去していく事ができ有り難かった。
家では手に負えないような複雑にからみ合った難しい記憶でも、カウンセリングの時に新井先生にお願いすると丁寧に分解して見事にきれいに除去して下さった。
その上、メールでも頻繁にわからないことや困ったことなど相談させていただいたが、その都度、大変親身になって考えて下さり、わかりやすくしっかりとアドバイスしていただき常に心強かった。
こうして娘は計10回、新井先生のカウンセリングを受けた。
解説
私が第一因子理論を完成できたのは、SAさんのカウンセリングから得られた知識や経験に依るところが大きいのです。
中学でいじめに遭い不登校となる女の子には、大きく分けていくつかのパターンがあり、そのうちの一つがSAさんのタイプです。
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そのいじめっ子とは、実は小学校時代から友達で、お互いの家を行き来するような仲だった。
しかし中学に入ると雲行きが怪しくなり、他の女の子と結託、SAさんをはぶる(無視する、仲間外れにする)ようになる。
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これは第一因子のパニック型の記憶です。
中学からのいじめの記憶もさることながら、それ以前のいじめっ子に関する記憶の数たるや、すさまじいものがありました。
この写真は、SAさん親子がご自宅で、除去に取り組まれた記憶のリスト。
私はこのリストを見せていただいて感動し、写真を撮らせていただきました。
貼られたタブは、いじめに関わった人間別(これだけでも相当な数がある)で、さらに主要ないじめ犯は年代別に分かれています。
実はこれは一部で、他にもまだあります。
本当にコツコツ取り組まれました。
よく誤解されるのですが、「小学校時代はいじめじゃないんだから別に記憶をとりのぞかなくても」と考えがちですが、そうじゃないんです。
そのいじめっ子が関わった記憶だというだけで、脳はそれをストレスと見なします。
その記憶の数が多いほど、女の子は精神は不安定になり、様々な症状やパニックを引き起こしやすくなります。
根本的な改善と安定化を図る上で、こういった記憶の存在が見逃せないモノとなります。