再登校事例

いじめによる不登校 女子高校生SAさん Vol.5

自発的再登校、完全無遅刻無欠席!

こうして娘は計10回、新井先生のカウンセリングを受けた。
以下に記すのが、計10回のカウンセリング後のそれぞれの大まかな成果(変化)だ。
 
1回目のカウンセリング後
 *嫌な記憶を除去してもらってスッキリしたと話す。
 *嫌な記憶の思い出しの影響で、軽い過敏性腸症候群の腹痛がしばらく続く。
 *たまに外出すると依然として人目が気になり知っている人に会うのを恐れる。
 *ほとんど家の中で、テレビ、ゲーム、絵を描いたりして過ごす。
 *学校や勉強の話題になるとすごく不機嫌になる。
 
2回目のカウンセリング後
 *嫌な記憶をさらに除去してもらって、以前に比べて少し顔色がよくなった。
 *過敏性腸症候群の腹痛が少し治まってきた。
 *相変わらずほとんど外出せずに家でゴロゴロして過ごす。
 *「学校に行けたら、○○ちゃん達と仲良くなれるかな?」と笑顔で話す。
 
3回目のカウンセリング後
 *腹痛が治まり、少しずつ元気が出てくる。
 *「高校の友達と遊んでみたい」とか、「○○ちゃんなら、ノートを写させてもらえるかな?」等、自分から高校の友達の話をするようになる。
 *友達とカラオケに出かける。
 
4回目のカウンセリング後
 *久しぶりに数時間だけ登校する。(別室)
 *高校の友達と買い物やプリクラをして遊ぶ。
 *友達数人で夏祭りに出かける。
 *友達とキャッチボールをして遊ぶ。
 *登校の準備を(気が向いたら)するようになる。
 
5回目のカウンセリング後
 *数時間だけ登校する(別室)
 *友達数人と中学校の体育祭を観に行く。
 *数時間だけ登校(別室)し、その後、教室の前までいく。
 *「次の定期テストは受ける」「バスで通学する」と言う。
 *全教科の定期テストを別室で受ける。
 *補習授業を受ける。
 *少しずつ意欲が回復してくる。
 
6回目のカウンセリング後
 *教室に入れるようになり、週に2~3回登校し、1~2時間ずつ授業に出られるようになる。
 *登校しようという意欲が次第に出てくるが、まだ時々登校を渋る様子も見られる。
 *少しずつ活気が出てくる。
 
7回目のカウンセリング後
 *(6回目のカウンセリング後と同様)
 
8回目のカウンセリング後
 *友達数人と映画を見に行く
 *学校行事に参加し、大勢の人数の中に入って楽しく過ごす。
 *登校を渋ることがほとんどなくなってくる。
 *週に3~4回登校できるようになってくる。
 *何事にも意欲が出てくる。
 *検定試験を受けると言って勉強を始める。
 
9回目のカウンセリング後
 *友達数人で電車に乗って買い物に出かける。
 *高校の友達と家で遊ぶ。
 *友達数人でカラオケに行く。
 *自分から進んで家事を手伝ってくれたり、運動をしたりするようになる。
 *定期テストの勉強に取り組む。
 *全教科の定期テストを別室で受ける。
 *検定試験を会場で受験する。
 *研修旅行に参加する。
 
10回目のカウンセリング後
 *頻繁に友達と遊ぶようになる。
 *自分から早寝早起きを心がけるようになる。
 *自発的に勉強や宿題、翌日の学校の準備等をする様になる。
 *一人でバスで通学するようになる。
 *授業にも全て出席できる様になる。(教室)
 *現在も休まずに自発的な安定した再登校が続いており、ごく普通の高校生活を明るく楽しく元気に送っている。
 
こうして、娘は新井先生のおかげでごく普通の明るく楽しい毎日を取り戻す事ができた。
高校のお友達もたくさん増え、毎朝、笑顔で元気に登校している。

解説

なるほど。お母さんにはこういう印象だったのですね。

私の印象としては、

2回目のカウンセリングあたりで過敏性腸症候群に大きな改善があり、それ以降緩やかな改善、少しずつ学校に登校できるようになり、
10回目のカウンセリングでさらに爆発的に改善した(完全再登校、無遅刻無欠席)、

こんな感じです。

すべて自発的です。
誰かに尻を叩かれてイヤイヤむりくり、ではないのです。
自発的に勉強に取り組み、自発的に登校し、自発的に教室に入り、自発的に人と交わる。

それが最高の価値。
そう思いませんか?

SAさんはもしいじめがなければ、どれほど明るく輝く人生を送っていただろう。
もしあいつと出会わなければ、人生は今頃どれほど変わっていただろう。
そしてもしそれを取り戻せるなら?