いじめによる不登校 女子高校生SAさん Vol.6
親として願いを込めて
私達は、悪い記憶が、一人の人間の人生を狂わせてしまうほど、これほどまでに大きな影響を及ぼす恐ろしいものだということを、この数年間で身をもって経験した。
そして、新井先生の説である、“子供の心の弱さではなく、不登校の根本原因は記憶”-これはまさしく真実であると痛感している。
不登校で苦しんでいる人たちが周りから責められたり、自分自身をさらに追い込み苦しむといった悲劇や悪循環が少しでもなくなるためにも、世の中で新井先生の“不登校の根本原因は記憶”説が広まる日が一日も早く来ることを願ってやまない。
最後に、新井先生の不登校セラピーによって、こうして、娘も悪い記憶の鎖から解き放たれ、根本的に改善された結果、自発的に再登校できる様になったことを、心より深く深く感謝している。
解説
SAさんのカウンセリングは、親子の愛着関係に大きな問題がなかったため、いじめの記憶除去だけで再登校に成功しました。
実はまだやり残した記憶もあり、さらに高校に入ってからの記憶は全く手つかずのため、あと数回のカウンセリングが必要かな、と思っていましたが、そんなことお構いなしに快復。
お母さんによれば、SAさんはまた東京にカウンセリングを受けに行きたい、というようなことを口にするらしく、お母さんとは「またいつかお越し下さい。残りの記憶を取り除きましょう」と話し合っています。
東京は女の子にとっては魅力ある街ですし、遊びがてらで充分です。
SAさんはもしいじめがなければ、どれほど明るく輝く人生を送っていただろう。
もしあいつと出会わなければ、人生は今頃どれほど変わっていただろう。
そして、もし、子供を歪ませる過去の記憶を取り除き、
明るく輝く姿を取り戻せたら。