再登校事例

いじめによる不登校 女子高校生アスカさんと弟D君 Vol.4

女子高校生アスカさん Vol.2 アスカさんのすさまじいストレス履歴 ~幼稚園、小学校時代

(幼稚園時代)
N先生
年長の時の担任。
すごく厳しい、怖い先生。
給食の時間、休み時間にすぐ怒鳴り、子供に手を出す(叩く)。
アスカさんは怒鳴られたことがあります。
(お母さん談)折り紙ができないのでつねられたそうです。(本人の記憶なし)
 
(小学校時代)
小1
N先生(担任、女性)
「いい先生じゃなかった。好きじゃなかった。」
厳しい先生だった。怒る。馬鹿にしたような怒り方。
ただアスカさんに直接被害はありません。
 
クラスメイト
OM君、OT君、SK君、ONさん、OGさん、TSさん
同じ子供会の子供たち、皆クラスメイト。
アスカさんはこの6人と一緒に帰っていたが、帰り道に仲間はずれにされて一人ぼっちにされたことが一度あります。家の近くでこの6人が逃げて、おいてけぼりにさせられたのです。
急いで「待って」と言って追いかけたが、笑いながら逃げていき、アスカさんは一人で泣きながら家に帰りました。
お母さんがONさんのお母さんに連絡してくれて、相手も認めて「ごめんね」と謝ってくれましたが、謝ったのはONさんだけ。
他の5人は次の日会ってもお詫びは何もなく、みんな普通にまた一緒に帰りました。
 
女の子3人(ONさん、OGさん、TSさん)は性格がきつく他人の悪口も好きで、アスカさんとよくケンカしていました。
 
 
小4
クラスメイト
YKさん(後のいじめの主犯)
すごくきかない性格。誰にでもふざけ半分でいたずらし、ちゃっかりしている。
アスカさんがEMさんの家に遊びに行ったときにYMさんもいて、紅茶にホコリを入れられ、アスカさんに「それを飲め」と言ってきました。「いらない」というと、冷蔵庫に戻ってまた何かコソコソやっています。
 
H先生(男、習字の先生)
短い木の棒(太鼓のバチみたいなもの)を持って、おしゃべりすると男の子には手を出していました。誰か(たぶんKN君)を階段から突き落としました。女の子にはなにもしないそうです。
怒鳴らずいきなり手を出します。
小5の時に担任を下ろされました(子供に暴力をふるって処分を食らったらしい)。
 
 
小5
A先生(女、担任)
泣く、贔屓が激しい。
生徒が言う事を聞いてくれなかったりすると泣きます。
ただしかっこいい男の子は怒りません。
気に入っている男の子は軽い感じで怒り、その他はきつく指差します。
アスカさんが男の子とトラブルがあり、1回呼び出されて話し合いをしたが、先生は男の子が好きなのでその子の味方をして、アスカさんに対しては厳しく怒鳴りました。
女の子からは嫌われています。
 
KN君
悪ガキ。年中嫌がらせをアスカさんにしてきます。言葉で何かを言ってきたり蹴ってきたり。いじめっこ。
アスカさんが睨むとKN君が「にらんできた」と言ってA先生にチクり、アスカさんが先生に「あんたも睨むところあるから悪いんでしょ」と怒られました。
 
T先生(男、隣のクラスの担任)
すごく暴力的。
隣のクラスの子が蹴られたり殴られたり、隣のクラスから怒鳴り声が聞こえてきて、怖かったといいます。
ただしアスカさんは被害を受けていません。
 
 
小6
K先生(男、担任)
すごくこわくてクセモノ。
怒鳴る、蹴る、叩く、すぐ謝らせる(こんなことしてすみません、と生徒を先生に謝らせる)、ノートを投げたり、紙(大きい厚紙、模造紙)を破いたり(みんなで頑張って描いたものを破いたり)、先生に謝るのも一人ひとり違う言葉じゃないと気に入りません。
これが毎日ありました。
おかげで体調を崩して不登校寸前の子がいました。
 
エピソードは事欠かず。
 
陸上記録会の練習で、アスカさんがクラスの代表でリレーの選手に選ばれたことがありました。
女子4人男子4人が選ばれるが、アスカさんは4人の中で一番遅かったので「腕振れ足上げろ!」「何でお前はそんなに遅いんだ、もっと早く走れないのか!」と1ヶ月間毎日怒られていました。
このときT先生も一緒に怒ります「オマエが6年2組の足を引っ張っている」。
他の先生もこの場にいたが、K先生を止めてくれる先生はいませんでした。
 
掃除の時間に、掃除が早く終わって友達と教室でしゃべっていたら、K先生が教室掃除の人達と一緒に窓を掃除していて、教室でしゃべっていた人たちと他の人達がしゃべっているのが気に入らず「何で先生がやってんのにおまえらしゃべってんだ、手伝え」と怒鳴りました。
 
ハーモニー集会(クラスごとに歌を歌ったり演奏したりする)での役割を決めるときに、K先生は目立ちたがり屋で「今までやったことがないことをしたい」と言い出しました。
生徒と先生の意見が合わず、1人の女の子とケンカになって、その女の子が「校長先生にぶちまける」といって校長先生のところへ行きます(その子をみんな応援していた)。その子1人で校長先生としゃべって帰ってきて、みんなで「どうだった」ときいたら「校長先生は話をきいてくれた」とみんなで喜んでいたら、K先生が盗み聞きして、またお説教。
 
校長先生はK先生のことを気に入っていたので、軽く怒った。K先生はその後みんなを一人一人呼び出して「ごめん。オレは口出ししないからハーモニー集会は皆で好きなようにやれ」といってくれ、本番も楽しくできました。
 
(お母さん談)アスカさんは当時毎日先生の文句を言っていたそうです。
 
Y先生(別のクラスの担任、音楽の先生)
K先生がこういう人間だと分かっていて、音楽の授業の生徒の様子をすべて報告します。
しかも生徒全員がいる前でクラスに入ってきてK先生に言います。
それを聞いたK先生は授業をつぶしてお説教。ノートを投げたり、文房具を投げたり。
当たると一瞬反省して「ごめん」というが、また投げるのです。
気に入らない子が3人いて、K先生もその3人を「3バカトリオ」と呼んで要注意人物扱いしたが、そのうち1人がY先生にふざけた言葉を言ってしまったことがありました。当然Y先生がK先生に報告、連帯責任で全員でY先生のところに謝りに行き、それでやっとY先生は収まりました。
怒鳴ることもありました。