再登校事例

いじめによる不登校 女子高校生アスカさんと弟D君 Vol.7

女子高校生アスカさん Vol.5 カウンセリングと再登校

初回は、幼稚園の N 先生の記憶を五感変容メソッドで処理して終えました。
 
そして3回目のカウンセリングで、小5の担任の K 先生の記憶まで進んだところで大きな変化がありました。
 
それを動画でご覧ください。

(カウンセリング料金無料化システムに基づき、実名・顔などの公開に当人と保護者から同意いただいています)

4回目のカウンセリングまで、カウンセリング当日に体調が悪く(起き上がることができない)、ご自宅まで伺ったものの、キャンセルになることもしばしば。
 
それでも頑張って受け続けてくれ、このように大きく改善され始めました。これにはお母さん、弟の D 君、同居の祖母様、叔母様方も大変驚いたようです。
 
そして何と全くダメだった元の中学に昼間訪問し、今の高校にも教科書等を取りに行くことまで成功しました。
 
何と肝心の中3のいじめの記憶を処理する前に、かなりの安定性を取り戻し、中3のいじめの記憶を除去しないままカウンセリングを終了。
 
これにはさすがに安定ではあると言っても、本当に大丈夫なのだろうか?と私も気がかりだったのですが…
 
翌年の正月にはお母様より「(弟の) D が変わらず登校しています。」という丁寧な年賀状をいただきました。
 
そして震災を挟んだ6月、お母さんより突然メールをいただきました。
 

ご無沙汰しておりますが、お元気ですか。 
アスカですが、元気に登校しております。
先月は遅刻、早退、欠席が多少ありましたが、下痢や吐き気はおさまり、今は安定しております。
こんな日がくるなんて信じられません。
これからも不安はありますが、一日一日をしっかり過ごしてまいります。
色々ありがとうございました。

 
 
その後元気かと思っていましたが、実は高1で下痢などが再発。
それからカウンセリングを再開しました。
 
あまりにも大量にあった、いじめの第一因子の記憶除去に約20回かけましたが、大きな改善はなく、それから第三因子(主に離婚したお父さんにまつわること)を対象にカウンセリングを切り替えて7回、電話でのカウンセリングが3回で、お父さんの御協力も得てやっと全快。
(ここを書くとあまりにも長くなるので、詳細は割愛させていただきます)
 
残念ながら元の高校はやめ、定時制を受け直すことに。
そして合格。
今は楽しい高校生活とバイト生活にがんばっているそうです。
 
 
*****
 
私には不思議なことがあります。
 
同じ第三因子を姉も弟も受けながら、なぜ弟D君はいじめの記憶除去のみで完全と言えるほどに全快し、再発しなかったのか。
なぜアスカさんにはいじめの記憶除去以外に、第三因子のカウンセリングと、お父さんの協力が必要だったのか。
 
幼少期からの父子の愛着関係と分離不安に関係がありそうですが、まだ推論の段階で、断定できません。
いつか離婚家庭における手法を確立したいと考えています。