不登校セラピーの個人カウンセリングをお受けになったお子さまの声をお聞きしました。
「初めてわかってくれる人が現れた」
息子と話し、新井先生の言葉を息子に伝えると、「初めて解ってくれそうな人が現れた気がする、新井先生となら話しをしてみたい」と言っていました。
(お母さまよりの言葉)
「何の不安も見せずカウンセリングに出かけます」
息子は、嫌な時はテコでも動かないのですが、次回の予約を自分でして、カウンセリング当日は何の不安も見せず出掛けて行くのが、不思議です。
(お母さまよりの言葉)
「安心するんですよ。話してて安心するし。」
(女子高校生Nちゃんとお母さまのインタビュー)
新井:
他にもカウンセリングを受けられるところはあるのに、なぜ通い続けてくれましたか?
Nちゃん:
話したりとかしていくうちに、気持ちがラクになっているのがわかりました。
親にもちょっと恥ずかしくて言えなかったことも、言ってみようかなって思いました。
学校のカウンセリングもやったんですけど、助言とかもあんまりなくて、「こうした方がいいよ」とかもあんまりなかったんで。
じゃなくて、ここにきてからは、新たな情報も教えてもらったりとかしたんで、違う意味の勉強、人生の勉強にもなったんで、通ったっていうか。
それになんか、最初のうちはあまり思ってなかったんですけど、だんだん後半、中3の12月ごろになるにつれて、そこら辺ぐらいから、なんて言ったらいいんだろう、安心するんですよ。話してて安心するし。(注:禁止令の解除を開始した頃。)
正直な話カウンセリングも最初はどういうのか分からないんで、怖かったり不安だったりっていうのが、最初の1ヶ月か2ヶ月ぐらいは思ってたんですけど、話をしていくうちに、「あ、こわくないんだな」とか、「全然不安に思うことなんてないんだな」って。
それに先生が話をちゃんと聞いてくれることがちょっと、なんて言ったらいいのか、びっくりっていうのも変ですけど、そんな感じがして。
だから後半の頃は、「安心」とか、「話すとラクになる」とか、そういうものに変わっていって、マイナスには全然ならなかったんで。
だから通ってた。
新井:
ありがとうございます。お母さまはいかがですか?
母上:
今思うと子供が言った通り、話すことによってラクになっている姿を見てたので、やっぱりこう、話したりすると、吐き出すと、ラクになるんだな、とか、そこは感じてたので、はい。
新井:
例えば具体的にどこでお感じになったか覚えていらっしゃいますか?何を吐き出した時に「この子が変わったな」と感じましたか?
母上:
この子の話した話は大体あたしも聞いてるんですけど、中には何個か聞いてない話があって、「ああそういうこともあったんだ」とか、話がわからないところがあったりとか、ちょっと食い違いがあったりとか、の時に、「ああそういうことだったんだ」、ていう、なんかそういうので「親よりもやっぱり話しやすいんだなぁ」とか、はい。思いました(笑)。
あと、心療内科に通って薬漬けにしたくなかったっていうのもあります。
「グチャグチャになってた記憶の、大量にある引き出しを整理できるようになった。」
(女子中学生Mちゃんとお母さまのインタビュー)
新井:
首都圏にお住まいならカウンセリングをやっているところはいっぱいあります。不登校関連のところでもありますし。
そういった中で、なぜ私の所を選んでずっと通ってくださっているんでしょうか?
母上:
はい。一番最初に、インターネットで探して2つぐらいサイトを見つけて、どっちが良いかな、っていう感じで、正直私はどっちも決めかねてたんですけど、もう一つの方の先生は、「休み癖がついちゃいけないんで、とにかく何が何でも行かせるんだ!」、みたいな熱血タイプだったんだよね。
Mちゃん:
いや、すっげーね、最初の頃はすっげー人間不信に近かったから、どっちもすっげーうさんくさく感じた(一同笑)。すみません、すみません。
新井:
いいですよ(笑)。
母上:
通えそうな感じで、カウンセリングをやってくれる所を、新井先生のところともう一つを並べて、正直なところ、もう一つの方が、「何が何でも!勉強ができない子だって行ってるんですから!」みたいな感じの所だったんですけど、即効性があるのはこっちかな、と思ったんですけど、娘に選ばせたんですよ。
そしたら、もう一つの方は、本人が「この熱血ぶりにはついていけない…」「なんかこっちの先生(新井)のほうが良い」って言って、だよね。
Mちゃん:
うん。熱血っつーかなんか、もう一つの方は「あ、ムリだ」ってなった(笑)。「あ、ここ行ったら私死ぬ」ってなった(一同笑)。胃潰瘍で死ぬと思った。
(注:Mちゃんは対人ストレスに極端に感受性が高いお子さまなのです)
新井:
ああ。ボクの所は死にはしないと思いました?(笑)
Mちゃん:
うーん、正直言って、どっちもうさんくさいというか、「ホントかよ」って思ったんだけど(笑)、だけどまあ、どっちかだったら、こっちだな、って、正直、消去法。。。すみません。
新井:
いいですよ。Mちゃんの選択で決まったわけですね。実際数回来られてどうお感じになりました?最初からずっとMちゃんが来てくださってましたよね。
Mちゃん:
話しやすいし。
母上:
リラックスしすぎて足は広げてるし(一同笑)。
Mちゃん:
なんかさ、回るイスって回したくなるんだよ(一同笑)。
母上:
でもね、それってよっぽどリラックスしてないとできないと思うからね、だから、とりあえず、自分の思ったことは話しして、自分の家みたくリラックスしてるよね。自分の部屋みたく。
Mちゃん:
うん。で、続けてみようかと。
新井:
わかりました、ありがとうございました。
あと一点お聞きしたいことがあります。
お子様が私のサイトを見つけて、「ここなら直るかもしれない」と感じて、親御様に話すのですが、動かない親御様も結構いらっしゃいます。
Mちゃんは、なぜ毎回続けてくれていますか?
Mちゃん:
「学校行けるようになったら」というのもあるし、なんかたまってるっていうか、思ってることをガーって言っちゃう、言いやすいっていうか、ある種「そんなこともあったな」っていう、自分で意識してなかったところから、「そういえば、それをああしたらこれがこういうことになった、あー」って。
母上:
ここで話しをして、いろいろ思い出したりして、自分の中で整理できているって感じ?なんとなく「こうだったからこうしたほうがよかったんだ」って、方向性が若干見えてきた感じ?
Mちゃん:
うん。こう、大量にある引き出しを整理する、大量にある引き出しの中から、記憶とかそういう情報がグッチャー!ってなってるのを、「ああ、だからこういうことがあったからこっちからこうやって、こうやって」みたいな。
(注:Mちゃんはご家庭、親戚、学校、勉強、先生、クラスメート、さらにある種の先天的問題まで、ありとあらゆる大量のストレスがグチャグチャに絡み合って不登校になっていました。今まで誰も、それを解きほぐし、整理して考え、解決の方向性を示してあげることができませんでした)
母上:
一番上の段にこれ、二番目の段にこれ、って整理できるようになったってこと?
Mちゃん:
そうそう。
母上:
わかったわかった。