昨年は、映画『アナと雪の女王』が大ヒットしましたね。
私がカウンセリングをしている子で、
アナと雪の女王が大好きな女の子さんがいました。
なぜ、あんなにアナ雪は大ヒットしたのでしょうか?
そして、どこが女の子のハートをつかんだのでしょう?
その答えが不登校解決のヒントになりますので、
不登校をお持ちの親御様は今回のブログをよくご覧下さい。
その子は「良い子でなければならない。」
という強い強迫観念を持っている子でした。
人に合わせ、人の要求に合わせ、自分を抑え込む子でした。
そこで、その強迫観念(良い子でなければならない)を外してあげると、
とても楽になり、人の目も気にならなくなりました。
先日そのことお話していた時のことです。
主題歌である、『レットイットゴー』の歌詞の話になりました。
英語版の歌詞を見ると、
「常にいい子でいろ。自分を隠せ」
と書かれています。
エルサが氷の魔法を持っていて、
人に知られてはならないということで、
必死に力を隠そうとするのですね。
また、歌詞には、be the good girlとあり、
これは「いい子でいなさい。」
ということです。
自分を抑えて込んできたような
不登校のお子さんたちは、
「良い子でなければならない。」
という呪文を掛けられた子が多いのですが、
これが不登校になってしまう
大きな原因の一つです。
そして、その生徒さんは、まさに、
英語版の歌詞
「be the good girl」
に反応したのです。
なお、余談ですが、不登校のお子さんは
よく体調不良を起こしますが、
多い症状として、手足の冷えがあります。
なので、エルサとそっくりと言えます。
「エルサのように、自分をかくして
いい子でなければならない。」
親御様が「あなたは親の目にかなう
いい子でありなさい。」
「あなたは、いい子でなければならない。」
「自分を抑えて生きて行かなければならない。」
そういったことを
植え付けてきたケースが多いです。
これは不登校の大きな原因になります。
いいかえると、お子様の自己信頼を下げるのです。
なぜ、自己信頼を下げるのかというと、
親御様から強制された生き方を
することを命じられると
「素の自分ではダメなんだ。」
という認識になり、自己信頼が下がるのです。
そういったことを今後、
不登校の対応として
お子さんに要求するのをやめて
「あなたは良い子でなくていいんだ」
そう伝えられるだけでも
お子さんが楽になると思います。