あなたは家にいる間、お子さんにきちんとホンモノ共感できていますか?

もし今、あなたのお子さんの状況が改善していないのなら、ホンモノ共感ができていません。

ホンモノ共感をできるようになることは、コロナウィルスの影響がでて、社会のさまざまな変化が起きているので、これからもっともっと必要になってきます。

先日、政府から在宅ワークを7割にするという目標が掲げられました。

緊急事態宣言が解除されてから、在宅の比率は減ったかと思われますが、再び親が家にいることが推奨されます。

つまり家の中で、親子で過ごす時間が今後ますます増えていきます。

ここで家にいる時間をうまく活用して、お子さんとの愛着関係をしっかりしたものに変えていき、再登校を促進することができるか、できないか。

これはお母さん、あなたにホンモノ共感の力があるか、ないかにかかっています。

 

お子さんがみるみる改善するホンモノ共感の魔法とは!?

先日、第9期の魔法ことばベーシック講座に参加された、あるお母さんから嬉しいご報告をいただきました。

「やりました。講座のホンモノ共感の実践練習で、練習したところが、そっくりそのまま家庭の中ででました。

息子が『この肉まずい。』といったんです。

以前の私だったら、思いっきり息子に迎撃したところですが、講座で練習した通り、きちんとホンモノ共感で聞くことができました。

それ以来、急に息子の態度が変わり、攻撃性が減ってきました。

もちろん、まだまだこれから練習していかなければなりませんが、息子に変化が出て、とても嬉しく思っています。」

 

実は、これと似たような報告を他にも、何名もの方からいただいています。

みなさん、ホンモノ共感の実践練習で出たところをきちんと家庭の中で活かしていました。

ちなみに、参加者のお母さんから、面白い話も聞けました。

私はホンモノ共感の実践練習は、親役の人の共感の言葉の練習の目的で行っていました。

ところが、実践練習に参加された方々からは、口々にこんなことを言い出したのです。

「子供役の時が、ものすごく嬉しかったです。

どんなことを言っても、一見、わがままなことを言っても、全て肯定される。

演技であっても、わがままなことを言っているので、そこで怖くなっていたのです。親役の人に全て暖かく共感してもらえたので、ものすごく嬉しかったんです。

私自身、生まれてから一度も、こんなふうに共感も肯定もしてもらったことがありませんでした。

だから共感されることって、こんなに嬉しいことなんだと、初めて身をもって知りました。

そして今まで、子供にこんな嬉しさを体験させてあげたことがなかったんだなあと思うと、これからどんどん子供に共感して、この嬉しさを味あわせてあげたいと思いました。

また、共感を親役の人たちにしてもらっているうちに、嬉しくなって、どんどんしゃべりたくなる。どんなことでも話したくなる。これも初めて知りました。

うちの子がすぐに黙ったり、切れたりする理由がよくわかりました。共感されないから切れるんですね。そしてしゃべりたくなくなるんですね。」

こんな声を多数、頂戴しました。

 

ホンモノ共感に対して陥りがちな誤解とは?!

さて、みなさんはこれを読むと、誤解する人がいそうですので、釘を刺しておきます。

わがままに共感すると、さらに手がつけられなくなる。どうにでもならない大人になるのではないか。

こんなふうにすぐに不安になる方がいるでしょう。

現実は全く逆です。

それは理論を、正しい心理学の理論を知らない人の妄想です。

実践練習では、子供の気持ち、要望を存分に引き出しましたが、全肯定してもごねて、荒れた子供役の人は誰もいません。

共感されればされるほど、子供は理性と知性を適切な形で発達させます。

また親が嬉しい感情をあたえてくれる存在になればなるほど、それを外の社会、他人にも反映させるので、学校も喜びの場として、認識するようになります。

だから学校へ行けるようになるのです。

だからこそ、魔法ことばベーシック講座に参加された方は、この夏休みの期間を存分に活用して、共感しまくってください。

ホンモノ共感をしっかり学んだことがない人との差は、9月にはっきりとでます。

特にこの7月8月は、ほとんどの学校は完全な夏休みにはなっていないはずです。

コロナ休講の授業の遅れを少しでも取り戻すために、7月8月の間もほとんどの学校で授業はあるはずです。

当然、子供は「嫌だ。行きたくない。」とぐずるでしょう。

「夏休みなのに、なんでいかなければならないのだ。」とグタグタの嵐でしょう。

こういった場面での共感をあなたなら、どうしますか?

ほとんどの方は何か学校に気を向かせるようなことを言いたくなるような衝動を止められないと思います。

この夏休みの期間に、どのようにホンモノ共感をしてあげるかで、9月からの子供の寝起きも、学校へ向かう気持ちも全く変わってくるはずです。

これは断言します。

 

もしあなたがホンモノ共感を学んで、子供を嬉しさと喜びで満たしてあげたい。

そして、共感される喜びを親自身も味わってみたい。

そして、これが不登校の解決につながると信じて取り組んでみたい。

こう思われる方のために最もおすすめなのが、魔法ことばベーシック講座です。しかし現在、新規の募集の予定はありません。

ですので、それまでの間、一体、どうすればいいのだろうとお悩みの方は、以下の音声教材で、ホンモノ共感の片鱗に触れて、少しでも吸収しておいてください。

1日3分聞いて、そのままマネるだけ。
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これはお子さんが自発的に再登校するようになるためのホンモノ共感の言葉と私のホンモノ共感の声を音声で録音したファイルがセットになった音声教材です。

Amazonで販売していますので、購入して、私がどんな言葉をどんな声で話しているのかを聞いて、そのままマネてみてください。

1日3分でもいいので、毎日聞いて、マネることから始めることで、ホンモノ共感がどういうものかを体感して、身につけてみてください。

 

他人軸とホンモノ共感クイズ「学校の意味とは?」

前回のクイズに11名の方からご回答いただきました。ありがとうございます。

今回は、私の回答を先にお伝えします。これは魔法ことばベーシック講座や個人カウンセリングの場でも、実際に私が言っている言葉です。そして我が子に対しても、これを言うことがあります。

答えは2つあります。私は場の雰囲気に応じて、使い分けたり、2つとも言ったりしています。

1つ目の答え

「学校へ行く意味なんてない。あなたが行く意味がないと思ったら、そこに全く意味なんてない。」

こんなふうに私は娘にはっきりと言ったことがあります。

このメルマガをお読みの方は、学校へ行く意味というのを1度は考えたことがあるでしょう。

元プロ野球選手のイチローさんは、子供からの「宿題に何の意味があるの?」という質問に対して、こう答えていました。

「社会でしんどい思いをするための準備だ。」

 

イチローさんでも、この程度の答えしかできないので、おそらく誰も正しい答えはできないでしょう。

実際のところは、嫌なものは嫌だし、当人が意味がないと思ったら、意味がないのです。

あなたも、考えてみてください。一般的に考えて、学校へ行く意味というのは、3つあります。

1つ目は勉強、2つ目は人間関係、3つ目は集団生活です。

これ以外にも何か細かいところはあるかもしれませんが、概ねこの3つです。

不登校のお子さんは、この3つのうち、最低2つに全く意味を感じていません。学校に行っても、損すると思っています。だからこそ、これが1つ目の答えです。

2つ目の答え

今も思い出すことがある個人カウンセリングの場面があります。

私の個人カウンセリングで、あるお子さんが、同じことを言いました。それに対して、お母さんがこう答えたのです。

「モンゴルの子供はね。学校に行きたくてもいけないのよ。

今、勉強しておけば将来好きなことに出会えるかもしれないよ。」

 

これに対してお子さんは激昂し、こう答えました。

「モンゴルの子供と俺と何の関係があるんだ。

将来好きなことに出会えるって、そんな保証はどこにあるんだ。」

 

このお子さんの言葉に、お母さんは完全に沈黙しました。

このお母さんの答えは、完全に他人軸ですよね。本当の自分軸を意識すると、2つ目の答えはこうなります。

「あなたにとって、学校って意味がないんだよね。はっきり言うと無意味だし、嫌なんだよね。

嫌っていうのは、おそらくみんなに合わせて、きちんとしなければいけないとか。大量の宿題をこなさなければいけないとか。友達とか、先生の顔色を伺ってしまうとか。学校に行ってもみんなとの間に壁を感じて、いつもどこか孤独を感じてしまうとか。教室の中で、みんなから変な奴と思われるようなことをしてしまったら、どうしようとか。

そういったことがあると思うんだよね。

多分、あなたを見ているとおそらく、人が腹の中で、自分のことを変な奴と思っているんじゃないかとか。

そういったことが気になって、苦しくなるんじゃないかなと、お父さんそういうふうに思うんだけど、あなたはどうかな。」

 

このように普段、お子さんを見ていて、洞察されることについて、やわらかく問いかけてみます。

不登校のお子さんが抱く、学校に対する不安というのは、ほぼパターンが決まっています。

これは魔法ことばベーシック講座の中では、みなさん参加者の子供の不安を状況から予測して、私がお教えしています。

 

ここで意識したいことは何かというと、我が子がいかに自分軸を保てていないか。保てなくなる最大の要因は何か。これを丁寧に考えることです。

この類の共感的な聴き方は、結構な練習が必要です。みなさんの回答を拝見すると、うまく質問になっている方は少ないですよね。

親が自分の言いたいことを言う前に、「我が子にとって意味がないとは、どういう意味なのか?」これを丹念に引き出さないといけません。

そこをすっ飛ばして、話を進めても、何1つうまくいかないことでしょう。みなさん、言葉1つ1つを大切にしてください。

 

それを考えられるようになるためのヒントを1つ差し上げます。

もし、あなた自身が生きるのが嫌になった時に、「もう生きている意味がない。」という言葉が浮かんだとします。

ここでの生きる意味とは、どういう意味ですか?これを考えてみてください。

 

ここを深く考えずに済ませられるのは、自己肯定感が高い人だけです。

多くの方がすぐに学校に行くか、行かないかの話にすりかえています。そんな話を子供はしたいのではありません。

この違いがわかるでしょうか?

「学校に行かなくてもいい。」と言って欲しいのではないということです。

この感覚がわかるようになると、ホンモノ共感に1歩近づいたと言えます。

 

なんども言います。

子供は学校に行く、行かないの話をしたいのではありません。

この感覚がわからないといつまでたっても、夏休みが過ぎても、結局、何も変わっていないということになります。

学校に行くか、行かないかの話になると、そこでおしまいます。学校に行くべきか、行かなくていいかのどっちかでおしまいになります。

子供の心に踏み込むことが全くなっていないのです。

 

今回のご回答で何名かが、学校に行くか、行かないかの話に展開してしまっています。

「学校に行かなくていいよ。」は共感ではありません。

自由と共感は非常に似ていて、誤解しやすいのですが、本質的には違います。

この違いがわからなくて、多くの方が苦しんでいるようなので、少し長めにお伝えしました。

ぜひ一度、時間をとって、このことをきちんと考えてみてください。

 

他人軸とホンモノ共感クイズ「夏休みなのに学校に行く?」

あなたのお子さんの学校でも、夏休みにも授業があると思います。夏休みなのに学校に行くなんてと、お子さんがブーブーと文句を言っています。

「なんで夏休みなのに学校に行かなければいけないの!」

お子さんのこの言葉に対して、ホンモノ共感で答えてあげてください。

 

もう1度、繰り返します。

これは先週と似たクイズですので、同じ考えが通用します。

1学校に行くか、行かないかの話にすぐに持っていかない
2自由と共感は似ているが違うものである

お子さんの行動や許可、選択は親ではなく、子供が自分自身で行うものです。

他人軸を注意深く排除して、ホンモノ共感で接してみてください。クイズのブログへの回答の締め切りは、8/3(月)14:00です。

 

来週8/5(水)に私が考える自分軸とホンモノ共感の考えをお答えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。