今週もあるお母さんより喜びの声をいただきました。
「この4月から中学3年の娘が2年ぶりに少しずつ学校に行けるようになってきました。制服を着た姿を見て、まるで奇跡のようでとても嬉しかったです。
修学旅行も本人の不安もありましたが、行けるようになりました。だんだんと欲が出てきて、これではいけないと思い、初心に帰るように自分をいさめています。
娘は「修学旅行のミッションは達成した。そのあとどうするかは自分でよく決めていない。」と言いました。
私は「それでいい。そのときの調子や気持ちで決めていけばいい。」と思えるようになりました。
最近、気を付けているのは夫婦間の会話です。
新井先生のアドバイスに従って、そこに気を付けていると、夫婦ともに、気持ちが落ち着いて、以前よりとてもいい雰囲気になっていることが実感できました。
娘はまだまだ不安な点はあり、勉強はマイペースでゆったりと取り組んでいますが、「しんどい。」と口にすることも多く、これからの解決課題であると認識しています。」
私はこの喜びの声を受け取って、とても嬉しかったです。
娘さんが4月に登校できたことがまるで奇跡のように思われた気持ちもとてもよくわかります。
娘さんが登校したことで、お母さんは開放感で満たされた気持ちもあったでしょう。
なぜ、こんな奇跡が起きたのか?
この奇跡が起きた秘密は、実はとてもシンプルです。
「ホンモノ共感」をこつこつとお母さんが実践し続けるとともに、お母さん自身が自分を安心させるために、自分を変え続けたからです。
これ以外、特別なことはなさっていません。
特に大事だったのが、お母さん自身の思い込みや不安を解除していったことです。
これが大きな要因になったと私は思っています。
子供が不登校であってもなくても、人間の気持ちというのは揺れ動きやすいものです。
親御様自身が愛着関係が安定していない家に育ったとしたら、なおさらいろんなことで揺れ動き、それをそのまま子供にぶつけてしまうこともあるでしょう。
そこを変えていくことができれば、親の安心感が子供に伝わり、正しい親子の愛着関係がつくられるので、他人や社会にも子供は安心感をもつことができ、学校に行けるようになります。
これからも私はこの正しい親子の愛着関係とホンモノ共感をもっと多くの親御様に身につけてもらって、日本中の子供とお母さんを幸せにしたいと頑張っていきます。
ホンモノ共感クイズ「食べ物の好き嫌いが激しい」
前回のホンモノ共感クイズには3名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。
ぱんださん
まさしくぱんださんは子供の好き嫌いに悩むお母さんたちの心の代弁のようですね。パンダさんの声かけはとてもよく愛着共感的になっていると思います。
そうすると子供の心も落ち着いて、なんだかんだいいつつ、食べてくれるんですね。余裕がないときも口調は優しく言えるようになるとさらにいいですね。
吉田さん
「今はどんなもの食べたい気分なの?」この声かけもいいですね。
一部の不安定なお子さんは、「そんなの自分でもわかんない。」と言うかもしれません。
そのときはそのときでいくつかつくれるものを提案してみればいいかと思います。
はるかさん
1の会話はリアルではるかさんのお子さんとの会話みたいですね。
この場合、お母さんは「太るものはいらないんだね。太るの気になるんだね。」という共感よりも、「わかった。太らないようなカロリー控えめの料理に変えるね。それならどう?」という言葉がけの方がいいと思いました。
そして2の方はご心配ですね。
身体が大きくなるのが嫌。成長するのが嫌。それはなぜなんでしょうか?
成長自体を拒んでいるようにも聞こえます。その奥底にある心理まで触れて共感できるとさらにいいですよね。
はるかさん自身は、食のことで体罰を受けて育っていたんですね。
とてもつらかったこと思います。
子供たちの食の不安にそれがでているというのは母親として、心苦しいこととお察しします。
その苦しさから解放されるためにも、お母さん自身が持っている思い込みを早く手放しましょう。
ホンモノ共感クイズ「人が疲れる」
あなたのお子さんは徐々に学校に行けるようになって、6月の修学旅行にも行けました。
その後の体育大会にも行けましたが、体育大会の後にしばらくまた学校に行けなくなってしまいました。
理由を聞くと、「体育大会では一日友達と過ごさなければいけない。それがしんどかった。」と言いました。
それを聞いて、あなたは自分自身が他のママ友に劣等感を感じていることが我が子に悪影響を与えてしまっているんじゃないかと思いました。
こんなとき、あなたなら、お子さんにどんな言葉をかけ、自分自身はどんなことを気をつければいいでしょうか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを7/1(月)15:00までにブログにコメントしてください。
来週7/3(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。