10/11(日)魔法の言葉がけセミナーを開催しました!
先日10/11(日)に2回目の魔法の言葉がけセミナーを行いました。
20名の方にご参加いただき、ありがとうございました。参加の方から感想をいただきましたので、ご紹介いたします。
「機能的な面ばかり気にしていて、情緒的な共感ができていなかったので、そこをしっかり学びたいです。
子供は少しずつ話をしようとしてくれているので、話をうまく膨らませたいなあと思っています。」
「今日は大変貴重な話を聞かせて頂きありがとうございました。
子供の情緒へ踏み込んでいく、情緒を大切にする共感こそ最高の価値があるという言葉が響きました。
根本解決し、一生折れない自信を親子共々身に付けたいと思ってます。宜しくお願いします。」
「とても参考になりました。子供を管理しないように自分を変えていきたいです。」
「本日はありがとうございました。
メルマガで読ませていただいていましたが、実際に共感とはどういうものなのか、漠然とした理解しかありませんでした。
お話の中で、漠然としていたものがほんの少しですがイメージできたように思います。
これからどう実践し、自分を変えることができるのか講座の中で教えていただきたいと思います。」
「子供との会話で話をすりかえたりしていた事もあったので、子供の話す言葉に良くみみを傾けたいと思います。」
「今まで子どもの気持ちに寄り添っているつもりでいましたが、本当の意味で共感できていなかったことがよくわかりました。
ホンモノ共感を学び身につけたいと思います。よろしくお願いいたします。」
「私は機能的な繋がりだけで育てていたと改めて実感しました。
息子の良いところを伸ばしてあげたり認めたりもしないで、どこに出しても恥ずかしくない人間にしなければとやっていました。
そして管理、支配をしていたことを反省してしまいました。」
この魔法の言葉がけセミナーでは、ホンモノ共感を実体験していただくことが、目的の1つになります。
参加いただいた方の感想にもありましたが、ホンモノ共感は、いくら頭で、文章でわかっていても、実体験がなければ、腹に落ちる感覚が全く得られません。
皆さんも私のメルマガで、「共感というのは、なんとなくこんな感じかなあ」という知識レベルのものはありますよね。
だから、なんとなくわかったつもりになっていると思います。
ところが!!
実際の親子の会話の実例をもとに、「お子さんにこう言われたらなんというのがホンモノ共感ですか?」
こんな具体的な質問をすると、ほとんどの方は全く言葉がでてこないのです。
今回の魔法の言葉がけセミナーでは、2回ともこの質問をしました。
参加者からの回答はもちろんありましたが、まだ子供の言葉の芯を捉えきれていないという印象のご回答が多かったです。
ホンモノ共感に慣れていないのは、すぐにわかりました。
だからこそ、ホンモノ共感を身につけるには、なんども私のホンモノ共感のお手本に接して、練習を積み重ねること、とにかく実践量が大事なのです。
そしてセミナーの中で気になったのは、子供を管理するための言葉がけをしようとしている方が多くいたことです。
子供を管理する言葉は、どのように直しても、ホンモノ共感になりません。
目的がそもそも違うからです。
共感ふうに言葉だけを変えるというのは、できなくもありません。
しかし、いくら言葉だけを変えても、子供には親の腹の底を見抜かれ、必ず悪い結果になります。
純粋に100%子供の気持ちに寄り添うホンモノ共感を身につける必要があるのです。
ホンモノ共感を身につけるために必要なものとは!?
これができるようになるためには、考え方の基準も愛着的なものになっている必要があります。
子供を管理するとか、子供をしつけるとか、愛着的な基準になっていないままだと、いくら口先だけで、言葉だけで、共感してもダメなのです。
そのためにみなさんに必要なのが、感情と価値観のスイッチを切ることです。
これもいくら頭や知識としてわかっていても、自分で解決するのは、難しいです。
なぜならば、あなたに染み付いた価値観というのは、必ずあなたの言葉や身体からにじみ出るからです。
・子供を管理したくて、うずうずしている。
・子供をしつけしたくて、うずうずしている。
しかし、新井が言うから我慢して、口先だけ、言葉だけ共感している。
子供への共感の第1歩としては、それでいいのですが、いつまでたってもそれでは子供に変化は起こりません。
そして、子供を管理する方法では、子供の不登校は解決しません。
実際、今回の参加者にも、何名かが子供を管理する方法で、不登校を解決しようとして、失敗し、かえって状態を悪化させてしまった方がいました。
そんな方法に手を出しても、大やけどするだけです。
絶対にやめといた方がいいです。
そういった子供を犬か、ロボットのように扱う価値観から離れて、本当に1つの人格として尊重して、大事に育てていくことが大事です。
それによってはじめて、子供の本当の自信を育ててあげることができます。
そんな世界に私と一緒に、そして仲間と一緒なら、行くことができます。
それを実現するのが、魔法の言葉がけセミナー&説明会でご紹介している、長期にわたって私が直接、指導する魔法のことばベーシック講座なのです。
今回、魔法の言葉がけセミナーに参加された方も、多くの方が魔法のことばベーシック講座で引き続き学び、ホンモノ共感を身につけ、子供の本当の自信を育てると決めた方が多かったです。
私としても、全力でサポートしている講座なので、とてもうれしかったです。
親御様の〇〇が実は不登校の原因をあらわしている!?
今回の魔法の言葉がけセミナーで、気になった点がもう1点ありました。
それは、顔を隠している方が非常に多かったということです。
セミナーの開始時に「カメラはオンにしてください。」とお願いしていたにもかかわらず、途中でほとんどの方が自分の顔を隠してしまいました。
このことが意味することをあなたはお気づきですか?
自分の顔を隠すことは、いかに自分に自信がないかの現れなのです。
「カメラをオンにしてください。」と伝えたのは、皆さんの個人情報をばらまくためではありません。
この言葉の本当の意図は、「自分を隠さないでください。」というものです。
実は不登校というのは、人の目から自分を隠す行為なのです。
なぜ、子供は人の目から自分を隠すのか?
それは、子供が自分の存在の本質に自信がないからです。
ここまでお伝えすると、お気づきになった方がいるかもしれません。
子供の不登校と、全く同じことをセミナー中に多くの親御様がしてしまっているのです。
もう、おわかりでしょうか?
自分の顔を隠すということが、不登校と本質的に全く同じなのです。
特にセミナーの途中で、フェードアウトして、いつの間にか消えていなくなる人が少数いました。
この行動を親御様がしている限り、お子さんの不登校は改善しません。
もしかすると、個人情報の心配をしてしまっている人もいるかもしれません。
それはあなたご自身の不安の表れです。
そこにはあなたの自信のなさが根底にあります。
私は魔法の言葉がけセミナーを不登校の改善のための第1歩を踏み出してもらう場として提供しています。
だから「親が変わることがすべて。」と私はお伝えしています。
「親は自分を隠しなさい。」と一度も言ったことはありません。
あなたが自分を出さない限り、お子さんも決して、自分を人前に出そうとしません。
あなたが自分を隠すことと、お子さんの不登校の間には、実はちゃんとつながりがあるのです。
私は今まで1400件以上の不登校のご相談をしている中でわかったことは、不登校が改善する人は、やはり自分を隠そうとしません。
積極的に前へ出て、いろんなことに取り組む傾向が強いように感じます。
だからこそ、あなたが変わり、お子さんの不登校の改善の第1歩が踏みだせる場が魔法の言葉がけセミナーなので、次の機会には自分を隠さずに参加いただければと思っています。
ホンモノ共感クイズ「USJ」
前回のクイズには、11名の方からご回答いただきました。ありがとうございました。
基本的にみなさん、正解です。
一つだけ気になったコメントがあります。
それは「もし現実だとしても心と裏腹に笑顔で言うと思います。」です。
おそらく腹の中は、「いやなことから逃げるな。」かもしれません。
このコメントを例に、とても大事な話をしましょう。
実はこの考え方そのものが、お子さんの不登校の原因になります。
どういうことかというと、私たち人間は、親の価値観を他人や社会に反映させてしまうからです。
・逃げるんじゃない。
・甘えるんじゃない。
・そんなんじゃ通用しないぞ。
親がこういう考え方を持っていたら、それを子供は他人や社会に反映させます。
そして子供はこんな不安にとりつかれてしまいます。
「弱くて逃げてしまう自分は、他人から嫌われる。誰も相手にしてくれない。」
この不安にとりつかれるから、学校に行けなくなるんです。
私の1400件以上の不登校のご相談の経験から、断言します。
親のこういった考え方がクリーンにならない限り、お子さんの不登校が根本に解決することはありません。
不登校が解決しない人のほとんどは、不登校を子供のせいにします。
そして、子供に腹を立て、イライラし続けるのです。
このイライラが子供は怖いのです。そして、社会に反映させて、学校に行けなくなるのです。
このイライラを引き起こす原因は、実は親のある歪んだ価値観なのです。
これについてはいずれまたお話ししたいと思います。
ホンモノ共感クイズ「お手伝い」
あなたはがんばって、娘さんとの愛着関係を改善させてきました。
その成果として、娘さんも大きく変化してきました。
そこで昔、よくなかった対応を1つ1つ変えていこうと思い、娘さんと一緒に料理をしてみたいと思い、「一緒に料理をつくらない?」と誘いました。
娘さんの返事は、とても簡単な料理で自分の得意のものであれば、「Yes」の時もあるのですが、ほとんどの場合は「No」という返事でした。
これ自体は昔の親子関係を思うと、しょうがないなあと思うのですが、改善してきた今では、なんとか一緒に台所に立ちたいなあという思いも積もります。
さて、どんな態度や言葉がけをすれば、娘さんは一緒に料理をつくってくれるようになるでしょうか?
なお娘さんは、料理は下手ではありません。
技術的にはいいものを持っているとお考えて、ホンモノ共感の言葉を考えてください。
今回のクイズのポイントは、もちろん言葉のテクニックもあります。
それ以上に大事なことは、先ほどお伝えした、にじみでるあなたの価値観、いかに暖かい雰囲気を出せるかだと私は思っています。
これこそが愛着的な関わりですね。
あなたが考えるホンモノ共感の言葉を10/19(月)16:00までにブログコメントください。
来週10/21(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお答えします。
ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。