最近も個人カウンセリングや魔法ことばベーシック講座の参加者さんから嬉しい不登校の解決報告が続いています。

そこで不登校を解決するために重要なポイントを皆さんにお伝えしたいと思います。

それは子供を変えようとするのではなく、親御様が変わるということです。

 

なぜ、不登校を解決するために親御様が変わらないといけないのか?

その理由は親子が愛着関係という目に見えない糸で結ばれているからです。

つまり、親御様がどういう心持ちで子供に接しているかが、ダイレクトに子供に伝わるのです。

 

では親御様はどういう心持ちでいればいいのか?

前向きに明るくポジティブに努力する。つまり価値ある、役に立つ親であればいいのか?

これは全く違います。

 

親御様がどういう心持ちでいれいいのか?

その重要な本質を一言でいうならば、常に安心していることなんです。

私は長年の研究で、親御様や家庭環境が子供にとって、安心できないものになっていることが不登校をはじめ、様々な問題の原因であることをつきとめました。

親御様の言葉がけや態度、接し方が子供にとって安心ではないのです。

だから「親から安心感を得られない」その不安を子供は他人や社会にも投影して、「他人や社会も安心できない」と感じて不登校になるのです。

この根本原因を解決するためには、親御様が「子供がどんな状態でも大丈夫」と安心できるように自分を変える必要があります。

親御様と家庭環境が子供にとって安心できるものに変われば、子供はそのいい影響も愛着関係を通じて、ダイレクトに受けて、不登校が解決するからです。

 

簡単にいうと子供の不登校は親次第で解決できるということです。

よく安心と優しさを同じだと思う方もいますが、安心と優しさは全く違います。安心と無関心も全く違います。

「子供に役に立つような良いことが言える親になれ。」と言っているのではありません。

 

例えば、こんな例があります。

子供が困らないように、苦しまないように、安心できるように「あれや。これや。」と提案、指示、指図をしてきた親御様がいました。

その親御様の子供はどうなったのかというと、自分や社会に対して安心感を失い、不登校になり、引きこもりになってしまいました。

失敗を恐れ、間違いを恐れ、人の目を気にして、何も手につかなくなりました。

「私が子供の安心のためにと思ってやってきたことはすべて裏目にでました。」

こんな親御様の声を聞くたびに、「正しく子供に安心を与える方法を伝える必要がある。」と私は痛感します。

その重要な柱となるのがホンモノ共感です。

 

親御様がお子さんの状態にかかわらず、安心感をもってホンモノ共感をする、これができればお子さんがどのように変わるのか?

実は目に見えて変わり、お子さんは自分にも他人にも学校にも安心感をもてるようになって、笑顔で毎朝「行ってきます!」と言って、学校に行けるようになるのです。

この声を聴くときの親御様の幸福感と解放感は半端ありません。

この幸福感と解放感を得たいと思う親御様は自分自身が常に安心していられているか、子供に対して安らいだ言葉がけや接し方をしているか、今一度見直してくださいね。

 

ホンモノ共感クイズ「早く起きてほしい」

前回のホンモノ共感クイズには6名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。

こなつさん

言葉がけいいですね。I(私)メッセージになっていて、お願いごとをとても聞きやすい形で伝えられています。

すももっちさん

寄り添う共感マインドになっていて、いいですね。

ゆめさん

言葉がけとてもいいと思います。子供の様子や調子をみて、それに気を配りながら、穏やかにお願いごとを伝えるというふうにできていますね。

はるかさん

いろいろ想定されることを考えておられますね。最後の一文がとてもすばらしいです。「その用事がやらなきゃいけないという思い込みなのかもしれない。」というのも自分が変わるということです。

kさん、さくらもちさん

前日のうちに伝えておくのはとてもいいです。親の用事で子供にどうしても早く起きてもらわねばならないときは、私も前日のうちに伝えておきます。

その上で、お二人のような対応を当日すると思います。ぜひ皆さんも参考になさってください。

 

ホンモノ共感クイズ「コンカフェ嬢」

あなたのお子さんはよくお金を欲しがります。先日はこんなことを言い出しました。

「お金がほしい。そのためコンカフェ嬢になりたい。キャバ嬢はおじさんを相手にしなきゃいけないから、それは無理。コンカフェ嬢になって、押しに金をつぎ込みたい。」

あなたはカフェ嬢という言葉を初めて聞き、キャバ嬢になると言わないだけ、まだましかもしれませんが、押しに金をつぎ込むという考えにも一抹の不安を覚えました。

こんなとき、どんなふうにホンモノ共感すればいいでしょうか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを7/22(月)13:00までにブログにコメントしてください。

来週7/24(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。