こんにちは、不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。
今日は多くの親御様がお子さんの不登校を解決することができない理由についてお伝えします。
なぜ、多くの親御様が共感を頑張っていても、自力で不登校が解決できないのか?
実はこの最大な理由は、不登校を解決するために最重要なポイントを親御様自身が自分の親からしてもらったことがないからです。
だからこそ親御様自身がそのことをすることに対して、強い不安や抵抗感を感じて、できないのです。
この最重要なポイントが一体何かというと、マイナス共感です。
マイナス共感とは、子供がマイナスの状態や情緒を口にしたとき、マイナスをマイナスのまま共感することです。
例えば、「今日、学校に行きたくない。」と子供から言われたら、親御様はどのように対応していますか?
「何を言っているの。行かなきゃダメじゃない。」
「学校なんてみんな嫌なものよ。だけどみんな行っているのだから。」
おそらくほとんどの方がこんなふうにプラス転換しているのではないでしょうか?
どうして多くの親御様はマイナスをマイナスのまま共感できないのか?
それはマイナスを認めたら、そのままもっとマイナスの方向に子供が落ちていくのではないかという不安があるからです。
「あれが嫌だ。これが嫌だ。」「あれは嫌いだ。これは嫌いだ。」
こんなことを認めていたら、子供は「それでいいんだ。」と誤解して、もっと悪い方向にいくんじゃないか。
こんなふうに不安に感じる方がとても多いです。
実際、私が1500件以上の個人カウンセリングで不登校の原因を解明していくと、直接のきっかけは、「マイナス共感をお子さんがしてもらえなかったことにある。」ということに気がつきました。
例えば、ある不登校の子は無理に習わされている習い事が嫌で、ある日思い切ってお母さんにそれを伝えたところ、「何を言っているの。今辞めたら何にも残らないじゃない。」と言われ、そこから一気に自己肯定感が落ちてしまいました。これが後の不登校の原因になっていました。
こういった事例をいくつもいくつも、原因解明しているうちに、ほとんどの親御様は子供がマイナスのことを口にしたときに共感ができなくなり、それが子供の自己肯定感の低下の最大の原因となっていることがわかりました。
なぜ、親御様がマイナス共感できないことで、子供の自己肯定感が下がるのか?
その理由は、あなた自身に置き換えてみるとわかるでしょう。
例えば、職場での愚痴を誰かに言ったとき、相手から「何を言っているの。そんな愚痴なんて言うもんじゃないよ。相手だっていいところもあるんじゃないの。働く場所があるだけ贅沢よ。」などと言われたらどう感じるでしょうか?
おそらく強いモヤモヤ感が生まれ、「自分が感じたことがおかしいのではないか?」「人から受け入れられないのではないか?」と自分の感じたことに疑問を持ち始めるでしょう。
これが自分の情緒に対する自信のなさ、つまり自己肯定感の低さとなって積み重なっていくのです。
とはいっても、なかなかマイナス共感について、ピンとこない方もいるかもしれません。
実際、マイナス共感を今までしたことがない親御様や私の講座やメルマガでマイナス共感の話を聞いても、なかなか腑に落ちないという方は多数います。
しかし私が魔法ことばベーシック講座や個人カウンセリングの中で、「この場合はお子さんの言葉にこう共感しますよ。」と個別に具体的な指導させていただくと、お子さんたちはみな短期間のうちに不登校が改善に向かっています。
それぐらい親御様のマイナス共感は不登校の改善に効果があります。
そして不登校を解決するために大事なことは、「マイナスに共感することはとてもよいことである。」という価値観をもっていただくことです。
マイナスに共感することは、子供のマイナスを冗長し悪い方向にいくという不安が多くの親御様にあるかもしれません。
しかし実際、すべてのケースにおいて、この不安は杞憂に終わりました。何も心配はいらなかったのです。
なぜ、不安は杞憂に終わったのか?
その理由は親御様がマイナス共感することにより、お子さんたちは自分の情緒に自信をもつことができるようになるからです。つまりお子さんの自己肯定感が上がるということです。
お子さんの自己肯定感が上がれば上がるほど、情緒が安定化し、「あれが嫌だ。」「これが好きだ。」「これが嫌いだ。」といったことを徐々に感じにくくなってくるのです。
自分の内面に自信をもち、充実し始めたらこうなっていくであろうということはなんとなく想像していただけると思います。
このマイナス共感は不登校の解決の最重要ポイントですので、私は何度も何度も、強くみなさんにお伝えしてきました。
しかし最近も、ある不登校のご相談で、やはり自力ではなかなか自分の不安を取り除くのが難しく、子供の言うことを際限なく受け入れたらどうなるのだろうと不安に駆られて、共感ができないという相談を受けました。
マイナスに共感しないことが当たり前になっている親御様にとって、「マイナス共感した方がいいよ。」と言われても、実際、マイナス共感をすることは、なかなか難しいことだと思います。
そこでそんな親御様のために私が共感の間違いポイントを見つけ、マイナス共感を確実に身につけることができるような長期的なサポートを魔法ことばベーシック講座の第15期で行うことにしました。
実際、魔法ことばベーシック講座でどんなサポートが受けられ、自分のマイナス共感の間違いをどう見つけられるのか?それにより、我が子の不登校をどのように解決できるのか?
このすべての詳細を5月に開催する魔法の言葉がけセミナー&説明会でお伝えします。
このセミナーでは、子供のマイナスに共感し、最短2週間で再登校した言葉がけの実例や相手のマイナスの言葉を聞いていながら、完全にすっとばしてしまうときにやりがちな共感の間違いポイントの実例も特別にお教えします。
これらの実例はすべて本当にあったことで、共感の間違いを改善することで、お子さんたちの不登校も解決しています。
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ホンモノ共感クイズ「春休みの勉強」
前回のホンモノ共感クイズには、2名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。
yukinohanaさん
勉強のことにはあえて触れずにゲームとYouTubeに共感と興味・関心を寄せていますね。とても良いと思います。
こういうふうにシンプルですけれども、子供の興味・関心あるところに一見、親からマイナスにみえたとしても共感していくことが大事です。
はるかさん
質疑応答の形式で回答いただきありがとうございます。
態度にでないようにしていても、お母さんのイライラが伝わると書いてくださっています。お母さんが勉強しないことに対して、イライラを感じていらっしゃるんですね。
この会話形式だと、こういう共感の仕方になると思います。そして大事なことは勉強しないというマイナスに対して、はるかさんがどうして共感できないのかということです。
みなさんだったら、どうでしょうか?お子さんの不登校は改善気味だけれども、勉強に手がつかない状況に対して、親として何を感じるでしょうか?
おそらくほとんどの方が「勉強しない。」というマイナスの状態を「勉強する。」というプラスの状態に変えたいと思われるのではないでしょうか。
そこに大きな落とし穴があるかもしれません。
はるかさんのお子さんも「勉強しろ。」という圧を感じるんですよね。
その圧自体をなくしていかなければいけないのです。
もし、この場合私だったら、「勉強しなければいけないと思うけど、やる気がおきない。」と子供が言ったとして、次の質問はやる気がおきないというところにフォーカスをあてます。
私は圧をかけることがないので、勉強しなきゃいけないということに圧をかけることにフォーカスは当てません。
「勉強の何がやる気がおきないのかな?だるかったり、めんどくさかったり、ついゲームとユーチューブに逃げちゃうのかな?」
こんなふうにいろいろと聞いてみて、その答えに対して共感していきます。
実はこれも1つのマイナス共感です。
ゲームやYouTubeに共感することはいいことだと考えてください。
マイナスの状態に共感されるほど、子供は自分に自信をもつことができるようになるからです。
ホンモノ共感クイズ「入学式」
あなたのお子さんがもうすぐ入学式です。
不登校も少し改善してきたようなので、入学式も頑張ればいけるのではないかと思って、お子さんに「入学式に行ってみる?」と聞いてみました。
ところがお子さんの答えは、「嫌だなあ。行きたくないな。」でした。
こんなとき、どんなふうにマイナス共感すればいいでしょうか?
実際にあなたのお子さんとの会話に当てはめてみて考えてみて、あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを4/10(月)18:00までにブログにコメントしてください。
来週4/12(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。