こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

前回の私からのホンモノ共感と自己肯定感の問題についての投げかけに対して、ふみぽんさんから詳細なコメントをいただきました。とてもありがたく思います。

私が親御様がホンモノ共感ができないのは自己肯定感が低いからであるとお伝えしたのは、問題の自覚がないがゆえに、多くの親御様が無自覚に、お子さんの気持ちを抑えてしまっているケースを私は数多くみてきたからです。

・他人を不快にさせることはしてはいけない。
・他人の心を肯定しなさい。
・乗りたいという自分の心は、肯定してはいけない。

 

こんなふうなことをあまりにも無自覚に子供に対して言っている親御様を、私は実に多く見てきました。

だからこそ、私から投げかけという形で、今一度、ホンモノ共感と自己肯定感の問題という視点でご自身の状況をそれぞれ見つめ直して欲しかったのです。

中には、親御様の自己肯定感が高くても、共感の仕方を知らなかったたけで、子供の気持ちを抑えてしまっている人もいたかもしれません。

実際、私が知る限り、不登校の親は共感の仕方を知らない人がほとんどですが、自己肯定感が高い人も数人いました。

ほんとにまれで、ほとんどの場合、自己肯定感の低さがホンモノ共感できない原因となっていましたから、その話を前回させていただきました。

 

またしつけについても、ほとんどの親が無自覚に子供の気持ちに共感せずに、気持ちを抑えてしまうようなことを言ってしまうことがとても多く見受けられています。

しつけそのものは、私は悪いとは思いませんし、必要なことだと思います。

しかし、その時大事なのが、子供の気持ちに共感しながら、必要なことを伝えていくことなのです。

この部分ができていない親御様が多く、その原因が同じく自己肯定感の低さにある場合が多かったので、前回しつけについても、お伝えさせていただきました。

 

私は、子供の気持ちに共感しながら、必要なことを伝えることは、子供の健全な成長のために、大事なことだと思っています。

その上で、何度も繰り返しお伝えしていますが、本当に大事で、みなさんにぜひ身につけていただきたいのが、ホンモノ共感なのです。

そのために自己肯定感を親御様にも高めていただきたいと思っています。

なぜならば、ホンモノ共感と自己肯定感は、とても釣り合いが取れる関係性にあるからです。

 

前回、自己肯定感が低いとホンモノ共感ができないとお話ししましたが、これは裏返すと、自己肯定感が上がるとホンモノ共感ができるということにもなります。

そして実は逆の関係も成り立つのです。

ホンモノ共感を身につけることで、自己肯定感が上がっていくのです。

 

私自身も過去、そうでしたし、私のカウンセリングやセミナーを受けてくれている人で、ホンモノ共感を身につけることで、自己肯定感が高くなった人を頻繁に見てきました。

なぜならば、ホンモノ共感のテクニックを身につけて、子供に寄り添うことを実践していくうちに、徐々に自分の気持ちに余裕が出てきて、子供に寄り添うことができるようになるからです。

 

・今まで何かと焦ってきたが、その焦りがだんだん消えてきた。

・子供の問題に対して、ジタバタしなくなった。

・子供の問題を解決しなくていいと思えるようになった。

・あまり人の目が気にならなくなってきた。

・イライラがだいぶおさまってきた。

こういった話も頻繁に伺うことがあります。

 

なぜこうなるのか?私には理論的にうまく説明できませんが、「共感というものそのものが人間の器を大きくし、成長させる力を秘めている。」というふうに今のところ考えています。

つまり共感に触れれば触れるほど、人間としての器は徐々に成長していくというふうに考えられるのです。

そして、人としての器が大きくなるほど、自己肯定感も高まります。

厳密にいうと、人としての器と自己肯定感は完全にイコールではありませんが、ほぼ同じものと捉えていただければと思います。

 

ホンモノ共感ができるようになるということは、それだけ人としての器が大きくなるということです。

人としての器と自己肯定感は、ほぼ連動すると考えていただいて結構です。

ですので、まずはみなさんがホンモノ共感を身につけられることを私は強くオススメします。

ホンモノ共感を身につけていただくために、このメルマガでは、クイズをお出ししています。今回もホンモノ共感クイズを出しますので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

ホンモノ共感クイズ「コロナだし、寒いから外に出たくない。」

現在、首都圏、緊急事態制限が発令されています。今日、関西圏や東海、福岡でも発令されます。

昨年より、感染者数が増えているのに、学校が休校にならないのは、不思議な感じがしますね。

 

昨年はよくカウンセリングで、「コロナだし、寒いから外に出るのがめんどくさい。嫌だ。」という言葉をよく聞きました。

おそらく皆さんのお子さんお中にもそのようにおっしゃっているお子さんはいると思います。

これに対して、どのように言えば共感になるでしょうか?

 

理論的に宥めるのがなかなか難しいネタですので、この気持ちを変えていくのはホンモノ共感しかないと私は思います。

「コロナだし、寒いから外に出るのがめんどくさい。嫌だ。」

こういうお子さんに対して、どのようにホンモノ共感をするのか?その回答を考えて、1/18(月)の19時までにブログにコメントください。

 

来週1/20(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお伝えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。