こんにちは、不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。
みなさんは不登校のお子さんの将来がどうなるのか、心配を感じたことがあるのではないでしょうか?
・朝、起きるのが遅くて、全く外にでようとしない。
・家ではゲームやスマホばかりで風呂に入らない。部屋は散らかり放題だし、夜寝るのも遅い。
・何を聞いても、「わからない。知らない。めんどくさい。」とばかり答える。
こんな子供の様子をみていると、このままでこの子の将来は一体、どうなるのか?
・自立できるのだろうか?
・働けるのだろうか?
・社会で他の人とうまくやっていけるのだろうか?
・結婚できるだろうか?
こんな不安ばかりが頭をよぎったりしないでしょうか?
・昔はこんな子じゃなかったのに、、、。
・昔は明るくはつらつとして、何にでも好奇心旺盛に取り組む子だったのに、、、。
・この子の将来は明るいと信じていたのに、、、。
・私がいらないことをしたばかりに、、、。
・私の育て方がよくなかったばかりに、、、。
こんなふうに後悔と反省がぐるぐると頭の中をめぐってしまうということもよくお聞きします。
一方、ホンモノ共感があるということを知って、これを続ければ子供は一体、どんなふうに変わるのか?昔の明るく前向きな子供が戻ってくるのか?
こんなふうに考えておられる方もいると思います。
そこで今日はホンモノ共感を懸命に続けることによって、お子さんがどんなふうに変わったか、ある事例をご紹介したいと思います。
実際に先日、私が個人カウンセリングをさせていただいていたある女の子、Aちゃんから私に直接メールをいただきました。
私は長い間、Aちゃんに個人カウンセリングをしてきて、コツコツと対人不安や完璧主義、価値観のゆがみなどをなおしてきました。
Aちゃんはとても明るく素直な女の子で、私の質問にはなんでもよく答えてくれたので、個人カウンセリングはとてもスムーズに進みました。
そして安定に高校に通学できるようになり、個人カウンセリングを終えて、現在、高校3年生になりました。
もう多くの子が受験する大学を決めるか、すでに決まった時期ですよね。Aちゃんも大学の合格が決まり、喜びの声を伝えてくれました。
以下Aちゃんからのメールです。
「ご無沙汰しています。Aです。大学進学が決まったのでご報告したく連絡しました。
不登校になった頃から、将来は子供のことに関わるか、心理学の勉強をするか、どちらかにしたいと思っていましたが、子供のことに関わることに決めました。
小学校の先生になるため、春から実家を出て、関西の某大学の子供学科に進学することを決めました。私と似たような不登校の子供を少しでも減らせるようにしたいと思います。
そして子供たちが自信をつけ、ありのままの自分を愛せるようになる環境を提供できる教師になりたいです。
長い間、たくさんお世話になりました。本当にありがとうございました。新井先生の個人カウンセリングのおかげで、自分を好きになれたし、これからの人生もより楽しく過ごせそうです。
最近、学童でバイトを始めました、子供と関わるのは本当に楽しいです。子供を愛し、子供から愛される教師になりたいと思います。
何かあったらまたご連絡させていただきますが、今はとても元気になったので自分の夢に向かって頑張ります。本当にありがとうございます。Aより。」
これがAちゃんからいただいたメールの内容です。
私がAちゃんの個人カウンセリングを始めた頃の状態はとても悪く、問題だらけでした。
最初の頃、Aちゃんはまじめに「100点満点だと他の人は500点だけど、私はマイナス100点。」と言っていました。冗談ではなく本当にそう思っていたんですね。
その思い込みの辛さを私は真剣に共感しながら聞き、原因を懸命に探り、原因の改善策を親御様に伝え続けました。
1回2時間という長い個人カウンセリングの間、Aちゃんは疲れた様子もみせずに、懸命に私の質問に深く考え、真剣に答え続けてくれました。
それを約2年間続けたところ、Aちゃんは「子供と関わりたい。心理学を勉強したい。」と言い始め、少しずつ行動が変わってきました。
ちなみにAちゃんは私だけが変えたのではありません。
Aちゃんの親御様が共感を学び、Aちゃんを不登校にしてしまった今までの価値観を変え、さらに足りないところを専門家に助力をお願いして、これらが適切に歯車が噛み合った結果、変わったという感じです。
あくまで主役は親御様とお子さんです。
特にAちゃんの場合は、自分に対するマイナスの思い込みが激しく、その問題を深掘りするのにかなりの時間がかかりました。
どの問題も行き着く原因は一緒でした。
過去の親御様とAちゃんの関わりが原因でした。
だからAちゃんの思い込みを少しずつ変えていきながら、親御様にも考え方と接し方を変えていただきました。
親が変わると子供が変わるという言葉がありますが、あれは本当ですね。
Aちゃんの生活も行動も少しずつ確実に変わっていきました。
みなさんもこんなふうに我が子が家を出て、羽ばたき自分の夢に向かっていく姿をみたくないでしょうか?
私は多くの親御様にその光景を目にしてあげたいと願っています。
だからこそ、その将来を手に入れるチャンスを多くの親御様に提供できないかとずっと考えていました。
不登校の子がAちゃんのように自信をつけて、ありのままの自分を愛せる自分になれる子を1人でも多く増やしたい!
不登校の子が家から出て羽ばたく姿をみてみたい!
これを実現する特別プロジェクトを実施したいと思い、検討を進めてきて、現在、最終調整をしています。
もうすぐこの特別プロジェクトの詳細について、みなさんには発表できそうですので、ぜひ楽しみにお待ちください。
ホンモノ共感クイズ「学校の宿題」
前回のホンモノ共感クイズには4名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。
どの方のご回答もいいですね。率直にそう思います。
できればもう少し、そもそも勉強が嫌いというところに焦点をあててもいいですね。
できる限り人間は嫌なところからは逃げたいですよね。
できるなら逃げて逃げて、そのまま関わらずにいられたら1番いいと考えるのが人間の情だと思います。
この情を認め、受け入れ、よしとしてあげること、悪いとは決して思わないこと、これが肝心だろうと私も思います。どの方のご回答もそうなっていて、大変好ましいですね。
リラックマさんの回答で短期集中型という回答が出ていました。
この視点もいいですね。毎日コツコツを連続してできる人というのはあまり多くありません。
短期集中型、一夜漬けタイプという人も多いです。
ちなみに私もどちらかというと短期集中型です。
こういったところをわかってもらえると安心ですね。
ぜひあなたもお子さんの勉強に関してこんな言葉がけをしてみてください。
ホンモノ共感クイズ「外に出るのが嫌」
あなたのお子さんは不登校です。引きこもりではなく、気の合う友達となら、外に遊びにでかけることができていますし、通い慣れた歯医者にもでかけることができています。
しかしそれ以外の状況では、外にでたがりません。
あなたはあるときお子さんに「何で外に出るのが嫌なの?」と聞くと、「疲れるから。」という答えでした。
「何で疲れるの?」と聞くと、お子さん自身も「わからない。」と言いました。
「昨日会ったAくんやBくんとなら外に出かけられるの?」と聞くと、「それならいいけど、他の子は嫌だ。」と言いました。
なんとなく、AくんやBくんと一緒だと安心できるのかなと思いつつ、いい質問は浮かばず、会話はそこで終わってしまいました。
あなたならどんなふうにホンモノ共感と質問でこの会話を深めますか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを2/13(火)17:00までにブログにコメントしてください。
来週2/14(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。