私が長期で開催している魔法ことばベーシック講座のアドバンスコースで学んでいただいているお母さんから感想をいただいたのでご紹介します。

「子どもが小4で不登校になり、カウンセリングや他の講座に通ってもなかなか改善しなかったときに、Kindleで新井先生の「子どものマイナスな気持ちに共感する」という教えに出会い、自分の「共感」が根本的に間違っていた(すべてプラス転換していた)ことに気がつきました。

マイナス共感を心がけたら娘が目に見えて元気を取り戻したので、新井先生の教えをもっと学びたいと思い、メルマガやサイトを熟読するようになりました。

こちらに参加する前に、コンプリメントトレーニングを提唱しておられる先生の本を読んで学び、講座も受講していました。

ママ友の中に、大学で教育心理学を教えている方がいて、娘のことを相談したときに「コンプリメントトレーニングは分かりやすくて、本当に多くの子どもに効果が出ているらしい」と勧められたことがきっかけです。

コンプリメントトレーニングを実践して、娘は確かに学校へ行くようにはなったのですが、なんとなく無理をさせているような感覚がありました。

また、課題の中にある「愛顔愛語」(母親が心の底から優しい笑顔と優しい言葉になる)ということがどうしてもできず、電話相談で「どうしてもできません」と泣いた所「それはお母さんの問題でしょ。私は子どもの専門家(元教師)なので、お母さん自身の問題はカウンセリングか病院に行ってください。」と言われました。

そのときは一瞬「ひどい!」と思いましたが、確かにそのとおりだと思い直して、新井先生の講座に切り替えました。

結果として、この選択がとてもよかったと思います。

 

ライトコースで自分の問題点を知り、考え方や声掛けを変えるたびに、娘の辛さ(不安、問題行動、体調不良など)がひとつずつ解消されていって驚きました。

ただライトコース終了の時点では、子どもの化粧がどうしても許せない、子どもの将来に対する不安が止まらない、など、自分の気持ちをまだコントロールできなかったので、不安を解消して心から共感できるようになりたいと思い、ミドルコースを受講しました。

ミドルコースを受けたことで、私が感じる不安の原因がすべて祖母にあったと気がつき、過剰に不安を感じることがぐんと減りました。

娘もますます元気になったので、アドバンスの受講は娘の受験期にとっておく予定だったのですが、締め切り直前にまた「今受講しなかったせいで、将来手遅れになったらどうしよう」と不安になり、慌てて申込みをしました。

いまだにやはり、「自分一人では娘をちゃんと育てられない(また苦しめてしまう)」という不安があるので、引き続き、新井先生、川嶋さん、崎岡さん、同期の皆さんに助けていただきたいです。」

 

このお母さんの感想をみて、「他では親の不安や共感ができない根本原因を解決できないんだなあ。」と私はしみじみ実感しました。

決まったセリフを教えるのは悪くはないと思いますが、それができないときにどう対応するのかに、カウンセラーの指導者としての力量が如実に現れます。

つまり、不登校の親御様が自分の母の関係を深く深くひも解いて、根本原因を解決していくということが、ほとんどの不登校の親御様にはどこかで必要となります。

 

もう1つ重要なポイントは、共感するということが頭ではわかっていても、実際に子供との会話がホンモノ共感になっているかどうかというのは全く違うということです。

不登校の親というのは、自分の不安を子供に解消させようと無意識にしてしまいがちです。

このため子供の不安を解消するためには、子供を不安にさせてしまう親側の原因もひも解く必要があるのです。

この構造がわからない限り、子供は学校にちょっと行くかもしれませんが、いつまでたっても不安定な状態が続くということがこのお母さんの声で改めて知りました。

 

皆さんもいろんなトレーニングを受けて、いろんなところに通って、効果があったことも、なかったこともあったと思います。

その結果として、親御様ご自身はどう変わられましたか?

この問いに明確に答えられないと、残念ながらすぐに子供は不登校に逆戻りになってしまうか、余計に悪い結果になってしまうかもしれません。

 

子供の不登校の本当の根本解決とは一体、何なのか?

今までもブログやメルマガでお伝えしてきましたが、今後も不登校の根本解決のために役立つことをお伝えしていきますので、今後のブログやメルマガも見逃さないようにしてくださいね。

 

ホンモノ共感クイズ「テストが気になる」

前回のホンモノ共感クイズには5名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。

林さん、金子さん

どちらかというとポジティブよりのご回答ですね。なるほど、こういう言い方もあるかなとも思いました。

河原さん

最後はちょっとポジティブで締めくくりましたね。内心ほっとするというお母さんの気持ちよくわかります。

はるかさん

おそらくお子さんが宿題やりながら、「あいつ死ね。」とか言っているんでしょうね。子供から学べることはいろいろとありますね。

さくらもちさん

“「今から宿題するんだね」にっこり。手をグーにして、ガンバレってする。それ以上は何も言いません。”これはいい落としどころだと思います。

中学生の長男さんならこういう対応なんですね。私もこういうふうに対応すると思います。ただ僕もちょっと調子にのって、ほめたり、おだてたりすることもあるかもしれません(笑)

 

ここで大事なことは「なんで今まで手につかなかったのかなあ?」「宿題がそんなに嫌だったのかなあ?めんどくさいのかなあ?」と子供の気持ちを深く洞察してみることです。

いずれにしてもよく考えられた力作の答え、ありがとうございました。

 

ホンモノ共感クイズ「くそばばあ。はなくそ。」

あなたのお子さんは不登校で、家の中ではまあまあ元気で過ごしていますが、暗い表情を見せるときもあります。

時々お子さんはお母さんに向かって、「くそばばあ。はなくそ。」などと声をかけてきます。

きつく怖い感じでどなってくる感じではありませんが、「なあに?」と反応しても、お子さんは無反応です。

別にお母さんのことを嫌いなわけでもないようですが、こんなときはどんな共感的な反応をして、どんな声がけをすればいいでしょうか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを5/20(月)16:00までにブログにコメントしてください。

来週5/22(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。