先週ライトコース2回目の講義を行い、「自分を変えたい!」という熱意のこもった感想をいただいたので、一部をご紹介します。
「親が自覚できない「共感の間違いポイント」でレベル2の内容がほとんど当てはまり、全て無意識でやっていることだと気づき、愕然としました。
あまりにもあてはまりすぎていて、完全にクセになっているので直していけるのだろうかと弱気になりましたが、「ここを直せば9割以上は再登校できる。」と新井先生の言葉に勇気を貰え、「一つ一つ性格を変えるくらいの気持ちで意識してレベル2の内容をしないぞ!」と決めました。
それから、自己肯定感の低い人は他者肯定感も低いと知り、なぜ私が他人のミスにイライラしたり、いつも上から目線で、許す事ができないのか腑におちました。
私自身が自己肯定感が低く、必要以上に無理をしてでも頑張っているのに相手も同じくらい無理をして私にも返してくれないと割に合わないという思い込みがあったため、他社肯定感も低く、勝手な自分の価値観で自分自身を苦しめていたことに気づきました。」
「前回1回目の講座と一緒で、2回目の講座もとても楽しく時間があっとゆうまに過ぎていってしまいました。
今回、初めての共感練習をしたのですが、頭では分かっていても、実際にやってみると言葉につまづいて、『どう言ったらいいんだろう?…』ってなってしまって、ちゃんと学ばないと本当に難しくてできないと改めて思いました。
難しかったけど共感練習とても楽しかったです。
ここだけの講座で同じ気持ちを持たれているみなさんと一緒に学んでいくことが出来て、本当に毎回ですがこの講座を受けて申し込んだ決断はとても良かったと思っています。
「モヤモヤと思っていることがあっても、他で言っても分かってもらえないし、言えないし。」という苦しい気持ちがあるけど、「この講座では言えるし分かってもらえる!」という気持ちでとても心強く思えて安心に繋がっています。
閉じ込めていた自分の気持ちを話し合える事によって、心が軽くなれる事がとても嬉しく思います。」
「初めての共感練習、とても難しいと感じました。
特に、たっぷり共感すること、そしてネガティブな感情を言葉で表現させてそこに共感することができませんでした。
また、話を深く掘り下げて聞くにはどう聞けばいいのだろうなど課題はたくさんだと感じました。
長年染みついた考えや会話方法はすぐには変化が見られないかもしれませんが、「共感マインド」を持って地道にやるしかない、いずれはできるようになると自分を励ましていきます!引き続きよろしくお願いいたします!」
「今日もありがとうございました。沢山大切な事を学ばせていただきました。
セッションをした時に、子供とのトーンを合わせる事や言葉遣い対応していくうえで違和感をたくさん感じました。
普段はこんな風には言っていないという違和感で、通常の私自身のテンションがまるで子供かのような言い返しをしている時があると感じました。
多数のお母さん達はこんなふうに対応しているのかと思うと自分の未熟さとともに、親に共感されていなかったことや甘えさせてもらえなかった部分から、まるで子供に甘えているようなふるまいをしてしまっているのかなと思いました。
ヨーグルトの件でも、「えー無理だよ。」など、友達のような感覚のノリで話していたと強く思いました。私は母親なので、そこもしっかり意識していこうと思いました。
仕事をしている時や友達といる時の自分の方が楽と感じている事に気づいたことで、ゲーム感覚ですぐに承認されることの心地よさと、子育てに対して長い期間での関わりでの結果がすぐ出ない事での不安感と忍耐力、常日頃もいかに効率よくという面やはやく解決してほしいという気持ちが根底にあることが、子供に対しても雰囲気や何かしらで出てしまっている。感情の共感が少なすぎるということに気づきました。
努力の遺伝子のお話も腑に落ちる事がありました。たくさんの気づきをありがとうございました。」
「共感をしていたつもりですが、全く出来ていませんでした。特にご飯の文句を言われた時には、言い返すのが当たり前になっていました。悪い事例そのままです。
味の事を子供は言っているだけで、母親への文句ではないのですね。
本日は何回も共感練習をすることが出来てとてもよかったです。少しずつ慣れて行けたらと思います。
また、その場を収めようとする、解決策を提案することもすぐやってしまっていました。ただただ、子供の気持ちに寄り添えばいいのですね。努力型で承認欲求が強いことも気付きました。
次回のカウンセリングでどのように自分を承認してあげられるか、そこを深堀して行きたいです。」
「以前対人不安が強かった娘の気持ちが理解できたように思います。なぜ対人不安に陥るのか、その親の言動はまさに私の言動そのものでした。
プラス転換する私の思考が引き起こしていたことなんだなぁと思いました。
また、娘は自分の作品(絵や習字)へのこだわりが強く妥協ができない性格なのですが、それは裏を返せば失敗が怖いということなのかもしれないと、ふと感じるようになりました。
子どもの情緒に目を向けることの大切さ、先読みせず会話の中での言葉をキャッチしてそれに共感することの大切さ、とても参考になりました。ありがとうございました。
共感練習を実際にやってみると、頭で理解しているつもりだったことがいざやってみると難しいものだとすごく感じました。
子どものマイナス発言をそのまま受け止めて共感する。まずはそこを強く意識していきたいと思います。」
今回、2回目の講義の感想をご紹介しましたが、「共感って案外難しい。」という実感を持たれた親御様がとても多かったです。
私が実際に皆さんの実践練習を見ていて感じたのは、まず共感するという意識はあるものの、共感している時間や言葉が短かったり、少なかったりして、あっという間に解決策にうつるのがとても早いという傾向が多くの親御様に見られました。
「解決のスイッチ」が入っちゃうんでしょうかね。
解決が必要な会話、対話であっても、共感9対解決1ぐらいの割合で考えねばなりません。
これは何度も何度も実践練習を重ねていくうちに必ずよくなりますので、講座に参加している皆さんは自分の変化にぜひ期待していてくださいね。
あと間違えやすい共感の罠で代表的なものを4つ、講座で詳しくお伝えしましたが、多くの親御様から「私全部これやってきました。」と愕然としたという声をいただきました。
1.すぐに行動や解決にうつらせようとする
2.親御様自身の努力型の思考に気づいていないから、子供に「がんばれ、がんばれ。」「前へ前へ。」と求める言葉がにじみ出る
3.思考の先読みで、何かいいこと、満足する、役に立つことを言おうとしてうわすべる
4.子供が悩んでいるときに「大丈夫だから。」と声をかけるので、子供は「自分の悩みを軽視されている。サッサと片付ける。」と思ってしまい、親を「冷たい。」と認識してしまう
これ以外にも細かいパターンはいろいろありますが、この4つを具体例とともに説明すると多くの親御様が「これはまるで私のことかと思って愕然としました。」とおっしゃいます。
この4つは子供の気持ちに寄り添っていないため、この共感欠如は不登校の原因となります。これを不登校になる心理メカニズムとともにお伝えしたので、多くの親御様の印象に残り、心に刻まれたようでよかったです。
不登校の解決のために親御様は何をすればいいのか?
私は不登校の解決で大事なこととして、よく親御様から「親が何をすればいいのでしょうか?」というご質問をいただきます。
これは質問が実は間違っています。
何をするかの前に何をやめるかの方が大事なのです。
今までやってきた間違った言葉がけ、子供を不登校にしてしまう言葉がけや反応、共感だと思ってきたけれども、全く共感になっていない言葉がけ、こういった悪いクセをやめる方が先なんです。
このクセをやめない限り、いくら共感を頑張ろうとしても、不登校は改善せずに悪化して、必ず泥沼にはまり込みます。
実際、私はそういう例をたくさんみてきました。
だからこそ、まず皆さん自分がやってきた悪いクセを認識して、それをやめるように常に意識することがとても大事です。
この悪いクセというのは代表例はいくつもありますが、やはり個々の家庭のケースで、それぞれ出てしまう悪いクセは違います。
ですので、講座では親子の会話の録音添削を行い、個々に必要な改善点をアドバイスして、悪いクセをなおしてもらっています。
自分では当たり前すぎて、気づかないことが多いですが、不登校が改善のためにも自分の悪いクセをできるだけ認識して、なおすようにしてください。
ホンモノ共感クイズ「情緒不安定」
前回のホンモノ共感クイズには、3名の方から回答いただきました。ありがとうございます。
つきこさん
娘さんはずっとお母さんの思い通りに動いてきた子なんですね。そして不登校になったんですね。
娘から攻撃をしかけてこられるとほとんどの方はどうかえしていいのかわからないでしょう。
なんとか許されたいという気持ちで「ごめんね。」とおっしゃったんですね。
「ごめんね。」をいうと子供が収まるかというと絶対に収まりません。より激しく攻撃がヒートアップすることもあります。
「ごめんね。」という言葉は私からすると「子供を何とか落ち着かせよう、マイナスの状態をゼロにもっていこう。」という言葉に聞こえます。
こういうふうに子供がネガティブな状態の時のホンモノ共感がみなさん本当に苦手だと思います。
本音をぶつけ合うことでこの場は収まったようですが、今後また娘さんがネガティブな状況になったときに、どのようにホンモノ共感するかを今一度考えてください。
また今日のメルマガでお伝えしたように、お母さんは心理学を勉強をして何をやめてきましたか?自分を変えるために過去の自分を捨てることができていますか?この点も一度、考えてみてください。
さくらもちさん
ご回答がホンモノ共感の1つの標準系です。
ひたすら聞いて、「まだまだ未熟で。」と言うことを繰り返すことで、子供はお母さんの言葉を聞いて、「ああ、お母さんは私のために自分を変えようとしている。」と思えるでしょう。とてもいい言葉だと思います。
はるかさん
実際にこれはよくある会話でしょう。「私にはダメっていったのに弟妹には許可するなんてずるい。」こうおっしゃるお子さんの気持ちがよくわかりますよね。
蒸し返される1つの理由は「これを言わないとお母さんまた同じことを繰り返す。」と思われている面があるからです。
恨みがあるからというよりは、指摘してやらないとまた似たようなことをやるんじゃないかと子供から疑われている面があるんです。
子供は親御様が変わるために懸命に声を張り上げてくれています。親御様が成長するために懸命に体を張ってくれています。
「こいつには何を言ったって無駄だ。」と思っているなら、もう何も言ってくれなくなりますのでご注意ください。
もう1点、はるかさんの話の中で、心配性という話がでてきましたね。
この心配性についてもお母さんの本音、本心を話してもいいです。
なぜ、心配性になったのか?何がどういうふうに心配でダメダメといってしまったのか?そして今、それに気づいて、どう捨てようと頑張っているのか?
こういう話をされてもいいと思います。
いずれにしてもこの類の話を子供からされるのは、人間としてつらいことだとお察しします。
ですが、この子供の言葉に響くようなホンモノ共感が言えたときが解決の第一歩になりますのでがんばってください。
ホンモノ共感クイズ「早く起きてほしい」
あなたのお子さんは不登校気味です。朝は起きれたり、起きれなかったりします。
ある日の朝、お母さんは用事があって今日は早く起きてほしいと思っていました。そんな時に子供を起こしにいきました。
「今日は用事があるから起きるんだよ。」というと反応がありましたが、明らかに機嫌が悪くなりました。
さてどうしても親の側で用事があって早く起きてほしいとき、どんな声がけ、言葉がけが適しているでしょうか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを7/15(月祝)17:00までにブログにコメントしてください。
来週7/17(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。