先週末の魔法ことば講座のライトコースの講義では、不登校の親子は想定外の事態にとても弱いという講義とコミュニケーションの7つの鉄則のワークを行いましたので、参加者からの感想を一部ご紹介します。

「想定外の事態に弱い」はまさに私たち親子にあてはまることばかりでした。

想定していないこと(実際にはほぼ起こらないような事態)が起こることを恐れて、常に先回りしたり緊張している状態で疲れてしまっているんだな、ということに気づきました。

ワークの際、聞き手として相手のお話を聞く際に、自分の考えを全く抜きにしてただ相手の気持ちを聞き、それを受け止めるということがどういうことなのか、ようやく少しわかってきた気がしました。

自分の話も聞いていただいている際に、分かってもらえているな、と感じることができると心が癒される感覚を味わうこと、この体感が子どもとの関係にも生きてくると信じ、日々小さな積み重ねを大切にしたいです。

「本日は途中入室でした。仕事を調整してスタートから参加できると思って楽しみにしていましたが、職場で、まさに想定外のことが3つほど重なってしまいました。

遅れて入室した際に、内容が「想定外に弱い」だったのでびっくりしました。ぜひ試聴動画で勉強します。

今日、午後からの「聞いて深める練習ネタ」で、自分のマイナスなことに目を向ける時間が持てました。

最近、なかなか進まない現状にイライラしたり、落ち込んだり、不安に襲われたりすることがあり、それは自分の問題だと頭では分かってはいますが、結局はそれを子どもにぶつけたりしている自分が嫌だな~と感じているところでした。

なので、このワークを通して、自分の中の感情の整理ができました。結局は、頑張っている自分を誰かに「頑張ってるね!」「ありがとうね!」と言われたい私がいるんだなと再確認しました。

と同時に、やはりそれは、子どもにぶつけてはいけない感情だな、と気付かされました。

なので、今日、悩みは違えどみなさんの悩みを聞くワークで、同じようにもがき苦しみながら、日々を過ごしているんだな~と心が軽くなりました!ありがとうございました。

想定外の自体に弱い。親だから、息子が世間の想定外になることが怖い。我が子に安定な道を歩んで欲しい。

想定外の事態に弱い自分を隠し守るために、完璧主義や強迫観念(強いブレない自分)を作り、想定外の事態を警戒して、弱い自分を見せられない。人に頼れない。

コミュニケーションの7つの鉄則やホンモノ共感の目指すモノを理屈では理解できても、頭で分かっても、腑に落ちていません。

結果に即結びつくような考え方は私がそうかもしれない。努力型の人間は、損得ばかりで、私は損得ばかりを考えてはないが、そんな傾向あります。

自分の問題点を今日はいろんなことを感じました。

頭ではホンモノ共感を理解していながらも、根っこの部分は、まだまだ腑に落ちてないんだなぁ・・・と感じました。

息子の今の姿がかわいそうだと根底ではまだまだ思っていて、そんな眼差しで息子をみている自分がいるんだなぁ・・・と気づきました。

だから、なぜその思いが捨てられずにいるのか、もっともっと自分の気持ちを深掘りをしたいと思いました。」

この想定外の事態に弱いというのは、まさしく不登校の親も子もそうなんです。

想定外、不測の事態、予想外の事態、期待外れの事態が起きることに対して、とてももろく、すぐにぶれたり、不安になったり、落ち込んだり、イライラしたり、パニックを起こしやすいのです。

そんな事態を何度も経験しているうちにだんだんと頭の中で、「もし、これをこうやったら、想定外の事態が起きるのではないか。」とマイナスのシュミレーションをして、何かに取り組まなかったり、一歩踏み出すのがとてもおっくうになったりするのです。

何度も言いますがこれは不登校の子に限った話ではなく、親御様にも当てはまります。

 

なぜ、不登校の子は想定外のことに弱いのか?

それはその子の気の弱さや不安体質からくるものではありません。親も子もまさしくその親から、想定外の期待外れな言動を浴び続けてきたからです。

・共感されない。

・話しを聞いてくれない。

・認めてくれない。

・褒めてくれない。

・評価してくれない。

・いいと思ってやったことを怒られる。

・馬鹿にされる。

・軽くあしらわれる。

・嫌な顔をされる。

・甘えたいのに甘えさせてくれない。

・ゆっくりしたいのにゆっくりさせてくれない。

・いきなり怒鳴り声が聞こえてくる。

・外面はいいのに内面は全然違う。

 

これらは全部子供にとって、想定外ですよね。

こういった親の対応を刷り込まれ続けてきたので、想定外の事態に対する恐れ、不安が生まれるのです。

そして人間の反応というのは当然、想定できないので、人っていうのは、嫌な反応するもんだなあと刷り込まれていきます。

だからお子さんは想定外の事態で悲しい思いをすることを避けるために人とのかかわりをやめていきます。

大勢がいる場所、人混みも怖くなります。だから外に出ないし、学校にも行けなくなって、不登校になってしまうのです。

 

さらにこの想定外の事態に弱いことで、様々な副産物を生んでしまいます。

本当はこんな弱いけれど、それは表向きにみせちゃいけない。隠さねばならない。

弱さを見せられないから、外向きには強くてしっかりしていい人間の仮面をかぶりつづけます。

 

こんなふうに想定外の事態を無意識に常に警戒し続けます。だからいつも心も頭も体もいらぬ力が入って疲れてしまうのです。

本当は弱いのに強い自分を見せ続けようとしてしまうのです。

強い人、いい人、強くていい人というのは特に親御様の方が強いです。この仮面を脱いで、本当の自分を自分で安心して受け入れて認められる。

これができたときに子供達も本当の自分を人前でさらけ出せるようになります。

つまり不登校の解決に向かって動き出すのです。

これも言うは易し、行うは難しの1つです。40年前後に当たり前に身につけてきた心の鎧を「はいそうですか。」とすぐ脱げる人はなかなかいないでしょう。

 

ではこの心の鎧の脱ぎ方はどうすればいいのか?どうすれば「いい人でなくていい。弱い自分でもいい。」と心の底から思えるのか?

具体的な手法はいろいろありますが、まずは自分が想定外の事態に弱くなったきっかけとなった親の言動を思い出すことです。

自分にとって想定外で、ショックで聞きたくないことだったとしても、その言動で傷ついた自分をセルフ共感して癒していきます。

具体的なセルフ共感の仕方や実例は、それぞれの体験によって違ってくるので、魔法ことば講座で1人1人に最適化してつくっています。

これらを含めて、親御様やお子さんをしばっている目の見えない鎖を根本的に外していくための具体的な手法を今週12/22(日)に開催する魔法の言葉がけセミナーで詳しくお教えします。

 

何が我が子をしばっているのか?

どうすればその目の見えない鎖から解き放たれて、我が子が再登校できるようになるのか?

不登校の真の原因と解決方法について、実際の解決事例ともに詳しくお伝えしますので、お子さんが不登校でお悩みなら、以下から魔法の言葉がけセミナーの詳細をご確認の上、ご参加ください。
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https://jisinkodomo.com/

<開催日程>
自宅から受講できるウェブ会議 ズーム(ZOOM)で開催

2024年12月22日(日)13:00-17:30

ホンモノ共感クイズ「自信がなくなる」

先週のホンモノ共感クイズには、はるかさんからご回答いただきました。ありがとうございます。

はるかさんのお答えいいですね。ちゃんと共感して、理解して、その上で「不安の原因はあなたではなく、ママにある。」ということを伝えていますね。

さらにお子さんの埋もれた、決して消えていないでいるマイナス感情をきちっと聞こうとしています。

「高校から心機一転しようと思ったのに、そこに小中の知り合いが入ってくると不安になるんだね。人間関係が不安なんだね。うんうん。

空気みたいな扱いをされたり、孤立することが怖いんだね。人の反応が気になるんだね。やっていけるかなあと自信がなくなるんだね。

あなたが不安に思う気持ちがよくわかるよ。

今まで、ママがあなたの話をちゃんと聞かないで、ああしなさい、こうしなさいって言ったよね。ママが不機嫌になって、あなたの気持ちを考えないことがあったよね。

それであなたは不安になってしまったよね。それはママが間違っていたよ。

ママが不機嫌になったとき、あなたはどんな気持ちになった?

ママがああしろ、こうしろと指図したときは、どんな感情になった?」

これは教科書に乗せたいぐらいいい回答だと思います。

皆さんもぜひ参考になさってください。

 

ホンモノ共感クイズ「自分の母親への共感」

あなたは自分の母親と同居しています。

悪くない人ですが、共感はもちろんなく、一方的に支持、指図するので、母親との関係に疲れや嫌気も少し感じています。

母親は健康に気を使って時々プールに自転車で通っていて、ある日、こんなことを言いました。

「プールに行く際、自転車のっていたら、後ろから電動自転車につっこまれて、転倒したのよ。痛かったわ。」

 

これを聞いたあなたはとっさにこんなふうに言いました。

「じゃあ、何もしなくていいよ。家事もしなくていいし、買い物に行かなくていいよ。とにかく休んで、痛いなら病院に行って。」

言ってしまってから、あなたはハッと気づきました。

「あれこれ共感になっているかな?」

共感の言葉を考えてみることにしたものの、自分の母親に共感するのは、「子供が親に共感するのも、変な話だなあ。」と抵抗感もあります。

しかし、不登校の我が子のために共感を身につけなければいけないと思っているので、自分の母親への共感の言葉を考えてみることにしました。

あなたならどんなホンモノ共感の言葉を考えますか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉を12/23(月)19:00までにブログにコメントしてください。

来週12/25(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。