精神不安定による不登校 女子高校生SKさん
女子高校生SKさんのお父さんからいただいた、自発的再登校レポートです。
SKさんは高2から月に1~2回、腹痛や頭痛等の体調不良で休むように。12月の後半からは朝起きれずそのまま学校を休み出し、冬休みが明けると急に泣き出したり、自分を責めて、自分の体をたたいたり、過食になったりと非常に精神的に不安定な状態に。
本人に聞いても原因は不明。心療内科の薬は効果なし。真の原因は胎児期のストレスと、お母さんの精神不安定、家庭内の愛着不足。ただ、さほどひどくはありませんでした。
SKさんはお母さんの下を離れお父さんと暮らすようにし、お父さんは1日集中講座で記憶除去を学ばれ、第三因子の記憶除去をSKさんに行いました。
カウンセリングは1日集中講座の1回のみ。あとはメールのフォローのみで、現在は多少不安定さが残るものの、自発的再登校を継続しています。
Vol.1娘は朝起きれずそのまま休み出した
娘に不登校の兆候が現れたのは高校2年生になってからです。
月に1~2回、腹痛や頭痛等の体調不良で休むようになりました。
しかし、冬休みを直前に控えた12月の後半からは、体調不良ではなく朝起きれずそのまま学校を休み出しました。
Vol.2第三因子が大きく影響している
本を読んで、新井先生は自分の失敗や自分の持っているものをすべて明らかにして不登校に取り組み、実際に解決していることを知り、先生の力を借りようと思い無料電話相談を受けました。
約2時間丁寧に対応していただき、なおさらその感を強めました。
新井先生の話から娘は第3因子が大きく影響しているのではと言われました。
Vol.3母親が包丁を持ち出し「一緒に死のう」
このままでは改善されないので、少しでも環境を変えたほうがいいと思い、不登校になりがちな月~水曜日は、娘と私は学校近くのホテルに泊まり、そこから登校、私は仕事に出勤しました。
そうすると何とか登校ができました。
毎週ホテルというわけにいかず、通常は自宅からの通学でした。Vol.4第三因子の記憶除去
ホテルから登校できていたので、このままの状態では家内も娘も悪い方向に向かうと思い、学校の近くに娘と二人で住もうと決断し、二人で学校近くに住み始めました。
しかし、不登校は多少改善されましたが、不登校は完全にはおさまらず、精神的に不安定な状態が続きました。
地方に在住のため新井先生の一日集中講座を考えていましたが、やっと東京まで行く機会ができ1日集中講座を受けました。
Vol.5胎児期のストレス
まず、第3因子に対してメソッドを進めていきました。
そうすると幼児期からの第3因子に該当すると思われるたくさんの記憶が出てきました。家内は結婚する前の20代前半から、生理が気を失うほどきつくなったり、抗生物質にアレルギー反応が出たり、メニエール病になったりと自律神経失調症ぎみで、自分の体に自信がもてないこともあり、ひどく落ち込んだりすることもありました。
娘の妊娠中はつわりがひどく、出産への不安もあり、体調を崩し、何度も産婦人科に通いました。
Vol.6「やらないとグチグチ言われた」
不登校になったころ娘と話したときに「小さいときから何をやっても空しかった、それを紛らわすために勉強を一生懸命やってきた」、
また部活動の練習や合宿に参加できない、試合に出れないなど、部活動もストレスになっているようだったので、休部するかやめるようにアドバイスしましたが、「部活の仲間を失いたくない、部活をやめたら私には何も残らない」など第3因子の影響かと思える言動もありました。
時間がとれるときに娘とのカウンセリングは1回2時間程度行いました。
Vol.7徐々に不登校の回数が減ってきた
その頃は週に1日ぐらいの不登校で、何とか娘は自分自身の努力で改善しようという気持ちが強かったのだと思います。
また娘は不登校の原因は、過去の記憶の影響ではなく勉強を頑張りすぎたせいだと言いだし、カウンセリングを望まなくなってきました。
まだ記憶の除去は始まったばかりでしたが、カウンセリングを無理強いしてもしょうがないので、本人がやると言うまで待つことにしました。
Vol.8順調に登校
現在は最後の不登校から3ヶ月経って、順調に登校できています。
精神的にも大分安定してきています。朝はいつも私が起こしていましたが、最近では自分で朝起きれるようになってきました。
このまま不登校にはならず、卒業できるように思います。
Vol.9娘には幸せな人生を
記憶の除去は第3因子の一部を行っただけですが、ここまで良くなったのは、
五感変容メソッドが有効であること、
先生から不登校の原因(第3因子)を教えていただき、不登校がひどくなる前に第3因子とのつながりの深い家庭を離れ別居したこと、
また早めに病院も変えて薬は飲まなくなったことなど、早めに行動をしてきた結果だと思います。