再登校事例

社交不安障害による不登校 男子高校生GM君 Vol.3

何の進展もなく

(2011/10/18)
 
やはり今日も登校できません。
息子はいじめの書類を確認しには学校へ行けるとの事で、夕方5時半に学校に行き、担任のI先生と学年主任と話し合いました。
 
その時は「こことここが違う」とか本当に先生が作った書類を確認しただけで何も進展はありませんでした。
 
 
(2011/10/19)
 
相変わらず、腹痛の症状で登校できません。
どうしたら良いのかわからず、また私一人で病院に相談に行きました。
 
そうしたら「あまり無理をさせず1~2週間位休ませた方が良いでしょう。」と言われ学校にその旨連絡の電話を入れました。
 
その後、学校からの連絡が無いまま1週間ほど過ぎました。学校の対応の遅さにたまらず25日に学校へ電話をしましたら、Fへの聞き取りもまだで、全く話が進展していない様子。
 
その間息子も、学校からほったらかしにされたような状況にますます不信感を抱き、ひどい精神状況になっていきました。
部屋にこもり1日中ベッドに横になっているような日々が続きました。
 
保健室登校を勧められましたが、登校しても保健室登校は単位には入らないと言われ、全く誠意の感じられない対応です。
 
 
(2011/10/26)
 
このまま学校に任せておいても全く良い方向には向かいそうもなく、知人に相談してスクールカウンセラーの先生に相談しました。
大変親身に話を聞いて下さって、学校へ連絡して下さるとの事でした。
 
この頃、ネットで不登校に関する本を探していたら、新井先生の「不登校セラピー」の本をアマゾンで見つけました。
 
「再登校率88パーセントのカウンセリング」と言う言葉にひかれ購入して読みました。
ストレスになっている記憶が腹痛や下痢などを引き起こしている原因で、その記憶を除去すると自発的に再登校出来るようになるという内容でした。
 
いろいろな症例がありましたが、息子の場合は原因がはっきりしているし、まだ本当に最近の出来事であり軽い方だと思われ、カウンセリングを受けたら早めに登校出来るようになるのではないかと思いました。
 
そしてホームページを見て、早速無料相談の申し込みをしましたらすぐに返事があり11月5日の電話相談が決まりました。

解説

学校のいじめ対応は、事なかれ主義の一言に尽きます。

その壁を破るのは本当にエネルギーが必要です。
両親が力を合わせて…

あれ?「私一人で」って、お父さんは?
何でお母さんが一人で孤軍奮闘してるの?

ここにすでに問題が見て取れます。
今思い返すと、失敗の足音が小さく近づいてきたのでした。