強いストレスと解離性障害による不登校 女子中学生SKさん Vol.13
9月始業日。「行ってきます!」
(2010/9/某日)
9月の始業日。
まだTFT材料もたくさん残ったままなのに当日、制服にすっかり着替え、時間には「行ってきます!」と出て行ったので、口を出す暇もなかったが、無理だと思っていたら案の定20分ほどで帰ってきて号泣。
「どうしても行けなかったのは私が怠けてるからだ」とあまりに嘆くので私も困ってしまい、TFTするにも何から始めればいいのかわからず、新井先生に思わずお電話してしまう。
その後は落ち着いて、怠け者ではないということを新井先生のお話でわかったよ、とSKに伝え、もう一度、新井先生にお会いしてとにかくよくなろう。と説得。
家庭でのTFTは意欲的にこなす。
解説
SKさんはついに9月某日に登校を試みますが、惜しいところで引き返してしまいます。
行く気満々なのに、なぜ引き返してしまうのか?
それは、まだまだ「過去の記憶の鎖」に縛られているからです。
だから記憶は怖しいのです。
怖しいほどの力がある。
人間の精神・身体・知性・行動を、根底から変えてしまう力がある。負の方向に。
しかも「怠けているからだ」と勘違いしてしまう。
みなさんも「本当の原因は何か」をよく考えていてください。