再登校事例

強いストレスと解離性障害による不登校 女子中学生SKさん Vol.5

「帰れ帰れ帰れ!」

(2010/6/22)
 
新井先生訪問日。
 
ソファーに腰掛けた状態で待つが、呼び鈴が鳴ったと同時に錯乱し、慌てて自室に走っていき、閉じこもる。ドア越しに「出ていけ出ていけ」という低い声が聞こえ、ドアをたたきだす。
 
他人に対してそんな態度、しかも別人のように凶暴な様子に驚く。
 
この状態では本人に会えないということで、
・母がTFT協会に行って勉強するか、
・新井先生に母が記憶除去をしていただき、母が同じように記憶除去をSKにする
という先生のご提案に、後者をお願いする。
 
同じ日、新井先生が私に記憶除去をしてくださり、今までの焦り不安がウソのように楽になる。
 
新井先生が帰られた後、すぐ先生の本を読み、よく理解していないのにSKにもやってみる。
 
SK自身がこれまでに幼稚園くらいから覚えている一番古い記憶は、2歳前後の話で驚く。その後の記憶を聞くと幼稚園、小学生と細かく覚えており、日付まで言い出す始末。
 
試しに一つやってみると「いやだ!!忘れちゃったじゃん!!」と号泣され、少し恐ろしくなり勝手にやってはいけないと思い、先生の指示を仰ぐことにする。
 
翌日、SKが朝起きてきて「アイスを買ってくる」と一人で買い物
 
あまりにうれしくて新井先生に電話。「すぐに出なくなるでしょうがよく出ましたね」とのこと。
 
出なくなってしまうのか…
 
「SKさんには記憶除去がよく効くようです。とりあえずはどんどん使ってみてください。まずは過去のSKさんにとって悪質な人間の記憶はすべて除去します」と記憶除去のやり方を細かく教えていただき、続けていく決心をする。

解説

この日のSKさんの様子は強烈に印象に残っています。
私とお母さんが話していると、お母さんの携帯にメールを送ってきました。

そのメールの本文はなんと

「帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ」

メールを見たお母さんは号泣。私は苦笑。
結局これではどうにもならないと判断し、お母さんに記憶除去をお教えすることに。

お母さんの幼少期のトラウマの記憶を一つ扱って、それを私がキレイにしつつお教えしてみましたが、抜群に効きました。「今までの焦り不安がウソのように楽になる」。

このときのお母さんのトラウマの記憶は、かなり恐ろしい折檻系の内容。やはり幼少期のトラウマの記憶が、精神の不安定さを決めてしまうのです。

それからが、母子の苦難の脱出への第一歩となったのです。

ちなみにこのときお母さんに技術をお教えしてうまくいったことが、「1日集中講座」のベースになります。