私は1700件の不登校のカウンセリングの実績から、不登校は子供の「劣等感」が引き起こしているものと思っています。

例えば、不登校の子が嫌がる代表的なものとして、「人の目」があります。

「もし学校へ行ったら、自分のことを知っている人たちから『なんで休んでいたの?』と聞かれるのが嫌だ。」と多くの不登校の子が言います。

私たち大人の立場からは、「そんなの正直に答えればいいじゃないか。」もしくは「適当にお茶を濁せばいいじゃないか。」と思いがちです。

しかし問題はそれでは解決しないのです。

 

なぜかというと「嫌だ」という気持ちの裏に実は「劣等感」が隠れているからです。

子供がどんな答え方をしても、質問してきた相手の心には「こんな想いが渦巻いているんじゃないか?」と子供は先読みしてしまいます。

「お前は結局さぼっているんじゃないか。

他の子は嫌な勉強も宿題も我慢して頑張って取り組んでいる。朝眠くてもちゃんと起きて学校に行っている。

興味があろうがなかろうが、好きな科目であろうがなかろうが、みんな全部ちゃんと受けている。みんな部活や塾をこなし、家で宿題もちゃんとやっている。

なのになんでお前だけ、そこから逃げているのか。ほんとにダメ人間だなあ。」

こういうふうに「ダメ人間」認定をされるという怖れがあるのです。

「やるべきことから逃げて、好きなことだけやっている。これは世の中ではダメ人間とされ、『ダメ人間=劣等な奴』と思われる。」

これが不登校の子供がもつ「劣等感」です。

 

人間は自信がないところを隠しますよね。

だから子供が自分の存在に自信を失うと、自分の存在そのものを人前から隠します。

これが不登校です。

 

ではなぜ、子供は「劣等感」をもってしまったのでしょうか?

子供は本当にもともとがんばれない、能力のたりない「ダメ人間」だから「劣等感」をもったのでしょうか?

それは違いますよね。

 

私は1700件以上の不登校をカウンセリングしてきたことで、このからくりがようやくわかりました。

実は、「不登校の子の親御様自身が、自分の親から〇をつけてもらえなかった。自分の親から×をつけられて、共感されなかった。興味・関心をもってもらえなかった。」ということに起因する親御様自身の「劣等感」が根本原因だったのです。

 

親御様が「劣等感」をもっていると、必ず愛着も共感もにごります。

「あるがままの我が子に〇をつける」こともできません。

親御様が「あるがままの自分に×をつけている」ので、子供の「あるがままにも×をつけてしまいがち」です。

 

例えば、子供があるがままで、勉強せずにゲームばっかりしていると、途端に親御様の「劣等感」のスイッチが入ります。

親御様の「劣等感」を補うように、世間的にみて、「〇な子」に改造しようとして、ゲームをやめさせたり、勉強させたりしてしまうのです。

これは子供の「あるがままに×をつけている」ので、子供に「劣等感」が生まれてしまいます。

 

こんなふうに「劣等感」の負の連鎖のからくりがあるのです。

つまり不登校の解決は究極的には親御様の「劣等感」を見つけ出し、「×を○に変える」ことが根本的な解決だったのです。

 

実際に「劣等感」を見つけ○をつけ直す個人カウンセリングを受けていただいたあるお母さんの声を紹介します。

「12回目の個人カウンセリングで自分の性質に対する劣等感を意識し、それからの解放を意識して一か月がたちましたのでその後の変化についてご報告です。

カウンセリングの直後から、感じたのは、自分のこころの深いところをのぞき込んだ時に「私幸せだ」と感じていることです。

今まではどんなにいいことがあっても、心の一番深いところには、「自分はダメだ」という黒い塊のようなものがあり、最後はそこに落ち着くのが常でした。

カウンセリング後は、自分はマルなんだと思えるようになりました。

 

空気を読めなくて、場違いな発言をして白けてしまったり、相手の痛いところをついてしまい嫌われてしまうことがあり、そんな自分が嫌でした。

でも自分を変えることは容易ではなく、どんどん自分を見失っていました。

 

今は、自分らしくないことはやめよう。

こんな自分でも友達でいてくれた人を大切にしようと思いました。

また、職場では馴染めないと感じ、苦手だと感じてしまう上司や同僚もいましたが、可愛がってくれた人もいたので、それでよいのだと思えるようになりました。

父に対しては、ずいぶん共感することが出来るようになっていましたが、時々(母がつかれているときや、子に共感しない父をみたときなど)共感出来ないことがありましたが、それもさらに減ってきました。

空気が読めず、自由奔放な自分でも受け入れてくれていると感謝の気持ちが湧いてきました。

 

娘はさらに自分らしさを出すようになりました。「もっと人前で歌いたい」と言いだしました。

発表できる場を探し、以前歌を習っていた先生に頼み、コンサートに出演出来ることになりました。

バレエもはじめたため、週4回舞台関連(歌唱、ダンス、演技)のレッスンを受けることになりました。

高校では大学選びや仕事のことなど、先輩に聞く場に参加したりして自分なりに考えているようです。

2年から特進コース(大学進学、推薦)に進むため、模試やゼミなどでとても忙しくなるはずで、歌や舞台のオーディションなど、両立できるのか心配ですが、すべて任せてみようと思います。

娘が自分らしくいること、それを母が受け入れていることを感じ、安心できるようになったのだと思います。

 

カウンセリング直後に息子に「頑張ったり、我慢したりしないってどんな感じかな?」と聞いてみました。

息子「それは今の状態だよ(部屋にこもっている)」と言いましたが、自虐的な感じで、そんな自分を嫌悪しているようでした。

その後、一か月ほどして息子が「俺、(家の)料理大臣になるよ。夕飯は自分が作る。自分が一番ヒマだから」と言い出しました。

私の顔色をずっと窺ってきた息子なので、また私を喜ばせようとしているのかもしれませんが、息子から出た言葉なので、任せてみようと思います。

このお母さんのお話はおそらく多くの不登校のお母さんにも共通するかと思います。

自分の親から「ありのままの姿に×を強烈につけられた」。

そのことから自己肯定感が下がり、何をどうやっても黒い塊が心の奥底から消えない。

この感覚はとてもよくわかります。

 

この「劣等感」でできた黒い塊が消えることによって、一気に「自分は幸せだ。〇だと感じられた。」ということです。

このことと子供の不登校の改善は、ほぼダイレクトに連動します。

不思議なのですが、こうやって「劣等感」が世代間連鎖することで、子供に不登校という問題行動が起きます。

と同時に、「劣等感」の世代間連鎖を断ち切ることができれば、子供の問題行動は消滅していきます。

そして親御様も子供もありのままの輝きを取り戻すことができるようになるのです。

 

実際に親御様が「劣等感」を捨て去ることで、子供の行動が変化し始めたという報告をこれ以外にもたくさんいただいています。

もしあなたも自分の「劣等感」を見つけて、捨て去ることで、子供の不登校を解決し、親子でより幸せな毎日を送りたいと思うなら、その詳細を魔法の言葉がけセミナーでお伝えしますので、ぜひご参加ください。

セミナーでは、不登校の真の原因とともに、具体的にどのように不登校を解決していけばいいのか、最短2週間で再登校を実現したホンモノ共感の言葉がけの実例など、不登校の解決のための重要ポイントをお伝えします。

各日程ともに20名限定ですので、以下から魔法の言葉がけセミナーの詳細を確認の上、ご参加くださいね。

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<開催日程>

自宅から受講できるウェブ会議 ズーム(ZOOM)で開催

  • 2025/4/12(土)13:00-17:30
  • 2025/4/23(水)13:00-17:30
  • 2025/5/6(火祝)10:00-12:00

 

ホンモノ共感クイズ「アンチ魔法ことば講座」

前回のホンモノ共感クイズには、3名の方から回答いただきました。

ありがとうございます。

どの方の回答もとてもよくわかり、「この回答で〇だなあ。」と私は思います。

 

ちなみに「つまらない」という子供の意味を私なりに解釈してみると、こんな感じだと思います。

「以前はお母さんはいい意味でも悪い意味でも活気があった。その活気が消え、今は牙を抜かれたようだ。」

つまり、魔法ことば講座に対してどうこうというのではなく、自分の言いたいことや感情をぶつけていた親御様の活気がなくなった雰囲気をつまらなく感じているのではないか、と感じられます。

 

もし親御様が自分に×をつけて、言いたいことをガマンしていたり、感情を抑え込んでいるようでしたら、自分に〇をつけて子供に対して共感しながら、適切な形で言いたいことを伝えていく必要があります。

また活気が消えたようだとお子さんが感じているのであれば、私は以前のような言いたいことを言うような活気ではなく、別の面で活気を取り戻せばいいのではないかと思います。

要はお母さんにはイキイキと人生を楽しんでほしいとすべての子供が思っているということです。

そういったことが何か自分に適したものが見つかるといいですね。

 

ホンモノ共感クイズ「入学式」

あなたのお子さんは小6で近々中学の入学式があります。

長い間、不登校でしたが、最近は改善のきざしがみえてきて、「学校に行こうかな。」と言ったりしていて、卒業式も校長室で参加することができました。

「中学の入学式はどうする?参加できそう?」と聞いてみると、こんなふうな返事がありました。

「参加したい気持ちはあるけど、実際にその日になってみないとわからない。参加できるかもしれないし、できないかもしれない。」

 

お子さんにその理由をいろいろ聞いてみると、こんな不安が大きいと言い出しました。

「中学は他の小学校からもくる子が多く、知らない人が増える。うまく人間関係がつくれるかどうかわからない。」

あなたとしては、もちろん無理に行かせるつもりはありませんが、「できれば入学式に参加して、みんなと同じスタートをした方がその後の登校の気持ちが楽になるんじゃないか。」という想いもあります。

こんな場合、あなたはどんな気持ちで子供に接して、ホンモノ共感の言葉をかけたらいいでしょうか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを4/7(月)10:00までにブログにコメントください。

来週4/9(水)のブログで私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。