子供と話すことが見つからない!その悩みとは?

最近、こんな悩みを聞くのですが、あなたも心あたりはありませんか?

Aさん
「新井先生から出された宿題、できていません。
子供との会話の記録が取れないんです。
子供と話すことが見つからないんです。」

 

新井
「うーん、そうですよね。子供と話すことがないと困りますよね。」

 

Aさん
「新井先生には、子供と話をして、共感しろと言われるし、会話に自分が共感できていないのもわかっているんです。
だけど、今、子供と話すことがないのです・・・。

子供が部屋で何をしているのかわからないし、子供のゲームのことは私、ほとんどついていけない。
ユーチューブを覗き込むと隠されるし。どうすればいいのかしら・・・。」

 

この子供と話すことがないという、その悩みに私が今日はお答えします。

この悩みに対しての私の答えは、実は話す必要はないということなんです。

これはあくまで、当面の話です。

 

万が一、子供から声をかけてきたら、きちんと共感で応じる必要があります。

なぜ、子供と話す必要がないのか?

 

この話す必要がないというのは、いくつかの理由があります。

それは、子供がお母さんに話しても、まだちゃんと聞いてもらえないと感じているからです。

もちろん子供の方も、特に話すネタがないと思っているかもしれません。

 

共感は基本的に、待ちの姿勢、あるいは受けの姿勢です。

だから、子供から何か声をかけられた時に、正しい受け方ができるまでは、親からは話しかけるのを待ってもいいという考え方もあります。

 

この理由は、話かけるのは、情緒の言葉でなければならないからです。

だから機能重視の価値観が抜けきっていない場合は、話しかけるのは抑えてもいいのです。

 

この場合、話さなくてもいいのですが、その代わり、こういったことに気をつけてください。

・怒りやイライラを抑えること
・基本的には怒りやイライラがない状態になること
・自分の言いたいことを抑えられるようになること
・機能重視の価値観がなくなっていること
・子供がそばにいても緊張しない状態であること

これらが何を意味しているのかというと、子供にとって、そばにいて、安心できる親であるという意味です。

特に、子供がそばにいると、親の方が不安になったり、落ち着かない状態になるということがよくあります。

もし、そうなるのであれば、かなり根深い自己肯定感の問題があるので、それらは別に解決しておく必要があります。

 

子供と話すことは重要なのですが、それが全てではありません。

子供がそばにいて、安心できる親であることも大事なのです。

もし、子供と話すことがないというのであれば、無理をして、話のネタを見つけるより、子供がそばにいて、安らぐ親になっているかを考えてみてください。

もし、子供が不登校のまっただ中であれば、親御様には、子供がそばにいても安らげない要因が何かあるでしょう。

この子供が安らげない要因が何なのか?

 

この答えをたった1つに絞るのであれば、それは子供に正しい興味を持っていないからです。

多くの親御様は子供への興味の持ち方は、こんな機能的な興味の持ち方が殆どです。

・朝ちゃんと起きているか?
・夜、ちゃんと寝ているのか?
・昼間は何をしているのか?勉強をしているのか?寝ているのか?ゲームをやっているのか?
・学校へ行こうという気持ちは、いつ芽生えるのか?

 

この機能的な興味を持っているのであれば、子供の内面はまったく見ていません。

子供と話すことがないというのは、私から見るとネタがないというのもありますが、子供の内面がうまく読み取れない、感じ取れないという面の方が大きいように思えます。

・子供が、今どんな気持ちでいるのか?
・学校や勉強に対して、どのような気持ちを持っているのか?
・自分の自信のなさをどのように感じているのか?
・家庭で安らげているか?
・親に対して、何を感じているのか?

 

こういった情緒面を感じ取れるようになってください。

この状態でお子さんのそばにいることができれば、話す必要がないとまでは、言いませんが、さほど多くの会話はいらないはずです。

こういった子供の内面を感じ取れる親にならなければなりません。

 

そのために親御様が自分を変えるのに、最も適しているのは、魔法ことばベーシック講座です。

この不登校解決率100%の魔法ことばベーシック講座の募集は終了し、次の開催は未定です。

だから、何らかの形で、親御様の現状の解決に役立てていただけるような教材を準備してきて、12/18(水)に詳細をご案内できるようになりました。

このメルマガで、教材の概要を詳しくお伝えしていくので、ぜひそれをお待ちください。

 

情緒と機能クイズ「子供が全く動かない。」

前回のクイズに5名の方から回答いただき、ありがとうございました。

一番良かったのは、ケイトさんでした。

次にいいのは、みーやママさん、マサルさんとHardyさんでした。

 

お子さんがこういった行動をとる場合、こんな悲しい情緒の表れだと考えられます。

・自分の方にもっと興味関心を向けて欲しい。自分を大事にして欲しい。
・親の心のど真ん中に自分の居場所を確保したい。

Pandaさん、ビーグルさんもそのような方向性で、粘って聞いてみてください。

そして、頭の中にはおそらく自分を見て欲しいとか、親の心のど真ん中にいたいという、気持ちがあるんだろうと念頭においてください。

 

親の心のど真ん中に子供がいない場合、子供の行動は2つに大別されます。

・やたらと自己主張し始める。
・自分の存在を消す

どちらにしても、根底は同じです。

あなたが、ど真ん中で子供の心を見れているか、よく考えてみてください。

そして、子供から気持ちが離れようとする言葉や態度がないか、よく考えてみてください。

 

情緒と機能クイズ「言ったことをやらない子供」

お母さんには毎日、お出かけの仕事があります。

朝出かける時に、不登校の子供にお昼頃にこんなことを頼みました。

お母さん
「洗濯物を取り込んでおいてね。」

子供
「わかった。」

お母さんは子供がやってくれると思って、出かけたのですが、6時ごろ仕事から帰ったお母さんが見ると、洗濯物がひらひらとはためいていました。

さて、いったことをやらない子供にあなたはどう共感しますか?

 

情緒面から考えて、あなたの答えを12/8(日) 17:00までにブログにコメントしてください。

来週12/11(水)に私が考える情緒面をお伝えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。