こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

私は今までメルマガやブログ、動画などでホンモノ共感の重要性と有効性をお伝えしてきました。

共感するということは、子供の問題の解決を放棄するのはないかと不安に感じる方もいるかもしれませんが、実際は違います

共感とは「あなたの気持ちがわかるよ。」とそのまま受け止めることで、子供に安心感を与えてあげることです。

しかも、子供に共感をすることで、親御様のさまざまな不安の除去にもとても役立ちます。

 

実際に最近、あるお母さんからこんな嬉しいご報告がありました。

「新学期になり、長男が突然、『全日制でまだ自分が行けるところがある?』と言い出しました。

『通いたいので全日制がいい。それが無理だったら通信制に行く。中学に通えなかったから通って楽しみたい。ユーチューバーや低学歴だと人生が大変になるから、学校へ行きたい。全日制の高校へ通って楽しみたい。』としきりに高校に行きたいと言い出しました。

それまで学校へ通うなんて無理と言っていただけに驚きの発言です。

そこから長男は熱心に勉強を始めました。今まで勉強というものにほとんど興味を示さなかったので、これもまた驚きです。

ここまでやってこれたのは、ホンモノ共感をコツコツと続けてきたおかげだと思っています。

子供がどんな状態であっても、それを受け止め、共感する。子供の感情に目を向ける。このことを講座で学んだので、ひたすら実践してきました。

まだまだ不安定さは残っていますし、テストの点に対するこだわりなどもあるようなので、そのあたりをしっかりと共感し、受け止めていきたいと思います。」

 

別のお母さんからはこんな報告をいただきました。

「もう学校には行かないと言っていた子供が最近になって、『新年度クラスで仲のいい子と一緒になったら、学校行こうかな。』と言い出しました。

ずっとホンモノ共感を続けてきたおかげだと思っています。

以前あったような不安定さはだいぶよくなり、外にもでられるようになってきています。ありがとうございました。」

 

別のお母さんからもこんなご報告をいただきました。

子供が散々悩んだ末、通信制の高校に願書をだすことができました。

願書のための写真も撮ることができ、髪も切りました。願書に添える志望理由や将来の夢なども書くことができました。

願書を出し終えるまでは、子供は本当に不安定で、いろんなことが手につかず、不安も大きかったようでした。

なんとか願書を出し終えると、子供は少し晴れ晴れと落ち着いた表情に変わって、とても安心しているようでした。

これもホンモノ共感を信じて続けてきたおかげだと思っています。

母親の私自身がまだ不安定な部分もありますが、新井先生からのアドバイスに従って、自分自身を見つめなおして、自分の対応も安定に変えていきたいと思っています。」

これらは私が長期で開催している魔法ことばベーシック講座に参加しているお母さんたちの実際の声です。みなさんはどう思われましたか?

3人ともご自身の自己肯定感の問題で苦労して、子供にホンモノ共感がなかなかできないという時期もありました。

それでも諦めずにホンモノ共感を実践し続けて、親の考えではなく、子供の気持ちに寄り添い続けました。

それが功を奏して、今日ご紹介したような結果になったのです。

 

ホンモノ共感は本来、何も難しいことではありません。

しかし子供の状態が不安定だと、それに引きずられて親御様も共感ではないことを言ったりしてしまいます。

子供の状態が安定していても、つい親の考えが出てしまう、そんなことも大いにありますよね。

ホンモノ共感で重要なことは、目の前で自分の意志、自分の考えを話してくれている子供の気持ちに徹底的に寄り添っていくことです。

このことを忘れて、つい親の言いたいことを言ったり、世間の常識を伝えたり、いかに社会から認められるかを言ったりしてはいけません。

こういったことをすべて手放して、ただ目の前の子供の気持ちに寄り添い、まっすぐに受けとめることができると、必ず子供の自己肯定感が上がり、言葉や行動が変化していきます。

ぜひあなたもホンモノ共感にチャレンジしてみてください。

 

とはいうものの、具体的にどうすればホンモノ共感ができるのか?

こんなふうにホンモノ共感の具体的な言葉がけや接し方を知りたい方は私の無料レポートやAmazonで販売している、私の電子書籍をご購入してください。

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これらをご覧いただくことでホンモノ共感の感覚がみなさんにも伝わるように内容を工夫していますので、ぜひご活用ください。

 

ホンモノ共感クイズ「自分の本当の気持ち」

前回のホンモノ共感クイズには3名の方からご回答いただきました。ありがとうございます。

塚越さん

親の望む自分でないと受けられないということに対する恐怖心ですね。ありがとうございます。それに対してどのように共感するかも書いていただけると、よりよかったです。

マイタケさん

人からどう思われるかに対しての恐怖心に対して、よくセルフ共感なさっていると思います。最後の一文がとてもいいですね。

「本当はそうなんだ、大丈夫だよって、バカな自分、弱い自分を認めて欲しいと思っているんだよね。」

私が読んでいて、とても心に響きました。いい共感だと思います。

はるかさん

よく自分の怖さを掘り下げておられますね。あるがままの自分を親から受け入れてもらえた記憶がないのですね。

最後の文章は共感というより、これからの希望・展望ですね。これも悪くはありませんが、もし共感するとすれば、どんなセルフ共感の言葉になるのかを考えてみてください。

 

塚越さんもはるかさんも、みなさんも、セルフ共感をするにあたって、この2点を考えてみてください。

・幼い頃の自分があるがままの自分を親から受け入れてもらえなかったことに対して、どのような思いを感じていたのか?

・本当はどうして欲しかったのか?

この2点がセルフ共感の重要ポイントになります。

 

例えば、あるがままの自分を否定され、親の希望どおりに動かされてきたのであれば、こんなセルフ共感が考えられます。

「あるがままの自分を認めてほしかったんだよね。親の希望どおりでなくても、何か問題があったとしても、それを受け入れて欲しかったんだよね。

それを受け入れてもらえないことが、悲しくてつらくて怖かったんだよね。」

こんなふうにセルフ共感をしてみてください。みなさんもぜひチャレンジしてみてください。

 

ホンモノ共感クイズ「進学への不安」

あなたのお子さんは長い間不登校でしたが、最近改善がみられ、高校への進学の意思をあらわしてきました。

そしてある日、「高校に行きたい。」と言い出したのです。

親としてはホッとしたのも束の間、お子さんは「何かわからないけど不安。」と言い出しました。

何が不安なのかとお子さんに聞いても、「わからない。」という言葉しかかえってきません。

 

あなたなら、こんなお子さん不安をどのような質問で掘り下げて、どのように共感しますか?

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを2/20(月)19:00までにブログにコメントしてください。

来週2/22(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。