こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

 

・お子さんが朝、早く起きる。

・お子さんがご飯をきちんと食べる。

・お子さんが宿題をきちんとやる。

・お子さんがご飯をちゃんと食べる。

・お子さんがダラダラせずにさっさと寝る。

このことについて、あなたはどう思いますか?

 

不登校の解決の鍵を握る機能中心の価値観を捨てることとは?

あなたは、お子さんにこのような機能的なことを求めていませんか?

「生活の中で、家庭の中で、しつけをきちんと守らせる。

外では人に迷惑をかけないように、礼儀正しく、良い子にしてほしい。」

 

こういった機能的なことを重視していませんか?

もし、あなたがお子さんに機能的なことを求めているなら、お子さんの情緒が完全に置き去りになっています。

 

このままでは、お子さんの不登校は改善しません。

この機能中心の価値観を親御様は、完全に治さないといけません。

機能中心ではなく、情緒中心の価値観をもち、お子さんに言葉がけをしていく必要があるのです。

 

私が不登校の親御様のご相談、カウンセリングをしていて、常々、思うことがあります。

機能中心の考え方をお母さんが捨てていないと、お子さんの改善はとても遅いです。

お子さんが全く学校へ行けない。もし、学校に行けたとしても、たまに少し行く程度にしか改善しないのです。

この機能中心の考え方を捨てられるのか、そうでないのかは、お子さんの不登校の解決の鍵を握っています。

 

私は今、魔法ことばベーシック講座の第8期を開催しています。

参加者の中で、機能中心の価値観を捨てて、情緒中心の価値観にがんばって切り替えたお母さんのお子さんたちは、皆、顕著な改善を示しています。

ほとんどの場合、お子さんが学校に行き始めています。

まだ、学校に行けてはいないお子さんも、人に会えるようになったり、フリースクールを見学したり、具体的な行動に変化が現れています。

 

例えば、ある中学生の男の子の事例です。

講座の参加の前は、お母さんは、完全なる機能中心タイプでした。

お母さんは、講座の中で情緒中心の考え方を学び、がんばって、この考え方を日常の中で、実践しました。

すると、お子さんは、4月から学校に復帰することを宣言し、現在、フリースクールに通うまで、改善しました。

 

私が、そのお母さんの話を聞いていて、最も変わったなあと思ったのが、言葉がけと声です。

お母さんの言葉がけは、ホンモノ共感を中心とした、愛着的な言葉を慎重にお子さんにかけています。

常に思慮深く、お母さんは考えて、お子さんに言葉をかけられるようになってきました。

 

そして、もう1つ変わったのは、お母さんの声です。

講座の参加前よりも、お母さんは、ずっと優しく柔らかい声になっています。

 

お子さんにどのような声で話しかけるのか?

お母さんがお子さんに話しかけている声はとても重要です。

私たち人間は、赤ちゃんの頃から、母親の声を聞いて、育ちます。

この時、重要なのは、お母さんがどんな声で、どんな気持ちを乗せて、どんな働きかけをするのかということなんです。

 

赤ちゃんは、言葉がわからなくても、声のトーンや言葉を発している気持ちを感じ取る能力があることが、学術的にもわかっています。

つまり、私たちは、本能的に親の優しい、語りかけを聞き取る能力があるのです。

そして、その中に含まれる気持ちを言葉がわからなくても、理解してしまう能力があるのです。

 

共感がうまい人と、うまくない人の最大の違いは何なのか?

それは言葉の選び方がうまいか、下手かではありません。

声に感情がのっているかどうかです。

 

共感が下手な人は、何を話していても、感情がのっていません。

まるで死んだ声のように、何の感情もない声なのです。

それは、うわのそら、他人事にも聞こえる声なのです。

相手に対する優しい気持ちや慈しみの気持ちを声から、聞き取ることができません。

この声がいつも、とても強く違いを感じるところなんです。

共感がうまくない人は、どんな言葉を使っても、お子さんには何を伝えたいのかが、伝わってこないのです。

 

不登校の改善には、お母さんの声に感情がのっているかどうかが、鍵となります。

・お子さんが楽しければ、それに合わせて、声に楽しい気持ちをのせて伝える

・お子さんが困っていれば、それに合わせて、声に自分も何らかの危機感をのせて伝える。

・お子さんが落ち込んでいれば、それに合わせて、声のトーンを下げて、かつ癒してあげたい気持ちをのせて伝える。

 

そういった気持ちが、声から感じ取ることができれば、圧倒的にお子さんの不登校は改善は進みます。

今、お子さんが学校へ行けていない方、改善していない方は、自分がどういう声を出し、そこにどういう感情を乗せているのか?ここを振り返ってみてください。

 

ホンモノ共感は、言葉のテクニックは、さほど難しいテクニックは使わなくてもいいのです。

一体、どういう気持ちをお子さんに伝えたいのか?

それを明確に声に乗せて、伝えなければいけないのです。

これが親御様がお子さんに伝える情緒ということになります。

 

言葉だけだと、単なる文字なので、いくら表面的なことをなぞっても、うまくいかないはずです。

お子さんに再登校をして欲しいのであれば、お母さんは声に自分の情緒をのせて、お子さんと情緒の交流をしなければなりません。

 

では、情緒をのせた声とは、どういう声なのか?

もし、その声がわからない方は、私の声をYoutube動画で聞いてみてください。

私がカウンセリングをした親御様が一番、驚かれるのは、私の声なんです。

私の声を聞くと、機能中心の声と、情緒をのせた声の違いがわかります。

 

ただ、実際に私が子供にどのようにホンモノ共感をしているのか?

親御様に対して、どういうふうな声で子供と関わるのかを指導しているのか?

不登校の改善に一番重要なこの部分を聞いたことがある方は少ないでしょう。

 

実際、私はカウンセリングや魔法ことばベーシック講座に参加している親御様が、どのようにお子さんと会話しているのかを録音で聞かせていただいて、具体的に指導しています。

 

不登校のお子さんの親御様の声には、こんな特徴があります。

・声がきつい

・声が怖い

・声が焦っている

・声に落ち着きがない

・イライラを感じる

・だるそう

・めんどくさそう

・やる気がなさそう

・テンションが子供とずれている

・子供に近づこうという気持ちが感じ取れない

 

最初からうまくいい声を出せている人は、今までいませんでした。

そして、こういった声では、不登校の改善はとても難しいです。

だからこそ、直接、私が個々にご指導させていただいて、直しています。

ただ現在は、次回の魔法ことばベーシック講座の開催が未定なので、私のホンモノ共感の指導を直接、受けることはできません。

 

・どんな声で、ホンモノ共感をおこなっているのか?

・どういうふうに情緒を声にのせるのか?

これについて、講座に参加されていない方にも、良いお手本を示すことによって、親御様にも情緒の交流ができるようになり、お子さんの不登校の改善をどんどん促進していただきたい。

そう思って、私から皆さんに特別な企画をご案内いたします。

 

親御様がお子さんの情緒を理解し、興味や関心を持って、情緒の交流ができる、ホンモノ共感を身につけることができる音声教材を今、作成しています。

このホンモノ共感は、子供に本当の自信を持たせ、再登校を促す、とても良いテクニックなんです。

不登校解決のためには、ホンモノ共感の仕方、声の出し方、気持ちの込め方が大事です。

 

この音声教材は、私が実演するホンモノ共感をまねて、BGMのように、1日3分聞き、そのままマネすれば、自然とホンモノ共感が身につき、不登校の解決も早くなります。

実際、ホンモノ共感を身につけることで、最短で翌日、お子さんが再登校したという実例もありました。

特にお母さんが、このホンモノ共感をマスターすれば、お子さんは自然と学校にいくようになります。

だからこそ、子供の心にちゃんと届く、良い言葉がけと気持ちの込め方を完全に身につけるための、「耳から覚えるホンモノ共感」の企画について、2月末に、いよいよ詳細を発表しますので、お待ちください。

 

機能と情緒クイズ「不登校の弟をののしるお姉ちゃん」

前回のクイズに7名の方から回答をいただきました。

ケイトさんはよく1番のりで答えてくれますね。ありがとうございます。

いつも神経質ということに着目されていて、すばらしいと思います。

特に良い点は、お姉ちゃんが学校で毎日、頑張って、我慢していると見抜いている点です。

外で我慢して良い顔をしている子は、家ではほぼ不機嫌です。

ここをよくお分かりでいますね。

まずここに共感するというのは、すばらしいです。

 

田絵さんのお姉ちゃんに先に共感は正しいです。

「自分が頑張っているのに認めてもらえない。なのに弟は・・・。」という不満がお姉ちゃんにあるはずです。

当たり前のように学校へ行っていることが、どれだけ、すごいことなのか。

ちゃんと目を向けてあげられることが、情緒の交流の第1歩です。

 

Hardyさんは、2つコメントしてくださり、ありがとうございます。

お姉ちゃんへの共感と弟への共感の2つありましたね。

コメントから、ちょっと迷っているかなと感じました。

私はどんなコメントでも、怒ったりしませんので、ご安心ください。

 

パパさんのお答えは、ドンピシャの正解です。

子供というのは、お母さんの不快な顔を見たくないので、そうさせないために、先回りすることがあります。

上が下を攻撃するというのは、この裏の原因がとても大きく影響しています。

よく子供の気持ちを読めていますね。

「母親の気持ちを代弁することが、母親の気持ちを理解する一番の近道だと思っている。」

意識的か、無意識かのどちらかで、これがお姉ちゃんにあります。

 

マサルさんさんがおっしゃることも、パパさんと同じ視点に立っていますね。これも素晴らしいです。

お姉ちゃんには間違いなく、「私の話も聞いてもらいたい。」と思っています。

 

みーやママさんの視点も同じですね。

お姉ちゃんが、「お母さんの気持ちが自分にはない。」と感じているということですね。

 

この問題は正しい対応は、姉弟間の問題が勃発する前に、お姉ちゃんに十分に共感したり、話を聞いてあげたり、好きなテレビでも一緒に見たりということを増やすことが正しい情緒的な解決方法なんです。

ここでもどういう言葉を使うかよりは、お姉ちゃんと一緒の時間を過ごしてあげられるか?

そして、一緒の時間を過ごす時に、そこにどういう気持ちをのせるかの方が大切です。

 

情緒と機能クイズ「半袖、半ズボンの子供」

真冬に半袖、半ズボンで外出する男の子に「服を着なさい。」ときれているお母さんがいます。

真冬に半袖、半ズボンの子供を見ると、多くのお母さんはしつこく先回りをして、こんなふうに言ってしまいます。

「服を着なさい。」

「風邪ひいても知らないよ。風邪ひくよ。」

 

なぜ、こうやってお母さんは切れたり、不要な先回りを止めることができないのでしょうか?

この理由を機能と情緒の点から考えて、ブログに2/24(月祝)10:00までにコメントください。

来週2/26(水)のメルマガで私が考える情緒と機能面の対応をお伝えします。

 

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。