現在、魔法ことばベーシック講座では、中級のミドルコースを受講しているみなさんを対象に質問練習会を開催しています。

質問練習会とは、親御様の自己肯定感の低いところや情緒が不安定なところの根本的原因を掘り下げるための質問力を向上させるための勉強会です。

すでに開催は7回を数え、みなさんの質問力が徐々に上がってきていることを実感しています。

 

実は、不登校の多くの親御様が苦手とするのが、共感とともに質問です。

「質問して、子供の心と深く対話しながら、気持ちを理解する。」

これが多くの親御様が苦手に感じています。

なぜならば、親御様自身が子供の頃に自分の親から気持ちを質問された経験が全くない方がほとんどだからです。

 

「質問して、子供の心に深く踏み込む。そして子供が答えてくれた核心的な部分に対して、深く共感する。」

不登校を解決するには、必ずといっていいほど、質問して、子供の心に深く踏み込んで共感するというプロセスが必要になってきます。

しかし、この質問の力は一朝一夕に養えません。場数をこなして、子供の心に深く踏み込んで質問していく感覚を磨いていかなければなりません。

そして質問力が上がれば上がるほど、自分やお子さんの心に深く入ることができるので、自己肯定感が高まり、不登校を解決する力が高まっていきます。

 

だからこそ、魔法ことばベーシック講座を受講しているお母さんから、こんな嬉しい話を聞きました。

かなり長期間、数年にわたり完全に引きこもっていたお子さんが最近、外出して友達と遊びにいったという話でした。

もちろん学校については、まだ再登校していません。このまま質問力を上げ続けることで、お母さんの自己肯定感が高まれば、子供が勉強しだしたり、再登校したりする日はそう遠くはないでしょう。

 

なぜならば、お子さん自身の自己肯定感が高まれば、再登校することができるからです。

そしてお子さんの自己肯定感の高さは、主に親御様の自己肯定感の高さ、情緒の安定性、不安やイライラのなさ、価値観や枠にどれだけ縛られているのかなどに大きく影響します。

つまり、質問で親御様がご自身の問題点を深く見つめ、解除することができれば、親御様の自己肯定感が高まるだけでなく、お子さんの自己肯定感も高まり、外出する力や人と交わる力、学校という機能的な集団の中にどれだけいられるかに反映します。

親御様の自己肯定感を高めることが、不登校改善の最も重要なプロセスになるのです。

 

私が質問練習会でお聞きする限り、親御様の自己肯定感は、「以前に比べずいぶんよくなった。」と多くの親御様自身がおっしゃっています。そこにお子さんの不登校の改善も連動しているのです。

こんなふうに魔法ことばベーシック講座では、お子さんの再登校を導く最も重要なプロセスを何度も練習会を繰り返すことで、徹底的に行っています。

だからこそ、魔法ことばベーシック講座の第8期の参加者の不登校解決率は100%になっているのです。

魔法の言葉がけセミナー&説明会に参加するみなさんにはさらに詳しいことをお伝えしますので、当日まで楽しみに待っていてください。

 

ホンモノ共感クイズ「進路」

前回のクイズに1名の方から回答をいただきました。ありがとうございます。

大島さんのお答えは、親御様が真剣に考えていることが伝わって、とてもいいと思います。

私なら、大島さんの視点にもう1つ私の視点を加えさせて、共感していきたいと思っています。

その視点とは、質問で何か心の壁があるのかということを子供に聞いていくということです。

 

例えば、こんなふうに質問していきます。

「進路のことなんだけど。何か気になって、なかなか考えられないのかな?何か不安なこととかはあるの?

考えてもよくわからないこと、自分の意思がはっきりしないこと、もやもやして前に進めないことなど何かない?もしあったら、教えてくれる?」

 

こんな感じで子供が感じている心の壁がないかどうかを聞いてみます。

ちょっと質問が長いので、実際に聞くときは、子供の反応をみながら、短く聞いていくと思いますが、私なら心の壁を先に聞いてみたいと思います。

なぜならば、「子供が前に進まないのは、何か見えない鎖で縛られているから。」と私は感じているからです。

だからこそ、子供の見えない鎖を言葉で表して、見えるようにして、深く共感することができれば、子供は自らの足で、歩み始めるということを私は身をもって経験してきました。

この感覚をみなさんもぜひもってください。

親や大人が道を指し示すよりも、この見えない鎖に縛られている子供に寄り添うという感覚が、子供が見えない鎖から解き放たれる力になります。

 

ホンモノ共感クイズ「ゴールデンウィーク」

あなたは不登校のお子さんとゴールデンウィークに家族の小旅行の計画を立てました。お子さんに話すと、乗り気ではなさそうですが、旅行の了承は得られました。

しかし出発当日の朝、あなたのお子さんはなかなか起きてきません。

やっと目を覚ましたかと思うと、ささいなことで切れて、「もう行かない。」と言い出しました。

あなたなら、こんな時、どのようにホンモノ共感しますか?

 

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを5/2(月)14時までにブログにコメントしてください。

来週5/4(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお伝えしますので、ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。