こんにちは、不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。
今日は私の1500件以上の不登校の個人カウンセリングの経験から得られた、不登校の解決を大きく左右する、とても大切なことについてお話しします。
例えば、こんな傾向があなたのお子さんにないでしょうか?
・医学的には何の問題もないのに、「だるい」を連発する
・めんどくさがって物事に取り組まない
・誰も怖い人なんていないのに人を怖がる
これは一見、甘えやなまけ、心の弱さだと思いがちかもしれません。これらは決して、甘えやなまけ、心の弱さではありません。
なぜ、お子さんは「だるい」を連発するのか?なぜ、めんどくさがって、物事に取り組まないのか?なぜ、人を怖がるのか?
こういった言動がとってしまう、お子さんの気持ちを深く理解できれば、不登校の解決はものすごく進みます。
この不登校の解決を大きく左右する大切なことって一体なんなのか?
実はお子さんは「嫌われ不安」を強く感じているから、こういった言動をとってしまっているという事実です。
この「嫌われ不安」は不登校の原因にもなっています。
この「嫌われ不安」って、一体どういったものなのか?
実は自分のマイナスの点、欠点、ダメな点や不完全な点などを人前にさらけ出すことによって、人がその点を認めずに嫌がったり、見下したりして、嫌われるんじゃないかと不安になってしまうことを言います。
この「嫌われ不安」は、自分のマイナスの点をさらけ出すことに不安を感じるので、それを避けるために人に会えなくなったり、物事に取り組めなくなったりしてしまいます。
また人から嫌われるのを避けるために最初から物事に取り組まなくなり、学校に行けなくなってしまい、不登校になってしまうのです。
つまり不完全な自分をさらしたくないから、学校に行かない。物事に取り組まない。人の目を気にするといった事態になってしまっているのです。
だからこそ、不登校を解決するには、お子さんの「嫌われ不安」の理解を深めることがとてもとても重要なことなんです。
そもそもなぜ、お子さんは「嫌われ不安」をもってしまったのか?
実はお子さんの「嫌われ不安」の原因には、親御様の共感欠如が深く関わっています。
「嫌われ不安」の特徴はこういったことがあります。
・人から嫌われるのが怖い
・人から怒られるのが怖い
・人を不快にさせないようにする
・波風を立てられない
・人を拒否・拒絶できない
・人に「NO」「嫌だ」「やめてくれ」とはっきり言えない
・人から拒否・拒絶されるのが怖い
・他人同士の衝突を見るのも聞くのも嫌
これらは「嫌われ不安」が明確に現れている、わかりやすい特徴です。
こういった場面を回避するために、こういったことになるぐらいなら、最初から物事に取り組むことをやめ、学校にも行かなくなってしまいます。
実際、この「嫌われ不安」に囚われて、「学校には行きたい」けどいけないと苦しんでいるお子さんはとても多くいます。
例えば、私が不登校の解決にとても長時間を要した、ある女子中学生はこんな「嫌われ不安」を抱いていました。
「テストの答案用紙をクラスメートに見られたくない。もし見られたら、『この程度の点しか取れない子が何でこの中学にいるの。』と周りから思われそう。そんなとき、周りはみんな私のことを嫌うだろう。
また授業で当てられて答えられなかったら、どうしよう。答えられずにじっと黙ったまま時間が過ぎ去ると、クラスメートたちは『あいつのせいで授業が止まってしまった。私たちの時間が無駄になった。何であんな子がこのクラスにいるの。』と思われてしまう。」
こんな強い「嫌われ不安」に囚われて、勉強ができないわけではないのに学校に行けなくなっていました。
これはいくら「大丈夫だよ。」と声をかけても解決できるものではありません。
「大丈夫だよ。誰も嫌う人なんていないよ。」といくら言ったところで、子供の「嫌われ不安」が消えたことは今まで一度もありませんでした。
なぜ、周りにそんな人がいなかったとしても「嫌われ不安」が消えないのか?
この理由がわかれば、不登校の解決は大きく進みます。
実はこの理由は「嫌われ不安」の本当の原因は、学校やクラスメートにあるのではなく、親の共感欠如の問題だからです。
お子さんの「嫌われ不安」の本当の原因は、大きくわけて3つあります。
1.親御様のイライラした声、顔、目つき、強いマイナスの不快な反応や表情
2.親御様のホンモノ共感がないこと
3.親御様のマイナス言葉
この3つがお子さんの「嫌われ不安」の本当の原因なんです。
だから周りの環境がどれだけよかろうが、どんな言葉をかけようがこの3つがなくならない限り、「嫌われ不安」が消えることはありません。
なぜ、この3つがお子さんの「嫌われ不安」となって現れるのか?
それは親御様が共感しなかったり、子供の情緒から距離を置いたりすることをお子さんがこんなふうに解釈するからです。
「自分のことを好きじゃないから、そういった言動や距離をとったりしているんだ。」
「自分のことを嫌いだから、距離を取るんだ。」
これが原因となって、「嫌われ不安」が生まれてしまうのです。
だからこそ、この「嫌われ不安」の本当の原因を断つことに成功すれば、不登校は改善します。
原因を変えれば、結果が変わります。
私の魔法ことばベーシック講座の第8期に参加して、自分のイライラの原因を「解除」して、ホンモノ共感が腹に落ちた親御様は、100%不登校を解決しています。
実際にお子さんは「嫌われ不安」が消えることによって、物事に取り組めるように一歩前に自ら進めるようになっていきました。
そして人の目も気にしなくなり、嫌われる事態を回避することもなくなり、学校に行けるようになったのです。
実際に私の講座に参加されて、私の「解除」というテクニックとアドバイスによって、「嫌われ不安」の原因を断つことに成功したあるお母さんはこんなふうにおっしゃっていました。
「私は昔から不安が強く、悪い事態を考えやすいため、それを防ごうとイライラして、共感できず、子供に指示・指図ばかりしていました。
この本当の原因は、私と私自身の親との関係にありました。私は親から共感されたことが一度もなかったのです。
講座に参加して、この原因を突き止め、新井先生に「解除」してもらったところ、イライラすることがなくなり、子供のマイナスの状態にも余裕を持って共感できるようになりました。
すると娘は突然、『もうそろそろ学校に行こうかな。』と言い出し、実際に学校に行き始め、家でも勉強に取り組み始めました。
本当に驚くとともに嬉しい思いでいっぱいです。」
こんなふうに私の講座の参加者から不登校の解決の嬉しい報告を多数いただいています。
多くの人はどうすればイライラの元を断てるのか?
こんなふうに思っているかもしれません。
この問題は自身がもともとイライラしやすい性格だったなどと性格や気質のせいにしてはいけません。こう思い込むと解決が難しくなります。
この問題は親御様とご自身の親との関係が原因になっています。
不登校のお子さんの親御様はほぼ全員、自分の親から面と向き合って共感してもらったり、自分の情緒や気持ちに興味をもって大事にしてもらったりした経験がありません。
つまり、親御様ご自身も「嫌われ不安」をもってしまっていて、自分の存在価値が低いという誤認識をもってしまっているのです。
この負の連鎖のプロセスをきちんと明らかにして、存在価値の低いという親御様の誤認識を「解除」していく必要があるのです。
この「解除」のために必要なテクニックは私が魔法ことばベーシック講座で責任をもってお伝えさせていただいています。
この「解除」というテクニックは、一度身につけると1人でスラスラと進めることもできますのでどうぞご安心ください。
ここで不登校解決に大切な点をもう一度繰り返します。
お子さんが物事に取り組まなかったり、人の目を気にしたり、学校へ行けなくなるのは、甘えやなまけ、心の弱さではありません。
これらはお子さんの「嫌われ不安」が原因となっています。
お子さんの「嫌われ不安」の3つの原因を断つように親御様がホンモノ共感できるようになれば、不登校問題は100%解決できます。
私はすべてのお子さんが自分に自信をもって、人の目を気にせず、堂々と同世代の集団の中で学校の中で元気に楽しく過ごしてほしいと心の底から願っています。
だからこそ、このために重要なポイントを具体的にわかりやすく、5月の魔法の言葉がけセミナーでお伝えします。
またセミナーでは、最短2週間でお子さんの「嫌われ不安」を解決して、再登校に導いたホンモノ共感の言葉がけなどもご紹介します。
セミナーの後半では、同じ悩みを持つ仲間とともに、しっかりとしたサポートを受けたいという方のために、6ヶ月かけて長期で開催する魔法ことばベーシック講座の説明会も合わせて行います。
あなたもお子さんの「嫌われ不安」を改善して、不登校を解決したいと願うなら、5月の魔法の言葉がけセミナー&説明会にご参加ください。
このセミナーは、各回20名限定で、残席わずかとなっていますので、参加を希望の方は、今すぐ以下からお申し込みください。
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<魔法の言葉がけセミナー&説明会>
自宅から受講できるウェブ会議 ズーム(ZOOM)で開催
- 5/5(金祝) 13:00-17:30 満席
- 5/6(土) 13:00-17:30 残席5
- 5/7(日) 13:00-17:30 残席6
- 5/13(土) 13:00-17:30 残席6
- 5/14(日) 13:00-17:30 残席10
ホンモノ共感クイズ「入学式」
前回のホンモノ共感クイズには3名の方からご回答いただきました。ありがとうございます。
マイタケさん、yukinohanaさん、はるかさん、それぞれ良い共感になっていると思います。
「嫌だ。」「行きたくない。」は怒直球のマイナス言葉ですよね。マイナスの情緒がもろにあらわれています。
まずはこの言葉をストレートにそのまま受け取りましょう。その点、3人ともよく受け取っておられると思います。
その後にyukinohanaさんやはるかさんのように、どうしてそう思うのか教えてほしいという質問ができるとさらにいいですね。
私ももし我が子がこのように言ったとしたら、まずは「嫌なんだね。」「行きたくないんだね。」と心を込めて共感します。
こういった時に深く心を込めて共感することが子供の「嫌われ不安」を解決していく大きなポイントになります。その後、何か質問をしてみましょう。
「入学式のどういったところが嫌なのか?」とか、「入学式ってどういうイメージがある?」などの答えに対しても、「なるほどね。その気持ちよくわかるよ。」と深く共感していきましょう。
ここで深く共感できるかどうかが、お子さんの「嫌われ不安」が良くなるかどうかの分かれ目になります。
ホンモノ共感クイズ「嫌われ不安」
あなたのお子さんは不登校でしたが、最近改善してきて、家で時々勉強したり、嫌な科目がない日は午後から学校にいったりすることができるようになってきました。
そんなある日、家で勉強していたお子さんがこんなことを言い出しました。
「この問題全然わからん。もうダメだ。私の人生終わった。」
こんな時どんなふうにホンモノ共感すればいいでしょうか?
今日、私がお伝えした「嫌われ不安」のことを考えて、あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを4/17(月)18:00までにブログにコメントしてください。
来週4/19(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。