今日は、私の個人カウンセリングで子供の不登校が解決したMご夫妻のインタビューの話をしたいと思います。
Mご夫妻のお子さんは、小6から幻聴を発症し、中1の7月から不登校。もともと何事にも頑張る子で天真らんまんだったそうです。
その子が不登校になってから、親御様は地獄のような日々に突入しました。
幻聴は心療内科を受診して、薬で解決しましたが、「これが逆によくなかった。」とお母さんは後悔していました。
不登校になってから市の相談所に中1の秋から数回通いましたが、経過を話すだけで進展がなく、スクールカウンセラーにも相談しましたが経過を話すだけで疲れ果てしまっていました。
お子さんはカウンセリングを受けずにお母さんのみがカウンセリングを受けていましたが、効果が見られず、先行きがとても不安に感じていました。
お母さん自身は、自分の母親に気にかけてもらえたり、振り向いてもらえたり、話を聞いてもらえたりせずに、何かあると、ちょっとした否定や嫌味、不信感を含んだ言葉を投げかけれて、育ちました。
そんなお母さんは、自分の母親に振り向いて欲しいがために完璧主義でがんばってがんばる人生をおくってきました。
完璧主義でがんばることが当たり前で、それと同時にとても不安が強い不安体質になってしまっていたのです。
お母さんはこの生き方をお子さんに押しつけて、支配や管理で枠にはめようと必死に育てました
もちろん共感は一切ありませんでした。
「何事も頑張らないと子供も私と同じ不安になるのでは・・・」と勉強の仕方も強要していました。
「こうやって親から期待をかけられすぎて、完璧主義を押し付けられて共感されずよく怒られ、本当に息子は苦しかったと思いました。
頑張っているところに親がさらに追い打ちをかけるように完璧主義を押し付け、注意をして、共感せずにこの子が不登校になるのは必然だったのでしょう。」
こんなふうにお母さんは、その時のことを振り返って言っていました。
お母さんはインターネットで情報を検索して、私の不登校セラピーが提唱するホンモノ共感にたどり着き、私の個人カウンセリングを受けるようになってから、様々な気づき、変化がありました。
それに連動して3か月後、引きこもりだったお子さんは外出して、自ら勉強をするようになりました。
そして4か月後から、2年ぶりに学校に行けるようになったのです。
個人カウンセリングはMご夫妻で一緒に受けていたので、お父さんの変化も大きく寄与したと思います。
Mご夫妻のインタビューの中では繰り返し、こんなことを言っていたのがとても印象深いです。
「子供の不登校を解決するには自分が変わらなければいけない。」
実際、子供が再登校できるようになった親御様には、この信念が共通しています。
子供の不登校をなおしたり、解決するのは私ではありません。親御様だけが子供の不登校を解決することができるからです。
もう1つ重要なポイントが、親御様がホンモノ共感をしっかりと身につけることです。
このホンモノ共感については、誤解している方も多いですが、口先だけで、共感ふうなことを言っても子供には全く響きません。
親御様が心の底から、子供の心に純粋にピュアに寄り添おうというマインドで取り組むことがとても大事です。
だからこそ、最近気になるのが、ホンモノ共感は言葉遊びではないということです。
どんな子供にも通用する特定の言葉がけがあるわけではありません。
うまい言い方をすれば、子供が変わるというのとは、違うということです。
つまり共感の言葉じりだけ真似ても、ダメなんです。
言葉だけでなく、心の底から子供の心に純粋にピュアに寄り添えているのか、その上でホンモノ共感の言葉がけと接し方ができているのかが、とても大事です。
とはいえ、この感覚は親御様ご自身がホンモノ共感を学んで、実際にご自身がホンモノ共感されることを体験してからでないと、わからないと思います。
ほとんどの場合、親御様ご自身も自分の親からホンモノ共感をされたことがないから、その安心感がぴんとこないのです。
私の個人カウンセリングや長期で開催している魔法ことば講座を受講している親御様は、実際に自分がホンモノ共感されることを体験することで、「この安心感を子供にも与えたい。」「もっと早くから知りたかった。」と思う方がほとんどです。
自分が子供にホンモノ共感することで、どのくらいの安心感を与えられるのかを実感した上で、お子さんにホンモノ共感を試してみて、手ごたえを体感していただくことが実は、ホンモノ共感を身につける一番の近道です。
「今までゲームやスマホの制限や管理をしたけど、うまくいかなかった。」
「不登校は子供の問題ではないような気がし始めてきた。」
「私が変わらなければ、子供も変わらないのかもしれない。」
こんなふうに思われる方は、6/15(日)にホンモノ共感を試せる魔法の言葉がけセミナーを開催しますので、試しに参加してみてください。
ホンモノ共感を実際に試してみて、どんなふうに感じるのか、ホンモノ共感を子供にし続けることで、どんな変化が得られるのかを実感してみてくださいね。
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(魔法の言葉がけセミナー&説明会の日程)
全日程オンライン会議室ZOOMで開催します。
□6/15(日)10:00-12:00
ホンモノ共感クイズ「水筒の水」
前回のホンモノ共感クイズには7名の方からご回答いただきました。ありがとうございます。
私はこの水筒の話を実際に聞いたときに「これは今日あったことを親御様に聞いて欲しいだけなんだろうなあ。」と思いました。
もし何か言葉をつけたすとしたら、森田さんのような言葉がいいんじゃないかと私はその場で考えました。
「いつの間にか水筒が空っぽになるぐらい一生懸命に練習やっていたんだね。」
水筒の大きさや水の量に対しての気遣いを親に求めているのではないと私は感じたからです。
それがべさんの回答ですね。
子供は親に何を求めているのか?
今日あったことを聞いて欲しいのか?
水筒の量や大きさの気遣いを求めているのか?
このあたりはホンモノ共感を何度も経験して、子供が求めているものを読み取る力を磨いていく必要があります。
今回の件に関しては、私なら気遣いはしません。
ただ「そんなことがあったんだあ。そのぐらい練習やっていたんだなあ。」と受けとめるだけにとどめます。
あなたもお子さんが何を求めているかに応じて、ホンモノ共感してあげてくださいね。
ホンモノ共感クイズ「教育実習の授業を受けてみたかった」
あなたのお子さんは今不登校ですが、「学校に行きたい。」という意思はありました。
先日、教育実習の話になったときに、お子さんがはどこかで教育実習の先生のことを伝えきいていて、「授業うけてみたかった。」と言い出しました。
教育実習は明日で最後だったので、お母さんは「明日、学校に行ってみる?」と提案してみると、こんなふうにお子さんは答えました。
「絶対、授業受けられない。」
お母さんはいろいろ解決策や条件を提案しましたが、子供の反応はネガティブで、ただ子供は「受けられない。」「行きたかった。」と繰り返すのみでした。
こんな場合、どのようにホンモノ共感して、子供の気持ちを深く掘り下げていけばいいでしょうか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを6/16(月)10:00までにブログにコメントしてください。
来週6/18(水)のブログで私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。