さまざまな完璧主義がお子さんを不登校にしている!?
先日、魔法ことばベーシック講座で自己肯定感を高めるセミナーを行っていました。
セミナーのテーマは完璧主義でした。
参加者のお母さんたちに完璧主義を説明した後、それぞれの完璧主義をリストアップしていただきました。
実は完璧主義にもさまざまなものがあり、不登校の親御様はたくさんもっています。
・役に立つ人間でなければならない。
・すべてが完璧でないといられない
・効率を上げなければいけない
・人に世話されたくない
これらはすべて完璧主義です。
これらの完璧主義は、不登校のお子さんに実に強い悪影響を発揮します。
ダメな自分の部分を見つけて、排除しようとする。
このジャッジの姿勢を子供が怖がるからです。
実はこれらがあなたのお子さんの不登校の原因になっていることに気づいていますか?
不登校の親御様は、こういった完璧じゃないものを排除しようと無意識に動いてしまいます。
時間のムダや相手が喜ばないこと、効率の悪いこと、人に手間をかけさせること、こういったことを嫌がっているので、子供に強い悪影響があるのです。
こういった一見、当たり前に思っているところに不登校の原因が隠れています。
「コロナ太り」を気にする人には完璧主義がある!?
講座の話の中でもう1つの完璧主義が「コロナ太り」でした。
「コロナ太り」は今、社会的にも話題になっていますね。
あるyoutubeの「コロナ太り」を解消するものは、たった1ヶ月で200万回を再生する動画になっています。
これをお読みの中にも、お困りの方はいるでしょう。
「コロナ太り」の悩みの一体、どこが完璧主義なのでしょうか?
それは「体重増加=自己管理」できていないということであり、自己管理できていないことは、ダメなことであるという考えかたなのです。
太ってしまったことは、もちろん多くの女性にとって悩ましいことでしょう。
実はそういった物理的なことによる悩みではなく、自分が自己管理できない人間であるという事実を突きつけられることが辛いのです。
そしてもう1つの理由は、これは他人軸の最たるものだからです。
なぜ、「コロナ太り」が他人軸なのか?
それは、自己管理できないような人間は、「この社会ではダメ人間と見なされたり、世の中で受け入れられない人間になる。」というマイナスの価値観の表れなのです。
これはすなわち他人のジャッジを恐れている内容なので、他人軸そのものなのです。
こういったところに不登校の親御様の他人軸があらわれます。
だからこそ、実はこれを改善すれば、不登校の改善にも直結する重要ポイントであるということをあなたは気づいているでしょうか?
親が他人軸に振り回されている限り、子供の自分軸をしっかり育てることはかなり難しいですよね。
あなたは自分の中に潜む他人軸にどれほど気づいていますか?
気づかないということ、そのことが、いかに自分軸がないかを表しています。
ここに気づいて改善に取り組もうという姿勢が現れるほど、お子さんの改善も早くなります。
ただ自力でそれを気づくのは、なかなか困難です。
なぜかというと、皆さんには他人軸と自分軸の経験の引き出しがまるでないからです。
どの状態が他人軸で、どの状態が自分軸なのか?
その区分けも、自分では当たり前すぎるので気づいていない場合が殆どです。
だからこそ、経験豊富な引き出しを持っている専門家のアドバイスのもと、ご自身の他人軸に気づくことができるのが、魔法ことばベーシック講座の大きなメリットでもあります。
他人軸について、専門的に解説したものは、現在、日本にはありません。
だからこそ私は今、皆さんのように悩みを持つ方のための動画や本を企画中です。真剣に学んで、我が子を助けたいと感じている方は、詳細が決まり次第、このメルマガでお知らせしますので、楽しみにお待ちしてください。
こういった内容をよそで教えてくれるところはないはずです。
それほど貴重なもので、今のあなたのお役に立てるものです。
私も皆さんにこのメルマガで、お知らせできるのをとても楽しみにしています。
こういったあなたにとっては当たり前すぎて、他人軸の問題の自覚のかけらもなかったことが、実は不登校の原因になっています。
当たり前で何の疑問もなかったものが、実は不登校の原因になっている!?
現在、私は魔法ことばベーシック講座の参加者のお子さんとの会話の録音の添削を集中的にやっています。
その中で、やはり同様の問題が多数見られます。
親御様にとっては、全く当たり前で何の疑問もなかったものが、実は不登校の原因になっています。
私から見ると、こんな子供を不登校にさせる会話の問題だらけです。
・親の声が怖い
・子供を否定している
・子供の話をすり替えている
・親のノリが悪い
・子供がなんども繰り返している言葉を完全にスルーしている
・子供の言葉に反応していない
・自分の意見を提案している
・親が自分の言いたいことを子供の話に被せるように大声で話している
・子供の話を丸め込もうとする
・子供の訴えを理解しようとする姿勢が全く感じられない
・困難な問題に直面している子供に対して、助けてあげようという姿勢が全く感じられない
・何度も何度も疑いの質問をする
・親の話がしつこい
・親の話が嫌味っぽい
・親が何を言いたいのかが全くわからない
・子供にマイナスなことを言われると途端に焦りだす
こういった問題を録音から明確に見つけ出して、的確に直すご指導を今、開始しています。
これらの問題は、親御様にとって、全く自覚がないことです。
その原因は、悲しいことに「それはダメだよ。」「もっとこういうふうに、子供に話そうよ。」というお手本を示してくれる人が誰一人いなかったからです。
そして大事なポイントは、親御様が無自覚に使っている言葉を正しい指導で変えていくことによって、親御様は初めて他人軸を手放していくことができるのです。
そしてその結果、お子さんの自分軸が育つため、自己肯定感が高まり、自然と不登校が解決します。
私はここであなたに断言します。
他人軸を捨てられない人は、お子さんの不登校は改善しません。
あなたにとって他人の目にかなう生き方をすることが、人生の目的だったでしょう。
他人を不快にさせないことが、すべての行動の基準になっていたでしょう。
他人から受けいれられるかどうかが、判断基準になっていたでしょう。
これらは完全に間違っています。
本当に大切なことを私はあなたに伝えたいので、繰り返します。
これらは完全に間違っています。
親が間違ったことを積み重ねたから、子供に間違った結果が現れたのです。
不登校になったのは必然です。
だからこそ、この解決策は単純です。
親が正しいことを積み重ねれば、子供に正しい結果が現れます。
これもまた必然です。
正しいこととは何なのか?
お母さん、あなたが他人軸を完璧に捨て去ることです。
今、あなたのためにお役に立てる企画をコツコツと進めていますので、楽しみにお待ちください。
自分軸と他人軸クイズ「外にでたくない」
前回のクイズに10名の方からご回答いただきました。ありがとうございます。
不登校のお子さんが、外にでたくない理由は何なのか?
もし、あなたが岩手県でコロナ第1号だとしたら、何が起こりうると想像できますか?
そうです。
誹謗中傷の嵐ですよね。
まずあなたとあなたの家族は村八分にあい、岩手県から出て行かざるを得なくなるでしょう。
「お前たちが、岩手県の第1号だ。これまで誰も患者がいなかったのに、岩手県に危機をもたらした。お前たちは出て行け。」
周りからこう言われるであろうことが、容易に想像できますよね。
家族一同、確実に村八分にあうでしょう。
周りから忌み嫌われる厄病神のように扱われるでしょう。
なぜ、そこまで忌み嫌われるのか?
その理由はこんなふうに思われるからです。
・コロナ感染防止のためのガイドラインをきちんと守らなかった
・夜の街に出かけた
・自分の欲望に従って、人との接触を行った
・自己管理もできないような非常に迷惑な人間が病気にかかって、またその病気を岩手県に持ち込もうとしている
そんな危険人物は出て行ってくれと思われるのが、怖いですよね。
この怖さから、子供は平気で外に出ようとするのを激しく叱りとばす親御様もいます。
「お前がもし外に出て、コロナにかかったら、俺が会社でどう言われるか分かっているのか。」
子供の外出に対して、こう怒り狂ったお父さんの話も聞いたことがあります。
こういう話を聞くたびに私はこう思います。
「外に行くなと言いながら、学校には行けと言うんだから、おかしいよね。全然、自分で気づいていないんだろうな。」
話をクイズに戻すと、不登校のお子さんのコロナ不安は、感染そのものに対する恐怖ではなく、他人の目を恐れる他人軸です。
一昔前のエイズ感染のことも近いですよね。
お子さんがなぜ、このように人の目を恐れるのか?
それは親も他人軸がバリバリに強いためです。
だからお子さんに対して、他人軸が一切なく、純粋な心に寄り添った共感が全くできていないからです。
これが全ての原因です。
私からすると、コロナ感染などより、他人軸感染の方がはるかに恐ろしいです。
まさに他人軸ウィルスです。
私以外の不登校カウンセラーも他人軸ウィルスに感染しています。
他人軸、社会基準に従って、子供を感染させ、人の目を気にして、学校に行かせようとしています。
あまりにも考え方が不純であり、本当に子供のためを思っているとは私には思えません。
このメルマガをお読みのあなたは、他人軸を捨て去り、自分軸で純粋な心に寄り添った共感をお子さんにしてあげてください。
他人軸と完璧主義クイズ「相手を喜ばせたい」
ある不登校のお子さんは、何かをするならば、こんなふうにしなければならないと強烈に思い込んでいます。
・相手を喜ばせなければならない
・役に立つ人間でなければならない
これが他人軸であり、実は完璧主義の表れです。
なぜ、喜ばせなければいけないのか?
その理由は、相手が喜ばないようなことは無駄なことであり、意味がなく、結局、相手に迷惑かけると思っているからです。
この思いが強すぎて、何をするにも考え込んでしまい、動けなくなってしまいがちです。
あなたが親だとして、こんなお子さんにどのようにホンモノ共感の言葉をかければいいでしょうか?
相手の反応を考えすぎて動けなくなるというのは、不登校のお子さんにとてもよくあるパターンです。
あなたも何度もそのパターンを目の当たりにしたことがあるはずです。
だからこそ、そのパターンでどんな共感をするのかがとても大切です。
あなたにとっても、今後とてもお役に立つ言葉になります。
ここで共感の言葉を考えるときに、1つだけ大切にしていただきたいことがあります。
それは真に純粋に100%子供の気持ちだけを思ってあげてください。
他人軸が混ざった共感の言葉は、共感ではありません。
子供の悩み苦しみだけに純粋にフォーカスしてください。
ほとんどの親はこの力が低すぎます。
それは他人軸ウィルスに侵されているからです。
純粋に100%まじりっけなく、子供の気持ちだけを思う親の姿勢がワクチンになり、子供の自分軸を育てることができます。
あなたが純粋に子供の気持ちだけを思う気持ちで、共感の言葉をブログにコメントいただけるのを、私は期待しています。
ブログのコメントの締め切りは、7/20(月)19時です。
来週7/22(水)に私が考える他人軸と完璧主義の考えをお答えします。
ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。