【満員御礼】魔法の言葉がけセミナー
前回までご案内していた魔法の言葉がセミナーは、全3日程すべて満員御礼となりました。
ご参加いただく皆さん、セミナーでお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。
そして最近、三浦春馬さん、芦名星さん、竹内結子さんと、芸能人で若い方の自殺が相次いでいるので、気になっているかたもいるかもしれません。
コロナの影響で、若者の自殺が急増していることも国の統計により、明らかになっています。
なんとも痛ましく胸が、私も苦しくなります
有名な芸能人の自殺の原因は、私にはわかりませんが、心配してしまうのは、不登校のお子さんへの影響です。
なぜなら、不登校のお子さんは「自分の存在を消したい。」という自殺願望に極めて近い欲求を持つ子が多いからです。
私がカウンセラーの現場で、不登校のお子さんからよく聞いたのは、こんな言葉です。
「自分の存在をこの世から消したい。なかったことにしたい。」
なかなか難しい言葉です。
多くの子は、死ぬのは怖いけれども、自分の存在は「ゴミで、クズで、役立たずだ。」と思っているので、「消えてしまいたい。」という感覚をもっているのです。
芸能人の自殺は、何らかの苦しみに耐えられなかったのでは、と思いますので、不登校とは原因が違うかもしれません。
しかし、有名であり、多くの方から愛された芸能人が自殺することが、不登校のお子さんの「存在を消したい。」という願望をさらに増大させたりしないかということが、懸念されるのです。
不登校のお子さんの存在価値の否定とは!?
不登校のお子さんは、こんなふうに存在価値の否定をしまいがちです。
「存在がなくなること=死ぬこと」
「存在を消す=死ぬこと」
うちの子とストレスと芸能人のストレスは違う、一緒にしないでほしいと考える方もいるかもしれません。それはその通りです。
報道によると、恋愛や結婚の悩みが芸能人の自殺の一因のようなので、不登校のお子さんとは原因が違います。
しかし、自殺は自分の存在意義や存在価値の究極の否定です。
本質的なところで似ている点もあることもご理解ください。
私自身、会社員だった10数年前にひどいウツを患いました。
その時、私は強い不安と自殺願望に悩まされました。
終日、ひどい不安に悩まされ、とても辛く、自分の存在意義を見失い、「死にたい。」という強い自殺願望に苦しんでいました。
今はこの不安はありませんが、ひどい人間関係のストレスが長期間あれば、再発するかもしれません。
それくらいさまざまなストレスが、今は誰にでも起こりうることなのです。
私はこの話を皆さんへの啓蒙活動として、お話ししています。
いたずらに不安をあおることが目的ではありません。
なぜというと、さまざまなストレス、失敗、挫折などは、人間は誰だって苦しいのです。
そのことを理解した上で、その苦しみから回復する力が、私たちには必要なのです。
コロナがあろうがなかろうが、家庭も社会も多くのストレスがあります。
様々な状況に対して、一旦、凹んでしまうのは人間として当然です。
そこからまた立ち直れればいいのです。
ここから立ち直るには、私は回復の土台となる「無条件の存在価値」というものを十分に高めておく必要があると考えています。
なぜならば、表面的な考え方を変えたとしても、無条件の存在価値という土台がゆらぐと危ないからです。
親御様にお伝えしたい!たった1つのこと
このメルマガ、ホームページ、カウンセリング、セミナーで、私が親御様にお伝えしたいことは、実はたった1つです。
「親御様の愛着と共感で、子供の無条件の存在価値を高めてあげましょう。」
すべてはこのたった1つのためです。
そのための具体的な方法論を私はお伝えしています。
その方法論をあなたが身につければ、お子さんが周りに振り回されず、周りと融和して、ストレスを乗り越え、人生を楽しめるそんな未来がやってきます。
その過程の中で不登校は自然と解決していきます。
このことを私はこれからもお伝えしていきたいのです。
「学校に再登校したものの、死んでしまった。」
「有名な芸能人になったものの、死んでしまった。」
こんな未来になっては、なんの意味もありません。
「お子さんが東大に入ったものの、自殺した。」
「人を頼らない、甘えない強い子になったものの、自殺した。」
こんなことも私は見たくありません。
だからこそ、私の考えに共鳴してくださるのであれば、ぜひ私の言葉に耳を傾けてください。
どんな子にも、私は死んでほしくありません。
そのために私はこれまでの経験から導ける最善の方法論、最大の価値をこれからも皆さんにご提供し続けます。
ホンモノ共感クイズ「オンラインゲーム」
前回のクイズに8名から回答をいただきました。ありがとうございます。
このお母さんの言葉は、簡単にいうと、「子供を外に出したい。人に会わせたい。」という意図が含まれています。
子供は「ゲームが楽しい。」と言っているのです。
もちろんその友達とも気が合うのでしょう。
だからといって、リアルですぐ会えるかというと、そんなことは、ほぼ無理な話です。
この場合、ホンモノ共感の言葉としては、2つのポイントがあります。
ゲーム友達のことを聞く、ゲームそのものを聞く、この2つのポイントになります。
例えば、私がお母さんの立場なら、こんなふうに聞きます。
「何のゲームやっていたの?」とゲームの中身を聞くのと、もう1つは「ゲーム友達って誰?どんな人?」と聞くのとです。
子供は楽しかったようなので、それぞれ機嫌よく話してくれるでしょう。
子供を動かそうとか、変えようとか、そういった親の考えを排除して、そこに共感できるようになると、お子さんはじわじわと変化し始めます。
ここで注意いただきたいことは、不登校の子供の親御様の会話の中には、自分の願望がものすごく強く現れています。そして子供の話を聞いていません。
かなり多くの方の会話の録音添削を私はおこなっています。
ほとんどの方が子供の話を聞いていません。そして自分の言いたいことを言い始めているのです。
まずはこれを徹底的に治すことが必要です。
子供の話をきちんと聞き、共感できるようになること、これが不登校の解決の第1歩であり、最終目標にもなるんです。
ホンモノ共感クイズ「野球」
ある不登校のお子さんは、以前、野球やっていました。
不登校で引きこもってからは、一切、お子さんは野球をやらなくなりました。
ある晴れの土曜日にお母さんはお子さんにこう声がけをしました。
お母さん「Aちゃん、明日、野球の試合なんだってね。」
お子さん「かわいそうだな。」
お母さん「なんで、天気がいいし、野球日和じゃない。」
お子さん「俺、関係ない。」
このお母さんは、どの部分で共感が欠如しているでしょうか?
親はどう共感すればいいでしょうか?
こういった一見、なんでもない、たわいのない会話で、ホンモノ共感を積み重ねることが大事なのです。
なぜなら、ホンモノ共感こそが無条件の存在価値を高めるからです。
子供が悲惨な道を選ばないために、あなたはどのようなホンモノ共感をすればいいでしょうか?
あなたが考えるホンモノ共感の言葉を10/5(月)16:00までにブログコメントください。
来週10/7(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお答えします。
ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。