こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

おかげさまで先週末、魔法の言葉がけセミナーの全日程を満員御礼で終えました。

ご参加いただいた方々、ありがとうございました。

 

魔法の言葉がけセミナーでは、ホンモノ共感の言葉がけの重要ポイントとして、こんなことを詳しくお伝えしました。

・マイナス共感が具体的にどのような形でできるのか?

・どのように多くの人は無自覚に相手の情緒をスルーしてしまうのか?

・日常の会話で子供の話にどのように共感や興味関心をもって質問していくのか?

・親御様の自己肯定感の低さがどのような形で現れ、どのように不登校につながるのか?

 

参加された方々の多くがご自身は「共感していたつもりだけれども、子供のマイナス気持ちに寄り添うことが全くできていなかった。プラス思考に変えようとしていた。」

こんな気づきを得られ、徹底的にマイナス共感を腹に落として、子供の不登校を解決するために魔法ことばベーシック講座を受講することを決めました。

 

魔法の言葉がけセミナーの感想

今回もご参加いただいた方の声の一部をご紹介します。

「先生の本を読ませていただきホンモノ共感を実践し始めており、息子の状態も少し良くなってきていました。

本日受講して、むしろ重要なマイナス情緒を自分が完全にスルーしている事が判明しました。
ホンモノ共感が状況改善になってきていることを実感しているので、講座を受けてさらに理解を深めたいと思います。」

 

「マイナスの感情はマイナスのまま共感する等、意外な気付きが多く、親として学べる点が数多くありました。

親自身の自己肯定感が子供の人生に大きく影響していることもわかりましたので、私自身が変化することの大切さも実感しました。ありがとうございました。」

 

マイナスの言葉に共感し無理にポジティブな言葉に置き換えないことは目からうろこでした。

 

「お話のなかでマイナス情緒を見抜き、共感会話を続けられることが必要、という点が自分にはできていないと感じました。

そしてホンモノ共感が腑に落ちる、というのも実感できないので参加を決めました。ありがとうございました。」

 

マイナス感情にしっかり共感することで、自己肯定感が上がり明るく前に進むことができる点や情緒にしっかり向き合うことなど勉強になりました。反射的に言葉が出てくるようにしっかり学びたいです。」

 

このようにブログやメルマガ、書籍だけではわからない、気づきを得られたということで、多くの方から共感の重要性を再認識したとの言葉をいただきました。

ほとんどの方がマイナスのことを子供に言われると、プラスにもっていこうとしたり、励ましたり、話をすり替えてしまったりしています。

突然子供にマイナスのことを言われると、咄嗟に反応できなかったり、こういったことが現実に親子の会話でおきてしまっています。

ここを変えていかない限り、不登校というのは全く解決につながりません。

 

私が1500件カウンセリングした中で最も重要だと思ったのは、親御様がマイナスに共感しないと、子供の自己肯定感はどんどん下がっていき、自分に自信を失うということでした。

マイナスを聞き続けると、多くの親御様はおそらく苦しくなると思います。なんとか明るい話だけをきいて、自分の気持ちを落ち着けたくなると思います。

実はそういう気持ちを感じる背景に自己肯定感の低さが隠れています。

 

これは頭でわかっているだけでは、ほぼ変えようがありません。

なぜならば、親御様ご自身がホンモノ共感をされたことがないので、自分に自信がなく、自分の承認欲求を満たすために、プラスの価値の高いことを言おうとするのです。

この上の世代から続く、負の連鎖を今こそ、私と一緒に断ち切っていきましょう。

これから魔法ことばベーシック講座にご参加いただいた方々と、どのような船出になるのか?お子さんが再登校して、どのように幸せな人生を歩んでいかれるのか?今からとても楽しみです。

 

ホンモノ共感クイズ「緊張して、吐いたらどうしよう。」

前回のホンモノ共感クイズには1名の方から解答いただきました。ありがとうございます。

みのさんのご回答はとてもいいですね。共感の基本にそって、不安に寄り添っています。

ここで皆さんにお伝えしたいことがあります。

 

「吐いたらどうしよう。」

「お腹が痛くなったらどうしよう。」

「こうなったら、どうしよう。」

「ああなったら、どうしよう。」

こんなふうにお子さんが不安な妄想を膨らませている場合は、吐くことやお腹が痛くなることが不安なのではないということです。

 

「吐くことによって、周りに迷惑をかけたら、どうしよう。」

「周りの人が嫌な思いをしたら、どうしよう。」

こんなふうに本当の不安はそのことが起きることによって、周りがどのように反応するかということに不安をもってしまっているのです。

 

もしあなたが、周りに人がいるところで吐いたらどうでしょうか?

それを見た人が不快な思いをしたり、あるいは吐瀉物を処理する人が嫌な思いをしたり、ということを想像するのではないでしょうか。

これはトイレだったらまだましとか、人前だったらダメとか、こういうふうに考えることも実は同じことなのです。

自分が引き起こしたことによって、周りの人がどのような思いをするかを先読みしてしまっているのです。

この先読みをすることによって生じる不安は、ホンモノ共感でしか解決できません。

 

「自分が吐きたくなる辛い思いをわかってくれる。周りは嫌な思いなんてしない。安心していいんだ。」

親御様がホンモノ共感することによって、お子さんはこんなふうに安心感を感じることができるのです。

これがこの問題の最も根本的な解決策です。

ですので、可能ならば、吐くことへの不安から一歩踏み込んで、吐いた後の周りの人の反応への不安をきいてみるのがベストな対応です。

 

ホンモノ共感クイズ「ゲーム中に罵る子供」

あなたのお子さんは、中学生で引きこもっている状態で、極度のゲーム依存だとします。親子の会話はありますが、子供はゲームのことばかり話しをしてきます。

そしてゲームをしている最中に「死ね。」「殺す。」「くそ!」など普段の会話では、聞かないような汚い言葉で、ゲーム仲間を罵ったり、対戦相手を罵っています。

 

こんなとき、あなたなら、どのようにホンモノ共感をしますか?

あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを10/17(月)17:00までにブログにコメントしてください。

 

来週10/19(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。