こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

みなさん、もうお子さんたちは夏休みに入りますよね。

そこで今回は、これをやったら、大失敗するという親御様の間違ったお子さんへの接し方をご紹介します。

 

大失敗する親御様の間違った子供への接し方とは?

これは私が過去、個人カウンセリングを行ってきて、間違いなく「これをやると子供が不登校になるか、悪化する。」というものですので、大事な情報としてお聞きください。

それは「子供を管理してはいけない。」ということです。

 

ほとんどの親御様は、寝る時間と起きる時間、1日の中で勉強する時間と遊ぶ時間、特にゲームやスマホをいじる時間を管理したくなりますよね。

多くの親御様はこうおっしゃいます。

「一切、ゲームするなとは言わない。ただやるべきことをやってから、その後にしなければいけない。ゲームやスマホは後にすべきだ。」

こんなふうに子供の行動を管理しがちなのです。

 

ところであなたは行動分析学という学問をご存知でしょうか?

発達障害のお子さんの行動を管理して、社会に適応させるための学問です。

この行動分析学を発達障害でもなんでもない我が子に適応した例を私はいくつも知っています。

そして、全て子供が狂いだし、おかしな方向に行き、不登校になるという大失敗に終わっています。

子供の行動を細かく区分し、時間で管理し、課題を配分し、何時から何時までは何をやってということを夏休みの間、全て決めてしまう。

これをやると、ほぼ全てのお子さんは狂ってしまいます。

 

行動分析学は、あくまで発達障害を対象としたものであり、それ以外を対象とすると、ものすごく歪んだ方法になるのです。

なぜならば、行動分析学の視点は、機能しかないからです。

行動分析学の視点に情緒はありません。

 

特に共感されずに育った親御様が、子供の行動の管理に手を出すと、まず大火傷をおいます。

間違いなく大火傷をすると私は断言します。絶対にやめておいたほうがいいです。

それぐらい行動の管理はしてはいけないことなのです。

さてここで本題に戻りたいと思います。

 

夏休みに親御様は一体どういったことを心がければいいのでしょうか?

何時に何をして、どの課題をこなしてと、まるでロボットのような扱いをするのではなく、子供の人格を自分とは全く違う人格を備えた情緒的な存在として扱うことがとても大切なのです。

この夏休みの期間、約1ヶ月間を子供の行動の管理に費やすのではなく、親が子供の情緒に触れること、その深いつながりをつくることに費やすべきなのです。

これが最も有益な1ヶ月間の過ごし方になります。

 

子供に機能的な過ごし方を求めると、必ず1ヶ月後、あなたは子供が何も改善していないことに嘆く日々を送ることになるでしょう。

そして、その責任を自分かお子さん負わせて、なんの発展も前進もない。全くムダな日々を送ることになります。

これは本当に時間のムダです。

 

あなたがお子さんを自己管理できる人にしてあげたいと思う気持ちはわかります。

そうであるならば、今は徹底的にお子さんの話を聞いて、ホンモノ共感し、情緒に集中すべきなのです。

夏休みの期間、約1ヶ月間でいいです。私のいうことを徹底的にまずは実践してみてください。

 

私のいうことを実践しなかった方は、不登校の改善や解決が致命的に遅れる、進まないという結果をいくつもみてきました。

それくらい子供と過ごす時間が増える、夏休みの期間の過ごし方はとても重要なのです。

 

あなたに必要なことは何かを増やすことではありません。

ただただいらない機能的な思考や言葉がけをやめることなのです。

だからまずは夏休みの期間、お子さんの話を聞いて、ホンモノ共感し、情緒に集中してみてください。

 

ホンモノ共感クイズ「パトカーとサイレンの音」

前回のクイズに5名の方から回答いただきました。ありがとうございます。

前回のクイズの趣旨は、お子さんが好奇心旺盛であることをいかに親が受け入れ、認識し、伸ばしてあげるかでした。

その点でみなさん、「気になるよね。」という言葉が含まれており、とても素晴らしい回答をいただいたと思います。

 

そしてあと1歩、子供の好奇心に共感するような言葉がけを加えていただけたら、よりいいなあというのが私の率直な感想です。

特にお母さんは男の子のこういった向こうみずで、好奇心旺盛な部分を理解できないですよね。

理解するどころか、逆に「なんでうちの子は危なっかしいことばかり考えるのかしら。」と否定的に捉えますよね。

 

不登校解決の1つの大きな鍵は、子供の持っている特徴的な部分をいかに理解し、共感してあげるかにあります。

多くの親御様はこれが全く理解できないか、理解できたとしても、なんとか抑え込もうとしてしまいます。

だからお子さんは苦しくて学校に行きづらくなります。

 

子供に指導したり、監督したり、導いたり、特に子供の突出した特性的な部分を押さえ込んだりする。そんなことを親がやっては絶対にいけません。

それは社会に出たら、自然に社会の先輩たちがビシバシと鍛えてくれるはずです。

あなたがやることでは全くありません。

 

みなさんの回答は非常にいいのですが、あと一歩、子供の好奇心に共感する言葉が欲しかったなあというのが私の感想です。

ですので、もう一度、これを踏まえて同じクイズを出したいと思います。

 

あなたは子供の飛び出た部分をさらに伸ばす役目を持っています。それが親です。

絶対に出る杭を打ってはいけません。

これを踏まえて、子供の好奇心旺盛な部分に共感する言葉がけをつくってみてください。

 

ホンモノ共感クイズ「パトカーとサイレンの音」

近所でパトカーとサイレンの音が鳴っています。消防車の音らしい音も聞こえます。

あなたのお子さんは、その音を聞いて、その現場を見ようと家を飛び出そうとしました。

あなたなら、どのようにホンモノ共感の言葉をかけますか?

 

ぜひお気軽にブログに、7/26(月)19:00までに、あなたが考えたホンモノ共感の言葉をコメントください。

来週7/28(水)に私が考える理由とホンモノ共感の会話をお伝えしますので、ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。