こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

 

11月より第8期の魔法ことばベーシック講座のライトコースが始まりました。

不登校解決率100%の講座では、最初に正しい親子関係の作り方を教えています。

 

なぜ、正しい親子関係の作り方を最初に教えているのか?

それは、正しい親子関係ができれば、不登校は100%解決するからです。

そして正しい親子関係がうまくできないと、子供は自信を失い、集団の中にいることに耐えられなくなるからです。

この状態でい続ける限り、不登校は改善することはありません。

 

この正しい親子関係の作り方とは一体、どういったものなのか?

 

実は、不登校の親御様はこの正しい親子関係の作り方を知りません。

またどの子育ての本、セミナーでも、教えられることはありません。

だから、講座をやっていると、時折、お母さんから朝、こんな連絡がきます。

 

「子供に朝、お母さん行かないでと泣いて頼まれたので、今日はお休みします。」

「子供に朝、暴れられましたが、なんとか振り切って来ました。」

こんな時、正しい親子関係では、どのように対応したらいいと思いますか?

 

実は、この悩みは、講座の参加者のお母さんの口から、毎回お聞きします。

お母さんにとっては、対応に困るし、共感にも困る代表例なんです。

正しい親子関係では、どのように対応したらいいのか?

 

子供からこう言われた時の対応としては、2パターンあります。

1.   行くのを諦めて、子供と一緒にいる。

2.  子供が感じている「見捨てられ不安」に深く共感した後、こういうふうに伝えて行く。

「どうしてもお母さんはこれからこういう用事で行かなければいけない。ただ、用事が終わったら、あなたの元にすぐ帰ってくる。だから待っていてね。」

 

このどちらを選ぶかは、その時の子供の状況と不安定さによって、お母さんが判断した方がいいです。

どちらを選ぶにしても、もう1つ大事なことは、子供がそもそもこういった状況にならないように、親が根本的な手を打つことです。

 

この根本的な手とは何なのか?

それは子供が感じている「見捨てられ不安」の根本原因に対して、的確な手を打つことです。

 

子供の「見捨てられ不安」の根本原因とは何なのか?

この根本原因には、大きく分けて3つあります。

1.子供と一緒にいるとき、お母さんが楽しそうでない。

2.子供が求めるものに対して、お母さんが興味を示さなかったり、ぞんざいな対応をしている。

3.子供と一緒にいるとき、お母さんの意識がどこか違う次元に飛んでいて、心ここに在らずなのが、バレバレである。

 

子供が荒れて、暴れる「お母さん行かないで。」という本当の原因がここにあります。

「お母さんの心のど真ん中に自分がいない。」と感じているのです。

だから子供は「自分は見捨てられる。」と不安になるのです。

 

この子供の「見捨てられ不安」の解決策とは何なのか?

この3つを正しくひっくり返せばいいのです。

1.子供といるとき、お母さんも一緒になって楽しむ

2.子供が求めるものに対して、真摯で前向きな興味を示して、慈しむように対応する

3.自分の意識がどこかに飛ばないように不断の注意を重ねて、常に子供の存在に意識を合わせる

 

こういった正しい親子関係を作ることが、この問題の根本解決です。

これがきちんとできるようになると、子供の「見捨てられ不安」が改善します。

だから、お母さんの外出に対して、子供の不安がなくなっていきます。

 

「子供に行かないで。」と言われる場合、必ずこれら3点のどこかに原因があります。

よくこんなふうに勘違すると、間違った対応をとってしまうことがあります。

「子供が甘えて、親離れできていない。」

「甘やかしすぎ。厳しくしつけていない。」

「親の事情をちゃんとわからせなければいけない」

 

間違った対応をすればするほど、子供の「見捨てられ不安」はひどくなります。

正しい親子関係をつくれていないと、「お母さん行かないで。」以外にも、いろいろなところに問題に現れやすくなります。

だから、実はこれらを改善して、正しい親子関係をつくれば、不登校・ひきこもりは高確率で治ります。

 

この正しい親子関係の原理原則は、親子の愛着関係に基づいています。

だから、子供が社会に適応するか、学校へ行くかどうかは、親が正しい愛着関係を作れるかどうかで決まります。

 

ここをきちんと具体的に詳しく教えているところは他にはないので、今、私がとてもとても時間を割いて、丁寧に魔法ことばベーシック講座のライトコースでお教えしています。

特に第8期では、ここを十分にみなさんにご理解いただけるように参加者全員の状況に1人1人合わせてお伝えしました。

そのことによって、参加者さん全員から、こういった感想をいただきました。

 

「愛着関係を築ければ、学校へ行けるようになることを知って、すごく安心しました。特に母親との愛着関係の重要性に気づけたことはとても大きかったです。」

「愛着関係ができれば、親の指示・指図ではなく、子供が自発的に探索行動を起こし、学校へ行く。これを学べたことが大変良かった。」

「子供がなぜ学校へ行くのかという本当の原理を始めて知りました。」

 

私の講座には以前、大学で愛着理論を研究していたお母さんが、お子さんが不登校になったために参加したことがあります。

愛着関係をつくることは、日々の親としてのあり方や接し方、そして言葉がけが大変重要です。

ここに具体性がないと絵に描いた餅になります。

だからいくら愛着理論を研究していても、お子さんが不登校になってしまったんです。

 

私は今までずっと不登校のカウンセリングに関わってきたからこそ、このポイントをきちんと押さえて接すれば不登校が解決するという重要なポイントがわかります。

だから、親子の愛着関係の作り方として講座で教えているから、不登校が100%解決するのです。

 

この魔法ことばベーシック講座の次回の開催は現在未定です。

それまでにこの講座で教えている内容を何らかの形で、必要とされる方にお届けできないかと方法を現在、考えています。

決まり次第このメルマガで発表しますので、楽しみにお待ちください。

 

情緒と機能クイズ「私デブ」

前回の8名の方からご回答をいただき、ありがとうございます。

子供が太っていることに関しては、ケイトさん、shiさん、pandaさん、しろさんなどの解釈が適切でした。

数字でいうと標準体重から外れていることを子供はこういうふうに解釈しています。

「太っている人間は、普通の枠から外れる。」

 

そしてこういった2つの代表的な感覚を感じているんです。

「普通の枠から外れる人間=枠外の関わりたくない人間だと思われる。」

「太っている=かわいくない=人から親しまれたり、好かれたりしない=人から繋がりを作ってもらえない価値の低い人間」

 

ちなみに、皆さんはカーペンターズというバンドを覚えているでしょうか?

兄妹デュオで、妹のカレンさんの可憐な歌声で有名になりました。

 

しかし、カレンさんは、兄の「お前、太ったんじゃない。」という一言で拒食症に陥り、死にました。

カレンさんはどこまで痩せても、ガリガリの骨と皮になっても、「自分は太っている。」と言い続けたそうです。

 

なぜ、カレンさんの考え方や価値観はそこまで歪んでいたのでしょうか?

その原因はカレンさんと兄の母親の問題にありました。

 

母親の興味関心は兄に注がれていました。

だから、カレンさんは「自分をいらない子」こと認識していたそうです。

ここがカレンさんの拒食症の問題の根本にあります。

 

カレンさんは「母親の目が自分にきちんと注がれていない」と感じていたので、「見捨てられ不安」が根本にあったんです。

この「見捨てられ不安」がある子供は、さまざま問題を起こします。

カレンさんは実際に拒食に陥り、痩せて、死んでしまいました。

 

だからもし、あなたのお子さんが「私デブだ」と言い始めた場合、先ほどの3つのポイントにそって、お母さんは子供との接し方を根本から変えないと、問題を起こしかねません。

不登校のお子さんには、ごく少数ですが、拒食と過食を繰り返すお子さんもいます。

でも、痩せる努力はほとんどしません。

 

実際、太ったとして、なぜ痩せる努力をしないのか?

その理由は、Hardyさん、shiさんなどのいう通りですし、マサルさんの答えも一考の価値があります。

おそらく子供本人も痩せたところで、本質的には何も変わらないと薄々感じているからです。

 

問題を解決する本質とは、親の目と意識、興味関心、時間の注ぐ対象が自分に向くかどうかです。

もし子供が痩せていようが太っていようが、きちんと子供に安定に向いているという状況になれば、子供は痩せていようが太っていようが学校へ行きます。

この子供の苦しみをあなたは親として、情緒的に理解できるようにならなければいけません。

 

どんな子であっても、ガリガリに痩せて、自分を否定し続ける姿を私は見たくありません。

痩せるということは自分を否定することです。

痩せなくても自分を肯定できるようにしてあげないといけないのです。

 

それには親のあなたが、「痩せなくても十分に可愛いと思うよ。」という言葉を発しても何の効果がないことを知っておいてください。

情緒的に理解して、的確な言葉をかけることがとても大事なのです。

 

情緒と機能クイズ「勉強についていけない。」

あなたのお子さんがこういうふうに言ってます。

「どうせ俺なんて、学校に戻っても、勉強についていけない。だからもう行かない。」

 

お子さんにこんな言葉を親をかけたとします。

「じゃあ、ついていけるように頑張ればいいじゃない。」

もしくは

「勉強ついていけなくたって、大丈夫だよ。」

 

しかし、これらの言葉は、どちらも子供には全く響きません。

そこで質問です。

 

なぜ、ついていけないことが、学校へ行かない理由になるのでしょうか?

なぜ、先ほどの親の言葉は全く響かないのでしょうか?

 

共感と親の意識、価値観という点で考えてブログに11/10(日)17:00までにコメントしてください。

来週11/13(水)に私が考える情緒的な理由をお伝えします。

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。