引きこもりの原因は子供自身にあることも
ひとたび引きこもりになると、簡単には動けないのが特徴です。
そもそも引きこもりになってしまう本人自身は、こうした状況を望んでいません。
引きこもらないといけない状況に追い詰められているので、動けなくなってしまうのです。
動けない理由には精神病が関係していることもありますが、本人にその気がないだけかもしれません。
例えば将来を悲観的に考えており、勉強をしても報われないなどと考えているケースはよくあります。
勉学に意義を見いだせなくなってしまうと、不登校になることが多いのです。
また学校生活自体を苦痛に感じていることもあり、特に多いのは人間関係の問題でしょう。
周りとうまくコミュニケーションを取れない状況は、本人にとって非常に辛いことです。
将来を悲観的に考えている子供は、引きこもりからの脱却に時間がかかってしまうことがあります。長い人生の中で引きこもりになったり、うつ病で休職したりするケースはめずらしくありません。
一般的に引きこもりになってしまうお子さんは、内気で消極的な性格であることが多いです。
自分をうまくアピールすることが苦手であり、他社から距離を置いてしまうわけです。
人間はひとりで生きていくことはできず、必ず誰かと接触をしていく必要があります。
社会生活を円滑に進めるためにはコミュニケーションスキルが重要になりますが、こうしたスキルは一瞬で身につくものではありません。
引きこもりで動けないお子さんは、他者との接触を避けているケースが多いです。この問題を解決するためには、ある程度の時間が必要になってきますから、家族は気長に待ってあげることも必要でしょう。
精神病が原因の引きこもりの対処方法
自分に自信を持てない状態に陥ってしまうと、他人と接触することに苦痛を感じるようになります。
人と接触をするということは、誰かと比べることでもあります。
特に子供のころは周りと比較することで、自分の立ち位置を認識することが多いです。
周囲に対して劣等感を抱いてしまうと、自分を無価値だと思うようになることがあります。
欠点は言い換えれば個性とも言えるわけですが、小さいころは物事をポジティブに変換するのが困難です。
ネガティブ思考に陥ってしまうと、簡単には抜け出すことができません。
そして悪い方向に物事を考えてしまうほど、ますます精神が病んでいくという悪循環に陥ります。
人が健全に活動をするためには、何よりもメンタルの健康が必須になってきます。
心が不安定な状態になると、考えることはネガティブになってしまうのです。
幸福か不幸かは心が決める問題ですから、周りが子供をコントロールすることは難しいです。
引きこもりで動けない状態になっているときは、しばらく待ってみるという対策がよいでしょう。
もし長期的に引きこもりが続くようであれば、精神病の可能性を疑ってみる必要もあります。
引きこもりは決して悪いことではありませんが、あまりに継続するようだと問題があります。
子供がうつ病を患っている可能性がありますし、ほかにも統合失調症やパニック障害を発症していることもあるでしょう。
精神病かどうかは親が判断するのは難しいため、医療機関で検査を受けるのが一番です。
たまに学校に行きたくないと思うことは誰にでもありえますが、長期化するようなら心の問題が潜んでいる可能性があります。
子供を焦らせずに気長に引きこもり対策を
引きこもりで動けないときは、子供なりに悩んでいると考えてあげてください。
動きたくても動けない状態は苦痛そのものですが、周りが焦らせると逆効果になります。
学校は周りから強制的に行かされるものではなく、自主的に行くことが大切なのです。
勉強を例にしても親が無理に勉強をさせるより、子供自身が勉強に興味を持って臨んでくれたほうが結果につながりやすいでしょう。
子供に強制したり命令したりすることは逆効果になりますので、意見や意思を尊重してあげることが重要になります。
子供の人格形成は幼いころに成立するもので、大人になってから性格を変えるのは簡単ではありません。
つまり子供時代に親がどう接するかが重要になるので、子供の意見・意思を無視するような扱いは避けてください。
思春期の子供は自分が一体何者なのか悩むことが多いです。
自主性がまだ確立されていない状況ですから、自分にも自信を持てない状況にあります。
子供の自尊心を養うためには、認めるべきところはしっかりと認めてあげることです。
子供がよい行いをしたときは、素直に褒めてあげるのがよいでしょう。
子供は親の鏡と言われるように、親がイライラしていると子供にも悪影響を与えてしまいます。
自分に自信を持つことができない子供は、周囲に対して攻撃的になってしまうことがあります。
またコミュニケーションスキルにも難が生じてしまい、周りと協調性を持ってやっていけなくなるケースがあるのです。
メンタルが不安定な状態が継続すると、そこから精神病を発症することがあります。
精神病の対処方法として大切なのは、なるべくストレスを溜めないこと、そしてストレス解消のコツを身につけることです。
適度に身体を動かして心身を健康に
引きこもりになってしまう状態では、少なからずメンタルに支障をきたしていると考えられます。
人間は心が健全でなければ活動的になることはできません。
これが動けない原因になることは多いため、まずはメンタルを安定させていく対策が必要です。
放置しておくと精神病に進行してしまい、精神科や心療内科に行かないと改善できなくなる可能性があります。
引きこもりは焦って改善させる必要はありませんが、身体を動かすことは重要になってきます。
人間の身体はひとたびなまると、元に戻すまでに多くの時間を必要とするのです。
身体を動かすことは適度な疲労感を覚えるため、心身を安定させるためにも役立ちます。
家でゲームばかりしている状態は運動不足を招き、本当に動けなくなる状態を招くことがあります。
無理をして運動をする必要はありませんが、ウォーキングをしたり買い物に行ったりする程度の活動は必要です。
ただ不登校の状態にありながら頻繁に外出していると、周りにはよい印象を与えません。
学校側からも単にサボっているだけと思われてしまう可能性があるので注意してください。
自宅にトレッドミルなどのトレーニングマシンがあれば、適度に身体を動かすことができます。
とにかく注意したいのは、家にして何もしないという状況です。
人間は何もしない状態が継続すると、次第に無気力になっていきます。
そうした状態になると回復に時間がかかりますので、動けないからと甘えすぎるのはよくありません。親も子供を甘やかせすぎないように注意し、自分のことは自分でするように促しましょう。
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