こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

新年明けましておめでとうございます。

2022年、今年こそは我が子の不登校を大きく改善させたい!!

こんなふうに真摯にお子さんの不登校の改善を願っている親御様のために不登校を解決するたった1つのポイントをお伝えします。

 

不登校を解決するたった1つのポイントとは、何なのか?

それはもちろん親御様のお子さんへのホンモノ共感です。

親御様がお子さんにホンモノ共感できるようになれば、不登校は必ず改善します。

このホンモノ共感を身につけるために、私が最近ご指導させていただいている重要なポイントがあります。

この重要なポイントとは、親御様がお子さんの話を聞いて、どこに意識を持っていくかを感じとる、考えるというところです。

 

例えば、こんな親子の会話を聞いて、あなたはどう思いますか?

お子さん「学校に行かなければ行けないけど、他の高校生が駅にいるのが怖い。」

お母さん「そんなこと言っていたら、学校いけないじゃない。気にしないようにできないの?それがムリなら、高校生が駅にいない時間なら、行けるの?それとも車で送ろうか?」

 

このお母さんの言葉は、どれも思いっきり意識の向け方がずれています。

こんな意識の向け方をしていては、不登校は改善しません。

では、親御様はどこに意識を向けるべきなんでしょうか?

 

もう1つ、別の親子の実際の会話はどうでしょうか?

お子さん「そろそろ美容室に行って髪切りたいけど、行くのが嫌だ。人と話したくない。」

お母さん「じゃあ、話さずにスマホをみせて、この髪型にしてって言ったら。説明するのって、めんどくさいよね。」

 

この会話は一見、何もおかしくないように見えるかもしれません。

ところが、これも親御様の意識を向ける方向がずれています。

あなたはこのずれがわかりますか?

 

1つ目の例で重要なポイントは、親御様はお子さんが怖がることを回避する方向に意識を向けてはいけないということです。

「他の高校生がいたら、なぜ怖いのか?何がどのように怖いのか?」

親御様はお子さんの怖いと感じているところを深く、理解しようというところに意識を向けなければいけないのです。

 

・高校生がいないときに電車にのればいい

・車で送ってあげればいい

これはお子さんのためを思った、よい解決策に思えるかもしれません。

しかし、実際は全く解決策になっていないのです。

この話をすればするほど、お子さんの対人不安は悪化していくでしょう。

 

もう1つの例は、どうでしょうか?

「なぜ、お子さんは美容師さんと話すのが怖いのか?」

あなたはお子さんが怖がっていることを想像できますか?

もし想像できないなら、何をどう怖いのか考えてみてください。

 

親御様はお子さんが怖いと感じている、マイナスの気持ちに意識を向けるのです。

お子さんに対して、親御様が解決策はいくら提案しても解決になりません。

今までこれをお読みの皆さんが全く目を向けずに封印してきたお子さんのマイナスの気持ち、マイナスの情緒を確実にキャッチして、ここに関心を示しながら共感していくのです。

 

お子さんのマイナスの気持ちに意識を向けて、共感することできると、短期のうちにお子さんはガラリと変わり、再登校の行動を起こし始めます。

これは今まで不登校の相談を1400件以上、受けてきた経験からも、不登校の改善効果をお約束できます。

そしてこの方法は、親御様が意識さえすれば、今この瞬間からできます。

ぜひ今年一年、お子さんのマイナスの気持ちに意識を向けて、共感をしてみてください。

 

大事なことなので、もう一度、お伝えします。

ほとんどの親御様は意識を向けるべき方向がずれています。だから共感になりませんし、不登校は改善しません。

このずれをきちんと修正して、お子さんのマイナスの気持ちに意識を向けて、共感することができれば、必ず不登校は改善に向かいます。

 

ホンモノ共感クイズ「遅刻ギリギリ」

年末年始のお忙しい時間にもかかわらず、前回のクイズに10名の方からご回答いただきました。ありがとうございます。

いろんな意見が集まり、大変すばらしいです。それぞれとてもよいご意見だと思います。

特にみーやママさんとソノさんは相反する内容ですが、両方ともありだと私は思います。

 

もし僕が対応するのであれば、基本的にはソノさんに似たような対応をすると思います。

子供が構ってほしいというタイプであれば、他の方のお声を取り入れて、みーやママさんのような対応になるかもしれません。

 

ここで最も重要なポイントは、子供の状態を親がフラットに受け止める器をもっていることです。

あなたはどうでしょうか。ぜひ一度、振り返って考えてみてください。

 

ホンモノ共感クイズ「美容室」

あなたの不登校の娘さんがこんなふうに言い出しました。

「久々に美容室に行きたい。髪を短くしてみたい。でもなんか不安・・・美容師さんと話をしたくないなあ。」

あなたならどんなホンモノ共感の言葉をかけますか?

 

ここで重要なことを再度、お伝えします。

親御様からの提案は厳禁です。もちろん解決策も厳禁ですし、親御様ご自身の体験や経験も厳禁です。

解決も提案もせず、自分の話もせず、純粋でクリーンなホンモノ共感を考えて、1/10(月)18時まで回答をブログにコメントしてください。

 

今年こそ、ホンモノ共感を身につけて、ハッピーな1年にしましょう。

来週1/12(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉をお伝えしますので、ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。