こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。
今年に入って早くも2ヶ月が過ぎましたが、お子さんの不登校の状況はどうでしょうか?
日々が過ぎるのが早く、そういった中で忙しさに紛れて、なかなかうまくいかないなあと思うことやホンモノ共感で子供の変化に手応えを感じたこともあったかと思います。
実際、私が長期で開催している魔法ことばベーシック講座の受講生はホンモノ共感に取り組み続けているので、お子さんがじんわりとですが、確実に変わっていっています。
今日も受講生の親御様からこんな嬉しいご報告をいただきました。
「1月末から子供が学校に行き出しました。校長先生から、『校長室においで。』と声をかけられ、そこから毎日、校長室に行くようになりました。
校長先生の部屋は校長先生がいないことが多く、子供1人で居心地がいいようです。
2月の初めは2時間が学校にいられる限界でしたが、それも徐々に長くなり、給食を食べて、下校時間まで学校にいて、家に帰ってくることが増えました。
まだ教室には入れていませんが、いずれ入れるかもしれないという期待があります。ホンモノ共感に取り組んできてから数ヶ月たって、子供が変わってきたことを嬉しく思います。」
別の親御様から次のようなご報告をいただきました。
「ホンモノ共感に取り組み初めて、1年ぐらいがたち、娘は安定に通信制高校に週4日通っています。友達もできて、人間関係がぐんと広がりました。
勉強に対する完璧主義もほぼなくなり、不登校だった頃のブランクがある、苦手な英語にも取り組み始めています。
友人と遊ぶ機会も増えました。いろんな面で娘が前向きに積極的に動き出し、親としては安心し、とてもうれしいです。」
また別の親御様からはこんなご報告がありました。
「ホンモノ共感に取り組み始めて1年以上経ってから、子供たちが着実に変わりました。講座の受講前は長男、次男ともに不登校でしたが、今は2人とも安定に学校に通っています。
長男の方は専門学校でもう就職活動の時期になりました。次男は通信制高校で1年生として、週3日安定に通っています。
親としては2人のことに全く心配がなくなったのがとても嬉しいです。自分のことを自分で考えて、前に進んでいける子供たちをみて、頼もしく感じています。」
また別の親御様からもこんなご報告をいただきました。
「長男が昨年5月にさみだれ登校になった後に不登校になったことで、講座を受講し、ホンモノ共感を学び始めました。
共感を初めてから、徐々に長男が積極的に動き出しました。そのうち適用教室に片道2時間かけて登校し出しました。最初は週2日程度でしたが、今では毎日行くようになりました。
友達もたくさんできて、子供は『この学校に通って本当によかった。僕は幸せ、楽しくて仕方がない。』と毎日のように言って、楽しく通学しています。
習い事や自分の特技も邁進して、自分の好きなことを極めているという感じです。それを応援したいと思えるし、長男なら今は大丈夫と思えています。」
これらは最近、私がお聞きした親御様たちの声の一部です。
こんなふうにホンモノ共感というのは、漢方薬のように徐々に徐々に効果を発揮し始めます。
親御様が真剣にホンモノ共感に取り組めば、人によって個人差はありますが、数ヶ月から1年以内に子供が学校や外の世界にむかって動き始めます。
不登校を100%解決するホンモノ共感の4つの重要なポイントとは?
子供にホンモノ共感をしていく上で重要なポイントが4つあります。
1. 親御様が不安にならないこと、イライラしたり、怒ったりしないこと
2. 親御様が思考の先読みをしないこと、言われていないことを先読みしたり、先回りして物事をお膳立てをしないこと
3. 親御様が役に立とうとせずに、ただただ純粋に子供の情緒に寄り添い続けること
4. 親御様ご自身のイライラや不安を含めて、情緒が揺れ動いたりすることを防ぐこと
これらはホンモノ共感の基本となる重要なポイントです。
これらが愛着理論でいう、親が子供の安全基地になるということです。
親御様が子供にとって、安心安全な基地であり、いつもこの基地に戻ってくれば、安心安全という暖かい燃料を受け取れることがとても大事です。
なぜならば、暖かい燃料があるからこそ、子供は飛行機のように空に向かって羽ばたくことができるのです。
これが子供が学校や外の世界に向かって、自発的に動き出していく愛着の基本原理です。この根幹の基盤となるものが、親御様のホンモノ共感なのです。
この愛着理論は心理学では広く知られていますが、一般にはあまり知られていません。ですが知ってしまえば、理屈としては、とてもシンプルで簡単なことです。
子供は基地に帰ってきて、安心安全という心の燃料を補給してもらってこそ、また空に向かって羽ばたいて、飛び立つことができるのです。そのためにホンモノ共感が最適なのです。
多くの親御様のうれしいご報告を聴いてから、私はますます愛着理論の正しさを強く実感しています。
そんな中でブログやメルマガの読者から、毎日のようにこんなご相談やご要望もいただいています。
「不登校の子供と日々接していく中で、どのように接し方を変えていけばいいのか?」
「こんな場合、どんな言葉がけをすればいいですか?」
「ホンモノ共感を身につけて、自分を変えるために具体的に自分はどうすればいいのか?」
こんなふうに不登校で悩まれている親御様のために、今、着実に成果を上げているホンモノ共感を学んでいただき、お子さんの不登校を100%解決していく、そんな機会を提供するための特別な企画を行うことにしました。
私と二人のトレーナーでのトリオで、皆さんを強力にホンモノ共感の世界へと導き、お子さんが実際に変わっていくのを目の当たりにできるように企画の詳細について、具体的な内容とスケジュールを検討しています。
決まり次第、このブログやメルマガでお伝えしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
ホンモノ共感クイズ「死にたい」
前回のホンモノ共感クイズに4名の方からご回答いただきました。ありがとうございます。4名の方は皆さん、とても深く共感されていて、読んでいて好ましく思いました。
むくさん
共感から始まり、具体的な深掘りの質問をされて、子供の「バカにされる。恥ずかしい。」という思いをよく汲み取っていますね。すばらしいです。
マイタケさん
「共感した後、黙って一緒にいる。」これもいいですね。私もただただひたすら聴いて一緒にいるということを心がけます。
心の中で全力で共感することもとても素晴らしいと思います。背中をさすってあげるのもとてもいいですね。
とくさん
共感と質問をうまく組み合わせて、とても良いと思いました。最後の「お母さんは、いつでもあなたの味方だよ。」というのもとてもいいですね。
実は不登校の子は「社会が怖い。」と思うことがしばしばあります。
それは今まで共感が足りていなかったことを考えると当たり前のことであり、おかしいことではないのです。この点に着目しているとくさんの言葉はすばらしいです。
はるかさん
共感から始まり、「役に立たない人間が必要ない。」というところにうまく到達なさっていますね。
そこからお母さん自身が今までの接し方を変えていこうとなさって、「世の中で役に立とうと立つまいと、あなたは私の大切な子ども。ここにいてくれるだけでいいんだよ。」という無条件の愛の言葉を付け加えておられます。ここもすばらしいです。
今回の4名の方からいただいた回答はいずれもすばらしく、文句のつけようもありません。
みなさんもこの4名の方の回答を参考になさって、お子さんが万が一、「死にたい。」と口走ったときはこのように共感と質問をしてみてください。
どれも正解ですが、私個人的にはマイタケさんのやり方が私自身はやりやすいかなと思っています。
ホンモノ共感クイズ「ほめる」
あなたのお子さんは最近、学校に行き始めました。基本的に勉強はしませんが、たまに家で勉強しているときもあります。
勉強している姿をみると、あなたは「えらいね。」といつも言ってしまっていました。
そんな中であなたは、ふとこんなふうに考えました。
「えらいと言っていいのだろうか?何か他にいい言い方はないだろうか?」
この場合、お子さんにどのような言葉で、勉強する気持ちに共感するのがいいでしょうか?
お子さんは親御様に勉強していることに気づいてもらえ、ほめてもらえると嬉しそうにしているという前提で、あなたが考えるホンモノ共感の言葉がけを3/6(月)16:00までにブログにコメントしてください。
来週3/8(水)に私が考えるホンモノ共感の言葉がけをお伝えしますので、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。