こんにちは不登校セラピーと子供自信協会の新井てるかずです。

「本当は子供が好きじゃない。実は結婚する気も、子供を産む気もなかった。」

私が深くカウンセリングをしていくと、こんなお母さんたちの本音を聞くことが、ときどきあります。

そして、子供が不登校になって、お母さんはこんな風に感じていらっしゃるんです。「やっぱり、こんな私が育てたからだろうな。」

 

なぜ、こんなことが起きてしまうのか?

今の不登校の子供の親御様の世代は、祖父母から、まともな共感や愛情を受けていない方がほとんどです。

「そもそも結婚する気もないし、結婚したとしても、子供なんか絶対にいらない。」

こんな風に思っていたのに、できちゃった婚だったり、旦那に頼まれたり、嫁ぎ先から跡取りを望まれたり、いずれにしても、まともな子供の愛し方がわからないまま、子供を産み、育てている方が実は多いのが現状です。

 

私がカウンセリングで、お聞きした方の中には、こんな風に言われる方もいます。

「子供は可愛いというのが、感覚的にわからなかった。存在が可愛いのではなく、容姿が可愛いのがその意味だと思っていた。だから子供を可愛がるのは、可愛い服を着せることだと思っていた。」

 

こんな風に子供のお母さんは、まるで愛されずに育って、共感など一度もされたことがないので、まともに子供を愛することができなかったんです。

だから子供が不登校になった時は、これは自分の育て方の問題だとすぐにわかったそうです。

この感覚は、実は大きな問題をはらんでいます。

 

「子供が好きじゃない。本当はいらなかった」この感覚がもたらす影響とは?

親御様の側に、「子供が好きじゃないとか。本当はいらなかった。」という感覚がどこかに残っているため、たとえ再登校したとしても、子供にどこか不安定な部分が残ってしまっているのです。

もしくは不登校の解決そのものに壁があることも多いです。

 

では、この壁はどこから来ているのか?

それは祖父母から愛されなかったという、親御様の自信のなさからきています。

根底には、愛されなかった自分の価値が低く、好きになれない。こういった感覚があるはずです。

これが子供に対して、全力投球で共感することには妨げとなります。

 

もし、あなたがこの問題で悩んでいらっしゃるのであれば、次のように考えてみてください。

1.祖父母は自分を愛してはくれなかったが、そんなことで私の存在価値は変わらない。

2.愛し方が分からなければ、ホンモノ共感を身につければ大丈夫。

3.存在価値はちゃんとあり、何も悪いことをやっているわけではない。だから反省はせず、これから変化していけばいい。

 

親御様自身が、愛されずに育った心の穴というのはかなり大きなものです。

もし、こういったことではとても自分では心の穴を修復できないと感じられたら、その修復のお役に立てる教材の詳細を12/18(水)のメルマガで案内します。

 

実は不登校解決率100%の魔法ことばベーシック講座の募集は終了し、次の開催は未定です。

だから、何らかの形で親御様の現状の解決に役立てていただけるような教材をずっと準備してきて、やっとご案内できるようになりました。

来週には教材の概要をもう少し詳しくお伝えできるので、ぜひそれをお待ちください。

 

情緒と機能クイズ「めんどくさい」

前回のクイズに5名の方から回答をいただきました。

この「めんどくさい」ですが、皆さんがお子さんの立場に置き換わってみたらどうでしょうか?

皆さんが「めんどくさい」と感じたとしたら、その裏にある思いはどんなものでしょうか?

 

・起きるのがめんどくさい

・着替えるのがめんどくさい

・ご飯を食べるのがめんどくさい

・学校へ行くのがめんどくさい

 

こういう風に考えると、感覚的に分かりやすいかと思います。

「めんどくさい」という言葉は、おっくうでやりたくない。それをやれる自信がないという意味です。

 

ほとんどの親御様は、お子さんの口から「めんどくさい」という言葉を聞くと、「甘えている。怠けている。弱い。」と感じ、叱咤激励しようとします。

その親御様の感じ方こそが、子供の「めんどくさい」をうむのです。

 

「めんどくさい」の本当の意味は、「いくらやっても、何を頑張っても、親がいい顔をしない。親を心地よくさせることができない。その自信がない。」これが本当の意味です。

 

「めんどくさい」という言葉をお子さんの口からなくすのであれば、親御様はお子さんのどんなことに対しても、常に笑顔で共感し続けなければなりません。

 

「めんどくさい」がお子さんの口から消えない場合、お子さんに向かって、笑顔でない場面が必ずあるはずです。

どんなことが思いあたりますか?

 

だから、ホンモノ共感としては、例えばこんなものがあります。

「お母さんに色々言っても、どうせわかってもらえないし、嫌な顔されるから、めんどくさいって思っちゃうのかな。」

 

これはいかように変化させていただいても構いませんが、根本的にはこんな内容になります。

もしあなたのお子さんの口から「めんどくさい」という言葉が出てきたら、この言葉をかけてみてください。

 

情緒と機能クイズ「子供が全く動かない。」

娘さんがよく理由なく、不機嫌な顔をしています。

そしてある時、娘さんが部屋のど真ん中を占拠してしまいました。

他の家族にとって、テレビが見えなかったり、通行の邪魔だったりしています。

 

そこで、丁寧に動いてくれるよう頼みますが、全く娘さんは動こうとしません。

ここで娘さんの情緒を推測してみてください。

そして、あなただったら、どんな言葉を娘さんにかけますか?

 

情緒面から考えて、あなたの答えを12/2(月) 12:00までにブログにコメントしてください。

来週12/4(水)に私が考える情緒面をお伝えします。

 

ぜひ、この機会を活用して、不登校の改善に役立ててくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。